こんにちは。好きなことでゆるく働き、都心ミニマルライフを楽しむもふもふです。
先日、夫くんがミッドライフ・クライシスに突入した、とお伝えしていました。
ここ1ヶ月でほぼ収束したので、その後の夫くんの様子をお伝えします。
今回は、「夫くんのミッドライフクライシス、その後。」についてお伝えします。
ミッドライフ・クライシスとは:人生の折り返し地点である40~60代の中年期に、自分の人生について問い直したり、アイデンティティの不安を感じたりする心理的危機のことです。日本語では「中年の危機」とも呼ばれます。
ミッドライフ・クライシスのその後
私にも同じような時期がありましたが、運良く好きな仕事が見つかったことで会社を辞めて起業し、この手のストレスからは逃れました。
ただ、夫は基本的に、会社員の働き方が心地いいと感じる人です。
そのため、私と同じルートを辿ることはまずないだろう、とは思っていました。
となると、この2択かな?と予想していたのですが。
- 多くの過労働者と同じように、一度体を壊してどん底についてから、再び立て直すのか?
- それとも、現状維持のまま、彼なりに生き抜く方法を見つけるのか?
結果は、2でした。
会社が嫌で自営業者になった私としては、彼の、
現状維持(会社員を続ける)
という選択が、かなり興味深い事例だと思いましたよ。
早めの通院が功を奏した
今回、彼の最大のナイス行動だったことが、1つあります。
それは、早期にメンタルクリニックを受診したこと。
彼が不眠になりかけたとき、「メンクリへGOだ!」という私のアドバイスに、素直に従ったんですね。
これはもう、表彰状を送りたいくらい、40代男性としては素晴らしい行動だと思います。
彼にとっても、頼れる第三者機関があるということは、本人が想像していた以上に心の安定につながることだったようです。
自分の症状をプロに話せるだけで、ほっとするよね。
このおかげで、鬱症状が出始めてすぐにお薬の服用ができ、通院も短い期間で終了となりました。
診断は、適応障害だった
診断は予想通り、会社の過労環境による「適応障害」でした。
次に、彼のとった行動も素晴らしいと思います。
まず、ひとりで孤独に抱えるのは最も危ないと感じ、同僚にも自己開示をしたそうです。
適応障害についても話したことで、「実は自分も」「過去に同じだった」など、身近な同僚による類似事例を知ったとのこと。
その後、部署異動は可能か?と社内でひそかに情報収集をし、なんと水面下で話をつけていました。
数週間後、正式に病院から診断書をもらって、上司や人事に通し、無事に希望部署へ異動となりました。
この間、1ヶ月半。
鬱症状が悪化する前に、自力でスピード解決させた夫くん、すごすぎます。
異動したその後
異動先では、夫と同じスキルを持つ人材の採用に苦戦していたようで、夫はかなり歓迎されたようでした。
彼の責任範囲も以前とは比べものにならないほど狭まり、明らかに過労から解放されたようです。
帰宅時間が早まり、表情がみるみる明るくなった。
給与に変化なし
で、ここが会社員の怖い点なんですが、前の部署でも今の部署でも、給与は全く変わらないとのこと。
仕事量も責任度も全然違うのに、同じ給与なんですね。
これって、過労で潰れそうな人と、その半分の働きの人でも、報酬が同等ということですよね。
これが会社の仕組みなのだ、と頭では理解していますが、やはり自営業の私には違和感があるなぁ。
結論:さっさと逃げ出して正解。
会社は安定を獲得できるぶん、負の皺寄せが集中する可能性もあるということなのでしょう。
一方で、メンタルヘルスへのケアがきちんと機能し、制度整備もしっかりしている点は、大きめの会社の良い点だと思いました。
あなたは、今ストレスを抱えていませんか?
どんな環境であっても、まずは夫のようにひとりで抱え込むことなく、早めに誰かに相談してほしい。
さらに、誰も味方がいなかったとしても、健康を害するくらいならスタコラ逃げ出していいと思いますよ!
家族には、あなたから「いつでも逃げ出していいよ」と伝えてあげてね。
まとめ
以上、「夫くんのミッドライフクライシス、その後。」についてお伝えしました。
夫が病み期から脱出できた要因は、こちら。
- 早めのメンタルクリニック受診
- 自己開示をし、孤独にならなかった
- 不幸な会社環境から早々に逃げ出した
40代男性の方で、これらが苦手な方も多いのではないでしょうか?
- 自己開示
- メンタルクリニックへの通院
メンタルクリニックって田舎だと近くにないので、都会ならではのハードルの低さもあるかもしれませんが…。
ただ、今回の夫の事例をみても、私の今までの感覚からしても、この2点の初速がやはりかなり重要なキーポイントだったなと思います。
いま過労やパワハラなど、会社環境に苦しんでいる方(特に40代男性)がいたら、何かの参考になれば幸いです。
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