こんにちは。好きなことでゆるく働き、都心ミニマルライフを楽しむもふもふです。
皆さん、「視座」という言葉を聞いたことがありますか?
前職で管理職だった私は、メンバー育成をする立場だった際に
視座が高い人は、成長スピードが早く、成功率も高い
ということを知りました。
この視点を頭に入れておいて、損をすることはありません。
特に会社内で自分が不平等だと思う方や、いつか独立して何かしらの個人事業を行いたい方にとっては、絶対に必要な視点です。
今回はこの考え方をご紹介します。
視座とは
視座とは、物事を見るうえでの立場や目線の高さのことを言います。
これだけだと、なんのことか全く意味がわかりませんね。
私の場合は、新人の頃によく上司から「あなたは視座が低い。もっと経営者視点を身につけなさい」みたいなことを言われました。
とはいえ、その当時は目の前の業務をこなすのに必死で、イチ平社員視点でしか物事を捉えられなかったんですよね。
そのことがよくわかったのは、自分が管理者となってから。
管理者となって知ったこと
自分がチームのリーダーになった時、偶然にも視座の高いメンバーが揃いました。
彼らは多分、学生時代の成功体験などから、もともと視座の高い子たちだったのだと思います。
「もし自分が責任者だったら、このプロジェクトの負はこう変える」
「もし自分が社長だったら、この判断はしない。代替案はこれ。」
彼らは、ただの平社員なのに、常に自分たちがそのプロジェクトや組織を主体的に動かしていると仮定した話の仕方をしました。
その頃の私は目の前の業務をこなすことに目が行きがちだったので、彼らのこの視座の高い物事の見方には大きな学びがありました。
彼らは、全員が圧倒的な我ごと感を持っていました。
そのため、相乗効果でチームがうまく回り、任されたプロジェクトも大成功しました。
この件については、こちらの記事にまとめています。
視座が低い人たちとの出会い
その後、私が転職し、派遣社員として働いたときのこと。
今度は逆に、視座が低いとはこういうことかと思う場面がありました。
同じ派遣社員同士でランチに行ったときに、彼らが正社員への不満を爆発させていたのです。
「私たちは同じ歳の正社員○○さんと全く同じ仕事をしているのに、派遣というだけで給料は半分。やってらんないよね」という内容でした。
私は単純に、ああ、この人たちには見えていないんだなと思いました。
もちろん、不遇なことにその通りの時もあります。
ただ、私の経験上、大半は派遣社員に振れない業務は、100%正社員が遂行しているため、給与に差があるということも多くあります。
少なくとも、この時はそうでした。
同じに見える仕事でも、視座が違う
同じような仕事をしていても、正社員と派遣社員で視座が違うということはよくあります。
揶揄されていたその正社員は、少なくとも派遣社員と同じ業務範囲ではありませんでした。
派遣社員と同じように目の前の業務を行うと同時に、高い視座でそれ以外の範囲の業務を遂行していました。
それは、現場業務にあたる派遣社員からはなかなか見えにくい、組織横断の業務だったりします。
たとえば、他部署との連携、社内への根回し、勉強会、人材育成研修、組織戦略の策定訓練、予算調整、など多岐にわたります。そのほかにも部署内にトラブルがあれば、誰より我ごと感を持って対処していました。
会社側は、視座の高さも見据えて採用し、他の契約形態より高い給与を与えています。
なぜなら、それらの人材は成長スピードが早いし、会社の未来には必要不可欠だからです。
どんな立場でも視座は身につけられる
「自分は正社員じゃないから、もう視座の高さって身につかないのでは?」と思われる方がいたら、それは違います。
私が見る限り、派遣社員をはじめとするあらゆる契約形態の中にも視座の高い方々はたくさんいました。
彼らと、愚痴を言っていた派遣社員との違いは、ズバリ
- 観察眼
- ギブの精神
です。
優秀なアルバイトの話
たとえば、前職でも周囲から信頼されていたアルバイトの方がいました。
彼女は正社員の多岐にわたる業務を想像し、彼らがうまく立ち回るためのサポートがとても上手でした。
具体的には、その正社員でなくても回りそうな仕事は「私がやりましょうか?」と巻き取っていったのです。
多分そのアルバイトさんは、自分なりに職場を観察し、常に組織の全体最適を考えていたのだと思います。
そして、自分のキャパシティもコントロールしつつ「何か自分にできることはないか」のギブの精神を持ち続けていました。
そういう方は、どこにいっても評価されますし、副業などの個人事業でもうまく行きます。
視座を身につける方法3つ
もし今「自分はあの人より給料が低いのか…」と落ち込む方がいたら、思考をこう変えてみてください。
- 「正社員(もしくは上司)は、自分からは見えない仕事も沢山ある」と想像する。
- 周囲を観察し「自分にできること」を探してやってみる。
- 「自分が責任者ならどうする?」と思考する癖をつける。
すると、今まで見えなかったものが少しずつ見えてきますよ。
特に3. はその先に独立するとしたら必ず必要な視点ですし、そうでなくとも、仕事人として幼い思考から脱却するチャンスです。
自分が責任者となる視点が大切
私は前職で新人の頃から
- 職場では、自分がこの組織の部長だったら、と思って動きなさい。
- お客様の前では、自分が会社の社長だったら、と思って会話しなさい。
と言われました。
振り返ると今の自分の事業では、この頃の訓練がかなり役に立っています。
「誰かに正解を教えてもらえる」といったように視座が低いままだったら、きっとどこかでうまくいかなかっただろうな、となんとなく思っています。
きっとこのブログ運営にも言えることだよね。自分で試行錯誤してみるよ。
私がかつて一緒に働いていた子たちや前述のアルバイトさんのように、視座を上げる訓練はきっと何歳からでもどんな場所でもできますよ。
まとめ
以上、観察眼とギブの精神で、視座の高さを身につけよう!という私の学びをご紹介しました。
身につけるための具体的な方法は以下です。
- 「正社員(もしくは上司)は、自分からは見えない仕事も沢山ある」と想像する。
- 周囲を観察し「自分にできること」を探してやってみる。
- 「自分が責任者ならどうする?」と思考する癖をつける。
どんな職場でも、どんな事業でも、自分が高い視座を持って周囲にギブし続けることが大事なんですよね。
私もこのことを忘れないよう、高い視座を持って取り組みたいと思います!それでは♪