こんにちは。好きなことでゆるく働き、都心ミニマルライフを楽しむもふもふです。
東村アキコさんの漫画「かくかくしかじか」、読んだことある方いらっしゃいますか?
私はこの作品が大好きで、ときどき読み返しています。

2025年に映画化されました。予告を観るかぎりですが、再現度高い!
そのなかで、風変わりな絵の先生の「描け!とにかく描け!」という言葉は、やはり私には常に響きます。
今回は、「量をこなすことが、あなたの資産になる。」についてお伝えします。
しのごの言わずにやる時期が、その後に活きる
このブログでもたびたび紹介していますが、私は
しのごの言わず、全てを飲み込んでやりきる時期
が、以降の人生で、何にも替えられない財産となりました。
ただの根性論と思われがちなのですが、ほんと、この世には単純な反復作業が必要なスキルも山ほどあるんですよ!!!
当時の東村先生も意味がわからないままに、ひたすらデッサンを描かされていたようです。

ちなみにこの主人公の根拠なき自信と、それを叩き割られる場面の数々が、自分を見ているようで恥ずかしい…。
東村アキコ先生の土台は、描くスピードと正確性

その数十年後、何かの番組で実際に東村先生が絵を描くところをみたのですが。
正確に描くスピードが、本当に速かった!
彼女の作品の独特な勢いと、0→1を生み出すクオリティには、こうした
単純な反復作業を土台にした、確固たる基礎技術があるから
なんですね。
量をこなした先にしか見えない世界って、マジでけっこうあります。
でもそれをしない人が大半
「量をこなす」という最も地味で先行きが見えないことって、現代だと特に敬遠されますよね。
たいていはAIが代行できるようになったし、本人の成功体験となるのはずっと先。
その当時に身になる感覚がないので、これをして何になる?と思われるのも当然かと思います。
ただし、実際に自分の手を動かしきった経験のない人は、大きな落とし穴があります。
それは、他の人の「成功した」という結果だけに、目が行きがちになること。
あの人は天才だから、あの人は特別だから、自分とは違う
こう思って、結果が出る前に挫折してしまうんですね。
しのごの言わず、量をこなす大切さ
何が言いたいかというと、やっぱり
「量をこなす」は、何をするにもけっこう重要
だということです。
私の今の仕事はペットシッターでして、前職の広告業界とは畑が違いました。
それでも、私は「まずは案件数をたくさんこなす」ということにこだわりましたよ。
多くの同業者は、事業計画を細やかに立て、会社ロゴをつくり、想いを発信することに時間を使っていたと思います。
それをしたくなるのも、よくわかる。だってその方が、起業した実感があって楽しいから。
しかし私の場合は、それまで量をこなした先に見えることがたくさんあったので、おそらく今回もそうだと思いました。
そのため、最初の1年はペットシッター会社に属して数をこなすこと、負の面を経験をさせてもらうことを重視しました。
この判断は、今振り返るとやっぱり当たっていました。
もし量をこなしていなければ、その後の判断に瞬発力が生まれなかったし、当時のビジネスチャンスを逃していたことが山ほどありました。
意識しなくてもできるくらい、体で覚えているって大事!
何より、社畜時代に鍛えた社会人としての基礎体力が、個人事業をする上でかなり役立ちました。
具体的にいうと、最適な顧客コミュニケーション、請求書やりとりの流れ、法律知識、守秘義務の勘どころなどなど、動物のこと以外の実務についてです。
このへんがかつての経験値の余力でできたので、ビジネスとして楽に軌道に乗ったんじゃないかなと思います。
重要なのは、「意識しなくてもできるくらい、体で覚えている」という状態であること。
先ほどの東村先生のデッサン基礎力と同じく、ここが安定していると瑣末なミスが激減し、自分の脳をより重要なところに割けます。
もしあなたが「何かうまくいかない・苦労している」ということがあったら。
効率性・合理性とは一歩離れて
期間を決めて、とにかく量をこなしてみる
ということも、選択肢のひとつにいかがでしょう?
まとめ
以上、「量をこなすことが、あなたの資産になる。」についてお伝えしました。
私の結論は、こちらでした。
- 単純な反復作業で身につけた基礎技術は、財産
- 意識しなくてもできるくらい、体で覚えていることは価値
- 期間を決めて、とにかく量をこなしてみよう
かくかくしかじか、本当によい作品なので機会があれば読んでみてください。(電子書籍を貼っておきますが、マンガアプリで無料で読めるかも?)
笑えると思ったら不意打ちで胸にくるので、ご覚悟を。
【関連】よろしければこちらもどうぞ。