こんにちは。好きなことでゆるく働き、都心ミニマルライフを楽しむもふもふです。
先日、こんな投稿をしました。
足を踏み入れた動物業界は、やりがい搾取の温床だった。給与低・責任大。ワンマン社長の一声で長時間労働。目を輝かせて入ってきたスタッフが、疲弊して次々消える。
— もふもふ@好きなことでゆるく働く犬|1800万円サイドFIRE (@mof_yuru) July 22, 2025
そんな世界をチラ見して、自分は個人開業にこだわった。好きな仕事だからこそ、働き方と報酬は妥協できないって思ったんだよね。
足を踏み入れた動物業界は、やりがい搾取の温床だった。給与低・責任大。ワンマン社長の一声で長時間労働。目を輝かせて入ってきたスタッフが、疲弊して次々消える。
そんな世界をチラ見して、自分は個人開業にこだわった。好きな仕事だからこそ、働き方と報酬は妥協できないって思ったんだよね。
この投稿の通り、私はこう思っています。
好きな仕事を見つけることより、自分がずっと好きでいるための仕組みの方がずっと重要。
もしあなたが運良く「やってみたいかも?」というお仕事を見つけたら、どうかこの話を思い出してください。
今回は、「好きだから低収入でいい?好きだからこそ、適正報酬は大事なのだ。」についてお伝えします。
ホワイト企業出身者が驚いた、動物業界の一面

私が会社を辞めて、動物業界に足を踏み入れた時、まずその労働環境に驚きました。
今でこそ資本のある会社も増え、業界の福利厚生も整ってきましたが、当時の動物業界は魑魅魍魎の世界だった気がします。
ワンマン社長+スタッフ4-5人みたいな小規模会社も、とても多かった。
さらには、その経営者がモンスター化している場面も、よく見聞きしました。
労働基準法を知らない経営者
これらは、私が知り合いの経営者から、実際に耳にしたことのある言葉の一例です。
- 労働基準法?なにそれ?
- 繁忙期は、寝る時間なくて当然じゃない?
- あの辞めたスタッフ、飲み会であんなに奢ってあげたのに!
わかりますかね?どこから突っ込んでいいかわからないほどの、認識のズレを…。
その経営者たちからは、動物の専門スキルに関しては学べることばかりだったので、今でも感謝しています。
が、もし自分が彼らのスタッフだったら、速攻で離脱していたことでしょう。
経営者が経営者としての勉強を放棄し、知識をアップデートしないことは、私には許し難いことでした。
そして、私がそれよりも到底受け入れられないと思ったのは、その報酬の低さ。
適正報酬ってマジで大事!
動物業界で働く、多くの若いスタッフの給与は、10万円台(ボーナスなし・福利厚生ほぼなし)でした。
それなのに、長時間労働を強いられたり、社長の気まぐれによる無駄な業務が発生したりして、スタッフの方々(私は外からチラ見するだけだったけど)は疲弊していたんですよね。

知り合いの会社のいくつか、全てそんな感じだった。
そういう会社だと、人員の入れ替わりサイクルが早いというのも特徴です。
「動物の仕事がしたい!」と目をキラキラさせる若者が入ってきては、3ヶ月で死んだ目になり、半年〜1年でいなくなるサイクル。
そんな光景を眺めているうちに、私は
せっかく見つけた好きな仕事で、やりがい搾取をされたくない。
と思いました。
自分が個人開業を決めた理由
私の前職はブラックな働き方ではあるものの、大企業のため福利厚生は万全だったし、お給料も十二分にもらえていました。
そのおかげで、私は次の動物業界で見た労働環境のヤバさに気づき、自分の開業時には何かと反面教師にできた気がします。
一方で、労働者側だけでなく、その業界ならではの経営者側の視点も大事。
やはり会社として運営しようとすればするほど、事業固定費が重くのしかかることも事実でした。
固定費に利益が圧迫されると、人材への給与が低くなるのも当然なんですね。
1年ほどそのような業界ならではの負を観察した結果、私はスタッフを雇わない個人開業を選択しました。

おかげで固定費を下げられ、手残り(=所得)の多い仕組みが作れた。
報酬高め・値引きはしなかった
事業運営では色々な考え方があるかと思いますが、私の場合はこのようにしました。
- 報酬は、自分にとっての適正料金にした(相場は無視)
- 広告・営業はしない
- 値引きもしない
つまり、自分にとって気の進まないことは排除し、
自分のサービスに、誇りを持ち続けられる方法のみ
を採用したんですね。
どうやらサービス料金は相場よりかなり高かったようで、「そんなんでうまくいったら苦労しないよ〜。」と同業者にアドバイスを受けたりもしました。
しかし、やはり私は自分の事業価値を小さく見積もると、たとえ経営的に正しかったとしても、自分の心が続かないと思いました。
この時の直感を信じて、本当によかったなと思います。
せっかく見つけた好きなことだからこそ、その気持ちを劣化させたくない。
私が今、幸せに働き続けられるのは、この起点を譲らなかったからだと思います。
まとめ
以上、「好きだから低収入でいい?好きだからこそ、適正報酬は大事なのだ。」についてお伝えしました。
私の結論は、こちらでした。
- せっかく見つけた好きなことだからこそ、その気持ちを劣化させたらもったいない。
- 自分の場合は、「好き」を劣化させないために、個人事業にした。
- うまくいくかわからないけど、適正報酬と理想の働き方は譲らなかった。
もちろん、この考え方は私だけのものであって、事業にはさまざまな戦略と、それぞれの信念があります。
私は「自分が気持ちよく働ける」という料金設定にしましたが、相場や競合マーケティングを重視し、それでうまくいっている同業者さんもいます。
そういう面も含め、個人事業は
自分で全てを決め、推進していく力
が必要なんだろうな。
今後もたくさん迷うことがあると思いますが、面倒くさがらずに自分で決めていこうと思います♪
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