【収入vsやりたい仕事】好きなことでゆるく働く私は断然後者と思った話。

好きなことでゆるく働く

こんにちは。好きなことでゆるく働き、都心ミニマルライフを楽しむもふもふです。

先日、船乗りの父に頼まれて、ふるさと納税ができるよう手続きを代行しました。

その中で初めて75歳の父の収入を知り、驚きました。

なんと父の手取りだけで、我が家の共働き夫婦の世帯月収より多かったのです。

働き盛り夫婦よりシニアが稼いでいるとは!

それなのに、今は船乗りという職業が若者には人気がなく、人手不足が深刻とのことなんですよね。

なぜこのようなことが起こるのでしょう?今回は若者には全く人気がない仕事の理由を私なりに考察してみたいと思います。

父は実はお金に困っていなかった

父はずっと遠洋漁業だったので、人生の半分を海の上で暮らすという、漫画のワンピースみたいな暮らしを送っていました。

子どもの頃は、海賊かな?と思っていたよ。

東京に来た時は、日雇い労働者の方々に混じってカプセルホテルに滞在しているようですが、本人的にはそれが最も居心地がよいようです。(多分きれいなビジネスホテルだと浮いて警戒される風貌だからでしょう。)

そんなわけで、私はなんとなく父は貧乏だと思っていましたが、中身はその真逆でした。

  • 厚生年金を受け取っている
  • 家のローン完済
  • 現在の月収は働き盛りの共働き世帯レベル

これを見る限り、もう引退していても良いと思うのですが…。

75歳で年金をもらいながら働く

父は自分がほしいものがあった時(お墓、株など)は今でも数ヶ月海の上にいます。

なんとなく、年金生活者=引退、という図式が私の中にありましたが、考えてみれば仕事を辞める必要はないんですよね。

父のように、バリバリ働きながらも年金をもらったってよいわけです。

なぜ若者は船乗りにならないのか?

父は収入のため以上に、海で働くことが楽しいと思う人。

こういう仕事を職業にできる人は、やっぱり人生幸せだろうなと思います。

しかし、今でも父に仕事が回ってくるのには理由があります。

それは、若い人がやりたがらない仕事だから。

父いわく、若い人は高収入でも船を降りる人が多いとのことです。

一概には言えませんが、父と若い人の違いは一体何なのでしょう?

理由① 肉体労働がきつい

昔は職業の数自体が少なかったわけですが、今はネットビジネスを始め、肉体労働以外の仕事も増えました。

転職も昔に比べて容易なので、仕事を覚えるまでに辞める人も多い。つまり、額に汗して働くことの喜びを実感する機会は、昔の時代に比べて激減しているんですよね。

つまり、日本全体の風潮として、高収入よりも「もっと自由に楽に働きたい」という欲求がだんだんと強くなってきたのではないかなと思います。

その証拠に、私も今は高収入会社員を捨ててゆるく働いていますし、私の兄も船乗りにはならず、肉体労働とは真逆のエンジニアという職種に就いています。

昔は当たり前だった、収入が高くきつい仕事以上に魅力的な仕事がこの世に増えたのかな?と推測します。

理由② 地上と離れる仕事が辛い

さらに、もう一つの大きな理由は「一般社会から隔絶された仕事」という点ではないでしょうか。

遠洋の船乗りは、収入が高い傾向にあります。

陸から離れると危険手当も多いので、当然ですよね。

ただし、高収入の代償となる、

  • 数ヶ月自宅に戻れない
  • 何かあっても逃げ場がない

という点は、私だったら相当なストレスだと思います。

小さな頃に父の船長室を見せてもらったことがあるのですが、まるで牢屋みたいな小さく閉鎖的なスペースだったんですよね(個人の感想です)。この空間に数ヶ月もいるのか、と思うと子どもながらに驚きました。

今でこそ父の船にもWi-Fiがついたようですが、ほんの数年前までは電話も衛星電話しかなかったので、家族とも連絡が取りにくい環境だったと思います。

1年のうち数ヶ月は海の上だなんて、どんなにお金を積まれてもやりたくないという人が多くて当然ですよね。

結論:多くの人は、収入より好きな仕事をとる

私も同じですが、今の時代は選択肢があるぶん、多くの人が高収入より「やりたくない仕事はしない」ということに重きをおいているような気がします。

逆に言えば、もし早々にFIREすることが第一目的ならば、船舶関連の資格を取って数ヶ月海の上で働き、投資に回せば良いのです。

大切なのは、その人が何をほしいのか。どんな生き方がしたいのか。

そういう意味では、もしかすると人がやりたがらない仕事を天職になるまで極め、今も楽しく働父が最強なのではないかな?と思います。

真似はできないけど、尊敬しているよ。

まとめ

以上、「若者には全く人気がない仕事」の理由を考察してみました。

船乗りが恵まれているなと思うのは「人がやりたがらない仕事は高収入」という暗黙ルールが通じること。

業界によっては「不人気かつ低収入」なものが日本にはたくさんありますからね…。

皆さんは、どんな仕事なら高収入と引き換えに頑張れますか?もしくはどんな仕事なら低収入でもやりたいですか?

大切なのは本人が何を価値としているかだと思います。機会があれば想像してみてくださいね♪

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