こんにちは。好きなことでゆるく働き、都心ミニマルライフを楽しむもふもふです。
2、3年前あたりから、ペットシッター業界で謎の富裕層向けサービスが頻繁に登場するようになりました。
ただ、なんだかうまくいっていないみたいなんですよね…。
あなたも、もしやたらに「ワンランク上の」を連呼するサービスに出会ったら、ちょっとだけ立ち止まってみてもらいたいです。
今回は、「ワンランク上のサービスと言われたら、自分にとって適正かどうか?を大切にしよう。」についてお伝えします。
富裕層向けペットシッターサービスが増えた
コロナ禍で、動物業界が好調市場に転じました。(そのぶん、後から飼育放棄も増えたけど。)
そんななか、私の本業であるペットシッターの業界では、
大手っぽい会社による、富裕層向けペットシッターサービス
が、次から次へと生まれるという光景を目にしました。
料金は、なんと私のサービスの4倍以上!
ものすごい強気な価格設定だった。
そして、それらの会社が謳う文句は、決まって「ワンランク上のサービス」でした。
「ワンランク上の」ってよく聞くけど、その内容とは?
何がワンランク上なのか?私のところでも取り入れられることがあるか?(あったら真似したい。)
と、しばらく観察していたのですが、結論として、
「ワンランク上の」は中身がスカスカだけど料金を高くしたい時に、うやむやに使われるワード
であることが多い、ということがわかりました。(注:あくまで個人の印象です。)
中身スカスカの事業であった
実際に私がキャパオーバーでお断りしたお客様が、こちらのワンランク上のペットシッターを頼んでみたそうです。
その後、また「ここと同じ料金を払うから、なんとかもふちゃんに頼めないか?」とご相談がありました。
話を聞くと、どうやらこういう形態のサービスだったようです。
- 接客は、とても丁寧
- 服装は、清潔感ある制服
- 使用する道具類は、先進的
- ただし、シッターの経験が浅い
ちなみに、来てくれるシッターさんは、なぜか全員綺麗な女性の方だったそうです。(来る人は毎回違う。)
要は、ガワは美しく整えられているものの、お客様が最も重要視している
本質的な部分への満足度
が満たされなかったようです。
- 動物危機管理力
- 動物との接し方
- 真心あるお世話
お客様がお金を払いたい部分ってこういう点なんだな。と、私も改めて認識しました。
こういう謎の業者がどんどん生まれる現象って、ペットシッターに限らず、その市場がバブルになると、ほんとーーーーによく見る光景なんですよ。
都心は特に、登場しては消えるサイクルが早い!
本質的でないサービスは、富裕層は確実に見抜く
このサイトを最近改めて見てみたら、あっさり消えていました。撤退したようです。
まあ、そうなるよね。
結局、市場がバブルになったことで、資本のある会社が富裕層向けビジネスを試してみたということですね。
ただ、私の知る富裕層のお客さまは、みなさん馬鹿じゃありません。
むしろ「無駄なサービスにはお金を払わない」という確固たる姿勢があるからこそ、富裕層になっているのです。
この手のサービスを利用したお客さまは2組しか知りませんが、特に大きなトラブルがあったわけでもないのに、両名ともにかなりお怒りでした。
料金とサービスの質が、到底見合わない!と怒っていたよ。
やはり、富裕層だからという理由だけで足元を見てくるサービスのあり方が、許せなかったのではないでしょうか。
この件で学んだこと:自分がお金持ちになっても、本質を見る側でいるべし
そのため、この件で学んだことは、自分の事業のあり方ではなく、実は自分が消費者だったら?という視点です。
もし自分側にお金があったとしても、私はこの富裕層のお客さまのように、これらを見極める目を常に持っていたいなと思いました。
- 本質的なサービスかどうか
- 足元を見られた価格設定でないか
- そのサービスにその価格を支払う価値はあるか
お金があっても、こういう視点がなければ、この世の悪者にどんどん搾取されてしまいます。
私はどんなに欲しいものがあったとしても、こういった
自分にとって適正かどうか?
の視点を常に持っていよう、と改めて思ったのでした。
まとめ
以上、「ワンランク上のサービスと言われたら、自分にとって適正かどうか?を大切にしよう。」についてお伝えしました。
相場の3、4倍の料金にするのであれば、やはりそれに見合った対価(サービスの質・希少価値・競合との差別化など)を提供せねばなりません。
そうしないと、たとえバブル市場であったとしても、顧客が離れてしまうどころか敵意すら持たれてしまうんだなあ。
自分の事業では、市場の好調不調かかわらず、自分が思う適正料金のまま、今まで通り誠実に働くのみです♪
【関連】私が自分の事業で、料金値上げをした時の考え方です。