こんにちは。好きなことでゆるく働き、都心ミニマルライフを楽しむもふもふです。
おすすめに挙がってきたこの動画で、林真理子さんの言葉にハッとすることがありました。
今回は、「そのままでいい・ほどほどでいい風潮でも、自分の欲に忠実でありたいと思った話。」についてお伝えします。
林真理子さんの言葉
私は彼女の小説やエッセイはいくつか読んだことがありますが、どれも面白くて好きです。
特に、女性特有の執念や野心みたいなものを表現し、さらにそれを含めてエンタメとして成立させるのがすばらしい。
最近は日本大学の理事として話題にのぼることが多い林さんですが、私はシンプルに、現代で独特の観察眼と力強さを持つ作家さんだと思っています。
そんな彼女が、現代の若者(彼女から見ると、私も入っているかも?)に対して、こう提言していました。
(現代では)なんでこんなに簡単に自己肯定ばかりし合っているのかな、って思う。
これ、私はけっこうハッとしましたよ。
林さんの言葉を抜粋
まず、多くの人生先輩が老害認定を恐れて飲み込んでおくであろう言葉を、よくぞ発信したなと思いました。
文脈は動画を見ていただきたいのですが、彼女の言葉の抜粋はこちら。
- (現代の若い人たちは)なんでこんなに簡単に自己肯定ばかりし合っているのかな、って思う。
- 若い人が、あまりにも慰め合いすぎているような気がする。
- 大多数の子が「そのままでいいんだよ」とか「ほどほどでいいんだよ」って言い合っているのが、なんかちょっと違うんじゃないのかなって。
若者批判の論調に少々空気がピリッとしたのか、成田さんが「今の若者の気持ちもわかる」的なフォロー(?)を入れていました。
みなさんは、どう思いますか?
私は、今の自分含め、おっしゃる通りだなと思いました。
諦めつつ自己肯定の多い、SNS
基本的に私自身も当てはまるので、タイムラインに似たような属性の投稿が流れてくるのかもしれませんが、最近この手の投稿が多くないですか?
- 目の前の幸せを楽しむ
- 身の丈にあった幸せ
- 収入はそこそこでいい
- 出世とかしたくない
自分も昔は野心まみれだったのに、今はこの風潮がフィットしている。
そこを、林さんは忌憚なく「それで、人生楽しいの?」と、ぶったぎっていたんですねー。
これは年代にもよりますが、けっこう面白い観点だなと思いました。
単純明快な野望も素敵だと思う
私の20代は野心にまみれており(林さんは今でもそうなのかも?)、こう思っていました。
- たくさん稼ぎたい
- 世間に評価されたい
- ブランド品ほしい
私は個人的に、こういう単純明快な願望も大好きなんですよね。
でも今だとこれって、ダサいとされる風潮なのかな?
時代ってアテにならない
林さんの言葉を聞いていて、思ったのは
時代の空気って、とことんあてにならない
ということです。
私の今のゆるい暮らし方も、10年前まではドロップアウト感のある、変わった人がすることとして捉えられていましたが、今では推奨・賞賛する人が多いと感じます。
だからこそ、どんな時代でも「自分はこう生きたいんだ」という欲が、ある程度は必要なのではないでしょうか?
「そのままでいい」「ほどほどでいい」と最初から諦めていたら、当たり前ですが何ひとつとして手に入りませんからね。
私は、やっぱり誰になんと言われようとも、好きなことでゆるく働く暮らしを続けたい。
林さんの忌憚なき言葉を受け止めて、私も自分の欲には忠実でいようと思いました。
まとめ
以上、「そのままでいい・ほどほどでいい風潮でも、自分の欲に忠実でありたいと思った話。」についてお伝えしました。
そういえば林さんが、現代は「全て揃っているのに、なんだか満たされない」という物語が共感されやすい時代とおっしゃっていました。
たしかに、SNSを眺めていてもそんな雰囲気ありますし、私にもそんな時代がありました。
ただ、私はそのような「恵まれているはずなのに、なんだか満たされない状態」には、もう二度となりたくない。
そのため、今後も安定思考(ほどほど・そのままでいい思考)は手放して、自分の欲に忠実に、やりたい放題やる人生でいたいなと思います。
【関連】おふたりの対談、おもしろかったので興味ある方はどうぞ。