【正社員を辞めて何がしたいの?】30代社畜の回答:相棒の夕方再放送を観る。

サイドFIRE

こんにちは。好きなことでゆるく働き、都心ミニマルライフを楽しむもふもふです。

先日、こんな投稿をしました。

正社員を辞めて何がしたいの?という、部長面談があった。

昼に起き、レトルトカレーとか食べる。パジャマのまま酎ハイを開け、愛犬とゴロゴロ。夕方に相棒の再放送とか観る。夜にゲーム再開、朝までゾンビ倒しまくる。

をまとめて「やりたいことがあります!」とキラキラワードにした。嘘じゃない。

自分のだめ人間っぷりを拡散いただき、嬉しいやら恥ずかしいやら…。

怖いのが、あれから10年経っているにもかかわらず、いまだこんなダメな感じで生きているってことですね〜。

今回は、「人生に意味などなくていい!本人が楽しいなら、全て正解。」についてお伝えします。

上昇志向社会に疲弊していた30代

何度かお伝えしたことがありますが、私は広告業界で猛烈に働く30代女性でした。

当時、私のまわりには才能あるクリエイティブディレクターや、「広告づくりが楽しくて仕方がない」という、熱意あふれる人だらけ。

そんななか、私はなぜか広告で人を動かすということにそこまで興味がもてず、ただ高年収と有名企業の看板にすがっている感じでした。

そして、そんな底辺熱意にも関わらず、「成長しない人材は価値がない」という職場だったわけです。

すでに息切れしていた自分には、これがまじで、最もきつかった!

停滞が許されない会社員、心底きつかった

その会社は高年収を約束するかわりに、会社の求める成長曲線に沿えない人から脱落していくシステムでした。

今は違う社風みたいだけど、当時は停滞=悪だった。

ただ、プライドを早々に捨てていた私は、この仕組みにギリギリくらいついたことで、そこそこの経営スキルを獲得しました。

私がいま楽に個人で事業ができているのは、間違いなくこの時代のおかげです。

そのため、この社畜時代が自分にとって無駄だった、と言いたいわけではありません。

ただ、30代前半になった時に、「今、自分は不幸なのだ」と気づいたんですよね。

どんなに言い訳したところで、不幸だった

収入は十分すぎるほどいただいていたし、人気のクリエイティブ職種。

OB訪問で、学生さんにキラキラした目で「憧れです!」と言われるような日々でした。

だからこそ自分もしばらく気づかないふりをしていたのですが、当時の自分は幸せの対極にいました。

周りから見てどんなに恵まれた環境でも、好条件を並べて自分をごまかしても、シンプルに不幸だったのです。

それを初めて受け入れた時はきつかったけれど、一方で、心底ほっとしたのを覚えています。

ただ無駄な時間を過ごしたかった

疲労でもうろうとしながら分刻みスケジュールをこなし、深夜4時までやっている飲み屋を徘徊し、ブランド品に散財する日々。

ふと我に返った時に、「こんな先の見えない日々がいつまで続くんだろう、一生このままなのかな。」と思うと、とても孤独でした。

そして、その先行きの見えない孤独感がぐつぐつ煮詰まった結果、

もう何もいらないから、とにかくダラダラと無駄な時間だけを過ごしたい

という願望が、猛烈な勢いで湧き上がったのでした。

実際に相棒の再放送を観たとき、感動した

冒頭の投稿の話どおりなのですが、会社を辞めて

昼に起きてダラダラし、夕方に相棒の再放送を観たとき

の感動といったら、言葉では表せませんね〜。

夕方に昔のドラマが毎日再放送されているのは知っていたのですが、自分には10年ほど無縁だったので…。

相棒やら科捜研の女やらをぼーっと観る時間、最高だった。

そして、朝までゲーム三昧という無職暮らしに一瞬でなじんだ自分を振り返り、

ああ自分は本来こっち側の人間だったよな。

と、ひとりで納得しました。

そんな暮らしが今でも続いていますが、この日々に罪悪感を感じたことは一瞬たりともありません。

生産性など一切なくとも、私は楽しく暮らせる人種のようです。

人生に意味などなくてもいいのです。

本人が幸せなら、本当にそれだけでいいんですよ。

まとめ

以上、「人生に意味などなくていい!本人が楽しいなら、全て正解。」についてお伝えしました。

私はいま、じぶん的に大正解な日々を送っています。

ただし!こんなダラダラする暮らしに必要なのは、やっぱり多少のお金ですよね。

細く長く積立を続けるだけでこんな場所に来れたので、長期投資って偉大だなあと思います。

気になる方はぜひ10年前に私が始めたように、小さな暮らし×長期投資にも挑戦してみてくださいね。

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