こんにちは。好きなことでゆるく働き、都心ミニマルライフを楽しむもふもふです。
私はペットシッターのお仕事で接するお客様は、経済的に余裕のある方が多いです。
さらに言うと、私が今まで出会ったことのないような本物の「ザ・富裕層」も多く、私は彼らの素敵なふるまいを少しずつ学ばせてもらっています。
今回はその中でも、誰でも真似できる「心付け」についてご紹介します。
このブログでは資産形成に重きを置いて発信していますが、あくまでお金はツール。貯めるだけではない、素敵な使い方の一つを知っていただければと思います。
ある日の犬同士の喧嘩トラブル
2頭のトイプードルさんのお世話をしていた、ある日のことです。
些細なことから犬同士の喧嘩に発展し、ひとりの歯がもうひとりの肉球に当たって流血してしまいました。
ペットシッターはこういった事故に、冷静に対処する必要があります。止血し、傷の深さを確認、そして飼い主さんに連絡を入れ、提携病院へ連れて行くかどうかの判断を仰ぎました。
幸い血はすぐに止まり、傷もそこまで深くなかったようでした。最初はびっくりして震えていたトイプーちゃんも、15分後にはケロリとした表情で走り回っていたため、飼い主さんと相談し通院はしないこととなりました。
ただし、その子はとても身体の小さなトイプードルちゃんでした。私は、出血量がたいしたことがなくても、念の為しばらく様子を見るべきだと思い、個人的な判断で自分の滞在時間を伸ばしたのです。
もちろん私個人の判断だったので、超過分の料金を請求することはありません。その後飼い主さんが帰宅、トイプーちゃんたちも元気いっぱいである連絡をもらいました。
大事に至らなくてよかった!
後日のお客さまからの心付け
そして後日、同じお宅からまた依頼をいただいて訪問した時のこと。
テーブルの上にお手紙と封筒が置いてありました。封筒の中身は新品のスタバカードでした。
お手紙には「先日は貴重なお時間を使って、あの子たちの様子を見てくださりありがとう。ほんの気持ちです。」と書かれてありました。
日本には良質なサービスに対するチップ文化はありませんが、感謝の気持ちを伝えるという「心付け」があります。
それに近い性質のものだと思うのですが、私にはそのお客さまのとった方法がとても素敵だなと思いました。
こういう時のスタバカードは最強
スタバカードには、たしか3千円程度がチャージされていたと思います。
この方法って、実は相手のことを考えたものすごくスマートな方法です。
というのも、もしこれがお金で置いてあったら、私はなんだかとても受け取りにくいと思うんですよね。
何項目の料金になる?領収書を用意すべき?などと、いろいろ考えて、もしかしたら「自分が勝手に延長滞在してお世話しただけなのに、受け取るわけにはいかない」と思ってしまったかもしれません。
かといって、商品券も1万円などとキリのいい金額でないとちょっと変です。そして、1万円ならあまりに申し訳なくて、やっぱり受け取れません。(その点は、QUOカードのほうが少額から使える場面には適しているような気がします。)
スタバカードをもらって嬉しい理由
あくまでいただいた側の主観なのですが、スタバカードは相手がコーヒー嫌いなどでなければ、最も受け取りやすいギフトだと思いました。
なぜなら、相手へ感謝の気持ちも伝わり、かつ、生々しいやりとりにならないからです。
メッセージとしても「日常のなかでちょっと一息ついてね」みたいな意味合いも持たせられるものだし、商品券などと違っておしゃれな雰囲気も出るし、5千円、1万円などとキリのいい額でなくても自然です。
つまり、自分がもらって初めて「粋でスマートなギフトだな」と思ったんですよね。
同じ場面で真似するように
このお仕事をしていると、同じような場面が他のお客様でも何度かありました。
そして、やはりスタバカード率はけっこう高いのです。きっと皆さん、同じような感覚で、あえてスタバのカードを選んでくださったのではないかと思います。
こういった自分の経験から、私も同じような場面でその方々の真似をするようになりました。
前日キャンセルしてしまった際に
先日、我が家のもふもふさん(犬)の出張トリミングの予約を、前日にキャンセルすることとなってしまいました。
もふもふさんは元保護犬で人を極度に怖がるので、唯一心を許している専任トリマーさんにお願いしています。
当日も我が家まで出張訪問してくださる予定だったのですが、その前日の夜に夫がコロナ濃厚接触者となったらしく、翌日から自宅待機となってしまったのです。
トリマーさんに事情を説明し、キャンセル料をお支払いする旨お伝えすると「全然気にしないでください!」とおっしゃってくださいました。
ううう、申し訳なかったよ…。
ただ、私も同じサービス系個人事業主なので、その方のお気持ちもよくわかります。キャンセル料って実際の場面ではかなり受け取りにくいものなのです。
そこで後日、私がお客様にならったように、数千円分を入れたスタバカードをお渡しすることにしました。こちらの感謝と謝罪の気持ちを重くならずに伝える方法があって、本当によかったです。
まとめ
ちなみに、私の場合、そのトリマーさんが移動多め、かつコーヒー好きということを事前に知っていたためスタバカードにしましたが、コーヒーがそもそも好きではない方だったり、地方などでスタバが身近でない場合は、スタバカードは適さないかもしれませんね。
その際は、やっぱりQUOカードが使いやすいのではないかな?と思います。
ツイッターでなるほど!と思ったコメントで「急な家電故障などのトラブルで業者さんに来ていただいた時のため、QUOカード500円分をポチ袋に入れて常備している」という方がいらっしゃいました。
とても素敵なお心遣いだよね。
お金はただのツール。その使い方に人間性が現れるのかな、と私も素敵なお客様を見て思いました。
私もお金持ちの大切にする「お金の使い方」を、ぜひ見習っていきたいなと思います♪
【関連】よろしければこちらもどうぞ♪