【バケットリストの落とし穴】自己実現に取り憑かれたくない、と思った話。

ミニマルライフ

こんにちは。好きなことでゆるく働き、都心ミニマルライフを楽しむもふもふです。

先日、知り合い何人かと話していて、

やりたいこと100個書き出した。今後の人生はこれらをやっていくのだ!

と意気込んでいる人を見ました。

その時に、私はなぜか彼女が発する空気から、不穏さを受け取ったんですよね。

その後、「ああ、この違和感は、彼女が自分を騙していたからなんだな。」と気づきました。

今回は、「自分は自己実現に取り憑かれたら不幸せになりそう、と思った話。」についてお伝えします。

彼女はバケットリストの作成に熱心だった

ここ数年は、自己実現系の本を見ると必ずといっていいほど書いてある、バケットリスト。

死ぬまでに叶えたい100のことを考えるという、有名な手法です。

冒頭の彼女はこれをやったらしく、その話を熱心にしていました。

要は「人生は短いから、私はやりたいことを全部やるのだ!」ということです。

彼女がバケットリストの素晴らしさ(?)を語っていたのですが、私が気になったのはその内容ではなく、彼女の雰囲気でした。

私が不穏さを感じた、彼女の雰囲気

私が不穏さを感じた、彼女の雰囲気とはこういうものです。

目はキラキラというより、ギラギラ。

無理に高揚している、独特の口調。

言語化が難しいのですが、私はこの不穏な特徴を、けっこう色々な場所で見たことがあります。

それは、

自己実現に取り憑かれ、本質を見失っている人

に共通する特徴なのでありました。

自己啓発系に魅入られる人の特徴

彼女は本人いわく、「自分は何の取り柄もなく、何も考えず真面目に生きてきた」タイプだそうです。

これは私の経験則で、決して万人に当てはまる法則ではないのですが。

コンプレックス持ち、かつ、それまでの人生にアソビがなかった方は、自己啓発系に魅入られる場面が多い気がします。

ここで問題なのは、経験が追いつかず、手法に依存してしまう場合があるということ。

彼女も本質を見失い、手法に依存し、ガワを埋める(今回なら100個夢を出し、達成する)ことが目的になってしまっていたようでした。

つまり、彼女を見ていて、私のぼんやりとした違和感はこれでした。

それ、本当にやりたいこと?なんか焦ってない?

彼女のやりたいこと例

もちろん100個もあるので、彼女のやりたいことは実際に多く含まれているでしょう。

ただ、私はなんとなく彼女が、

これらを全部やったら、私は生まれ変われるんだ。だから頑張って達成しなきゃ!

といった、もはや手法に依存している人に見えました。

そういう時は、多くの場合、特にやりたくないことも含まれています。

つまり、「なんか他人から見たら称賛されそう」という事柄まで、無意識に「自分が本当にやりたいこと」に脳内変換されているのです。

自分で自分を騙している場合は、自分でもなかなか気づきにくいので、やっかいなんですよね。

無意識に自分を騙すと、幸せから遠ざかりそう

結局、私は彼女には、その場では何も言いませんでした。

うまく言語化できなかったし、まずはやってみたらいいと思ったので。

ただ、あとから振り返って、

無意識に自分を騙すと、むしろ幸せから遠ざかりそう

とも思ったんですよね。

バケットリストは、良いツールだけど

私は、バケットリストとは、自分の願望の可視化をする良いツールだと思います。

ただ、やはり前提として

ツールに過度に期待しない・依存しない

という姿勢が大事なのかなと思います。

私は目標達成派より、ゆるく楽しむ派

バケットリストのなかから「今年はこれやってみようっと♪」という温度感なら楽しいと思います。

しかし、「頑張って達成!!」となった瞬間に、アスリートのように向き合わねばなりません。

あくまで私の場合ですが、やりたいこと100個やる人生にしなきゃ!と思い込むよりも、

まあ何に繋がるかわからないけど、目標はゆるく楽しんでみるか

というノリでいた方が幸せに生きられそうだな、と思ったのでした。

まとめ

以上、「自分は自己実現に取り憑かれたら不幸せになりそう、と思った話。」についてお伝えしました。

私の結論としては、「目標はゆるく楽しむ程度がちょうどいい」でした。

もちろん、私は目標を達成する感覚が好き、という方々もすばらしいと思っています。

話に登場した彼女も、もしかしたら目標を達成する状態こそが「自分、成長している!」と幸せに思えるのかもしれませんしね。

ただ、あなたがもし自分で作った目標に焦ることがあれば、ゆるーく楽しむ(未達成でも全然いい)という視点も意識してみてくださいね。

目標とは楽しく付き合っていこう♪

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