こんにちは。好きなことでゆるく働き、都心ミニマルライフを楽しむもふもふです。
先日、お義母さんとふたりでランチをしてきました。
もしかしたら珍しい話なのかもしれませんが、私は夫のお母さんが大好きです。
その理由は、何やらいつも楽しそうだから。
今回も、お蕎麦をすすりながら、
私は人生がずっと楽しい。50代も60代も楽しいし、70代になっても今が一番楽しいのよ。
と、にこにこ言い切っていて、そのタフさにしびれました。
今回は、「70代の先輩を眺めて、私も今が一番楽しいと言い続けていたいと思った話。」についてお伝えします。
私の幸運は、人に恵まれていること
私の人生の幸運は、人に恵まれていること。
なぜか人とのご縁だけは昔から恵まれていて、人間関係に悩んだこともありません。(忘れているだけかもしれないけど、少なくとも思い出せないレベル。)
夫のお母さんもその恵まれたご縁のひとつで、彼女自身がとても魅力的な人なんですよね。
今回はお義母さんから声をかけてもらって、私が出向こうとしたところ、わざわざ電車で1時間半かけて彼女から来てくれました。
暑いなか、ありがたいなあ。
帰りにはたくさんのお土産(野菜や明太子)をいただき、さらにスタバに寄ってコーヒー豆を「お土産に!もふちゃん、好きなの選んで。」とプレゼントいただきました。
なぜ、こんな無遠慮な嫁にいつも優しくしてくれるのか…謎は深まるばかりです。
友達に話すと「あなたが将来の介護要員になる(かもしれない)からじゃない?」と言われたことがありますが、その手の「見返りを求めて行動する人」でもないんですよね〜。
元教師の観察眼が面白い
お義母さんはずっと小学校の先生をしていて、数年前に完全退職しました。
そのため、現代の子ども事情とか、職員室事情などに熟知しているのですが、その現場の話がいちいち面白い。
たとえば、こういうの。
- ネグレクト家庭では、給食が生命線。夏休み中の飢えは、深刻。
- 東京の小学校では、教室内の経済格差もどんどん拡大している。
- 精神安定剤などの薬を、子に常用させる親が増えている。
- 若手教員の休職が、10年前の比ではないくらい増えている。
彼女はそんな現場を40年以上見続け、子どもたちと向き合ってきたのです。
彼女独自の観察眼とか、きつい時期の話とか、人生の後輩として参考になることばかり。
そして何より、彼女自身が健やかでタフなんですよね。
フルタイム共働き+3人の子育てをやりきったお義母さん
まず、担任クラスをもちながら、共働きで3人の子どもを育てあげるというのが、当時では異例だったのではないでしょうか?
話を聞くかぎり、きつい時期もあったようなので、「どうやってその時期を乗り切ったんですか?」と聞いてみたところ、
人生きつい時は、流れに身を委ねる。そうしているうちに、案外なんとかなるものよ。
と笑っていました。
ちなみに、お義母さんが最もきつかった時期は、今の私と同じ40代前半だったそうです。
やりたい業務に挙手をしたことがきっかけで、同僚から嫉妬による意地悪(いじめ?)をされたそうな。
睡眠時間を削って業務に邁進したいけれど、取り巻く環境には敵だらけ。
同僚の彼ら(注:教員です)に目の前でビリビリ自分の教材を破かれた時は、「ここで病んでなるものか」と思ったとのこと。
いやーしびれますね。(教員が教材を破くという陰湿さ含めて。)
人生ずっと楽しいと言い切れるのが、すごい
おそらく40年の教員人生では、親からのクレームやら世間からの風当たりやら、色々あったと思います。
ただ、話を聞く限り、お義母さんが子どもや教職という仕事のことを、心から好きなのが伝わります。
今でも大人になった教え子や後輩の教員が訪ねてくるようだし、お手紙ももらうそうです。
さらに、退職したあともこうやって言えるのって、すごくないですか?
私は人生がずっと楽しい。50代も60代も楽しいし、70代になっても今が一番楽しいのよ。
こんな人と家族になるという幸運なご縁は、なかなかないような気がします。
私の未来の目標そのままを生きている人が、目の前にいる。
にこにこお蕎麦をすする人生先輩を眺めながら、私も「今が一番楽しい」と言い続けていたいな、としみじみ思ったのでした。
まとめ
以上、「70代の先輩を眺めて、私も今が一番楽しいと言い続けていたいと思った話。」についてお伝えしました。
話を聞く限り、教員って労働時間含め、まだまだ過酷な職場環境なんだなあ。
年齢問わず、教鞭をとられる方を心から尊敬しています。
そういえば私も一時期教員を目指していたのですが、教育実習で「この職場は、確実に自分には無理だ。」と悟って、あっさり諦めました。
お義母さんは仕事が楽しかったと言っていたので、やはり人それぞれ波長の合う場所、合わない場所があるんだろうなと思います。
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