こんにちは。好きなことでゆるく働き、都心ミニマルライフを楽しむもふもふです。
先日、家がコンパクトでよかったという記事を書きました。
これを書いている時に、自分にとっての価値を知る時には
最高ランクと最低ランクを経験する
ってけっこう大事なことなんじゃないかな?と思いました。
今回は、モノやサービスの最高と最低を知ろうということをお伝えします。
我が家は小さな賃貸マンション
現在、私たち夫婦+犬は、東京都心の小さな賃貸マンションで暮らしています。
親や友人からは「東京郊外での広い家に引っ越したら?」と言われるのですが、私たちは広さを求めての引越しはしないと思います。
なぜなら、私たちにはこの広さで十分快適だとわかっているから。
つまり、これ以上のスペースにお金を払っても、幸福度はそこまで変わらないと思うのです。
これは私が仕事で数々の広い豪邸を見てきて、確信していることです。
価値を決めるのはいつだって自分
この世の相場ではなく、自分にとって適正かどうか。
私はこの感覚は、人生を豊かに生きる上でとても重要だと思っています。
そのためには、一度最高級の経験をするというのは、実は大切なことだと思います。
私の最高と最低を知った経験
私の場合は「最高級」と呼ばれる物やサービスは、20代〜30代にかけての散財時代に経験しました。
今振り返るともったいないお金の使い方も多々ありますが、自分にとっての価値を知る機会でもあったと思います。
私の最高ランク体験:インドの5つ星ホテル
たとえば、私はかつて退職金をつぎこんで、1ヶ月間インドで5つ星ホテルを渡り歩いたことがありました。
ここで、私は初めてホテルでの最高級のサービスというものを知りました。
ホテルのスタッフは、若い女性ひとり旅である私にも優しく丁寧に、ゲストへの敬意をもって接してくださいました。
朝は回廊ですれ違うたびにスタッフが「マハラニ(お姫さま)、おはようございます。」と笑顔で声をかけてくれます。
最高級の中身は、おもてなしに対する姿勢
もちろん、室内の美しさ、清潔さ、ベッドの寝心地は言うまでもありません。
(ちなみに私はここでのベッドリネンに魅せられて、その後も同じホワイトの麻のリネンを使い続けています)▶︎タオルやベッドリネンは白のみ。ミニマルライフに欠かせないファブリックの話。
ただ、私がその真髄を感じたのは、スタッフ一人一人の佇まいと心遣いでした。
最高級と言われるホテルは、スタッフにも教育が行き届いているし、心遣いが控えめでスマートなのです。
そしてこちらが潜在的に希望するものは、全て事前に用意されていました。
私は経験したことがないのですが、たぶん日本ならば帝国ホテルがその最高峰と呼ばれているんですよね。
こういうおもてなしの姿勢って粋だな、確かにここにお金を払う価値はあるな、と肌で感じることができました。
私の最低ランク体験:アジアの100円の安宿
そして、私はその対極にある、最低ランクの宿も体験しています。
お金がないけれどとにかく旅をしたかった20代の頃は、バックパッカーとして世界の安宿を渡り歩いていました。
ある時、最低料金の部屋(たしか100円くらい)に泊まってみたところ、鍵が壊れていて、雨漏りがありました。
ドアは棚を移動させて塞いでみたよ。
おまけにたくさんの南京虫と同居…。
廊下からは夜中に男性陣の喧嘩の音が聞こえてきて、その夜はいつドアを蹴破られるかと恐怖で一睡もできませんでした。
自分の必要十分な価値を知る
翌朝、その宿を飛び出し、他の宿を探しました。
ランクを少し上げるだけで、一気に快適になりました。
そこで、私はこのような部屋であれば自分は安眠できる、ということを知りました。
- 鍵がついている
- 雨漏りがない
- ベッドに小さな虫がいない
- お湯がでるシャワー
つまり、最低ランクの宿を知ることで、これらが自分にとって必要十分な価値だと知ることができたのです。
価値の振り幅を知ると、人生が豊かになる
このように最高と最低のランクを経験した今では、「今の暮らしで何が必要十分か」を自分軸で容易に見極めることができます。
私は10年前に生活費を下げるためにも一度最低ランクを経験し、「これは辛い」「これで十分」と自分の心地よいレベルを調整していきました。
そのため今では、もし私一人ならば月12万円で暮らせる自信があります。
▶︎【月12万円の暮らし】私がサイドFIRE目標を1800万円にした理由。
倹約・蓄財も大切ですが、私はモノやサービスの価値の振り幅を知ることも、人生を豊かにするコツだと思っています。
最高級と呼ばれることにお金を使ってみよう
「最高を経験するといっても、高級ホテルなんか泊まれないよ!」という方には、ぜひ一度でいいので経験してほしいことがあります。
それは、最高級といわれるホテルのラウンジを利用したり、モーニングを楽しむこと。
ディナータイムならば数万円してしまうのですが、ラウンジでのティータイムや、モーニングタイムならば、5000円程度。
それで、最高級といわれる空間やサービスを体験することができます。
さらにそれを日常的に利用しているであろう、ゲストの振る舞いも学ぶことができます。
つまり、5000円で最高級と呼ばれる世界に触れることができます。
もちろんその出費も痛いなら、無理せずにね。
もし5000円の価値がいつもの居酒屋さんで使うのと同等ならば、こういう機会も自分の中に蓄積される貴重な経験となります。
モノやサービスの価値の振り幅を知る冒険をしてみましょう。お金は貯めるだけではなく、こういった経験も人生を豊かにするコツですよ。
まとめ
以上、モノやサービスの最高と最低を知ろうということをお伝えしました。
しかし、100円の宿って今もあるのでしょうか?若い頃の勢いがないと、ああいう旅はできませんね。
日本のカプセルホテルやビジネスホテルは神レベルの清潔さだと思うので、今後は国内中心に旅したいなと思います!
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