こんにちは。好きなことでゆるく働き、都心ミニマルライフを楽しむもふもふです。
先日このようなツイートをしました。
🐻❄️手に職もないのに、21歳の時にキャバクラでお金を貯めてロンドン移住した。「仕事ないですか?」って大通りを一軒ずつ回って、採用後は英語が話せないぶん猛烈に働いた。ばかみたいだけど、あの頃の無謀な経験って今の事業にすべて活きてる。恥をかくのはあたりまえ!未来を変えるのは行動だけだよ☺️
— もふもふ@好きなことでゆるく働く主婦犬|サイドFIRE (@mof_yuru) August 28, 2022
手に職もないのに、21歳の時にキャバクラでお金を貯めてロンドン移住した。「仕事ないですか?」って大通りを一軒ずつ回って、採用後は英語が話せないぶん猛烈に働いた。ばかみたいだけど、あの頃の無謀な経験って今の事業にすべて活きてる。恥をかくのはあたりまえ!未来を変えるのは行動だけだよ
もふもふ@Twitter
いやあ、テキストにすると改めて、若い頃の自分の猪突猛進さに笑えます。
ただ、「未来を変えるのは自分の行動だけ」というのは本当です。今回はこのことについて、当時のエピソードをご紹介します。
もし今自分の望んでいる暮らしや仕事のことでモヤモヤしている方がいたら、行動こそが未来に繋がるものだと想像できるはず。
どうぞ肩の力を抜いて読んでみてくださいね。※こちらは前編です。
未来に繋がる行動① ロンドンへ移住
私が渡英したきっかけは、私が一人旅で知り合ったポーランド人夫婦が、ロンドン在住だったことでした。
彼らが異国で職を見つけ定住していると聞いて「私もそうしよう」と思ったのです。
実際には、平和な日本人と情勢不安のあるポーランド人とでは、海外移住への深刻度が全く違いました。が、そんなことすら知らなかった私は、海外で道を切り拓くたくましい彼らに憧れを抱いたのです。
しかし、当時は今と同じ円安。お財布からどんどんポンドが消えていく事実に恐怖し、私は現地で慌てて職探しをしたのでした。
すがすがしいほど浅はかだね。
ここまでの経緯については、こちらの記事にまとめています。
未来に繋がる行動② 紅茶専門店で働き始めた
大通りを1軒ずつまわって「仕事ないですか?」と探すことは、当時はそこまで珍しいことではなかった記憶があります。
他国から逃げてきた難民も多かったよ。
ただ、大手チェーン店(マクドナルド等)や有名ホテルは、きちんとした段取りを踏んで面接を受ける必要があるので、英語力のない私は諦めました。
そんなこんなで採用されたお店は、紅茶葉専門店の販売スタッフでした。
なぜ採用してもらえたかはわかりませんでしたが、英語のおぼつかない私は、接客はせず、品出しをしたりレジを打ったりする役割となりました。
店長さんはイギリス人の30代女性で、なんとなく私を「使えないな」と思っている雰囲気でしたが、彼女からすると英語も話せない謎のアジア人なので仕方ありません。
周囲をじっと観察し、自分にできそうなことを少しずつ実行していくしかないのです。
そして、そんなある日、店長の私への評価が180度変わる転機がありました。
未来に繋がる行動③ 早朝4時からの棚卸し
月に一度、早朝6時から物置の在庫チェックと棚卸があり、ある時店長と私が初めての当番となりました。
女性スタッフは、皆この業務を嫌っていました。
なぜなら、業者から届いた重い荷物を持って、店舗3階の物置まで何往復もする、最もキツい業務だからです。
そして、責任者として毎回この業務にあたらなければいけない店長は、いつもキリキリして疲れていた様子でした。店舗の販売成績が良くなかったようで、本社から呼ばれることも度々ありました。
何か自分にできることはないか
私はそれまで戦力になっていないことを店長に申し訳なく感じていたので、何か私にもできることはないかと考えました。
そして、試しにその棚卸の日に、早朝4時に店舗に到着し、作業を6時までに終わらせることにしてみたのです。さらに、物置の在庫が今後より管理しやすくなるよう、並べ方を工夫しました。
6時に到着した店長は、すっかり作業が完了している光景を見て、かなり驚いていました。
未来に繋がる行動④ 店長との初めての会話
すでにやるべき仕事が終わっていたので、労いの言葉とともに、店長が私を早朝のコーヒーショップに連れ出してくれました。
そして、コーヒーを片手に日が昇る様子を眺めながら、初めてふたりきりでじっくり話をしました。
店長は私を採用した理由を、私が聞き取れるようゆっくり説明してくれました。それは以下2点でした。
- 日本人は勤勉で仕事をサボらない、と同僚に聞いていたこと
- 日本語を使えるスタッフが欲しかったこと
採用理由① 日本人は勤勉
私にとっては、ただ自分にできることはないかと思っただけでしたが、どうやら世界的に見るとこの姿勢は珍しいことなのだと知りました。
たしかに同僚のスペイン人は、勤務中にもしょっちゅう携帯で彼氏と会話していました。「それなりに働いて、人生楽しもうよ」という姿勢で、それはそれで微笑ましかったです。
そんななか、自主的に2時間も前に来て、誰もやりたがらない仕事を率先する日本人の女の子に驚くのは当然かもしれません。
「日本人はよく働くと聞いたけど、本当だった。今週はずっと体調が悪かったから本当に助かったわ。ありがとう。」と、店長は私に笑いかけてくれました。
思えば、私が店長の笑顔を見たのは、その時が初めてでした。
採用理由② 日本人観光客の集客
このコーヒーショップでの会話で初めて知ったのですが、2つめの採用理由が私のさらなる転機となりました。
当時、店舗の販売成績が落ちていたのは、観光客を取り込めていなかったことが要因でした。
そこで、当時たくさん購入してくれる日本人観光客を取り込むために、日本語を話せるスタッフを配置したかったのだと、店長が初めて心のうちを明かしてくれました。
そこで私は、次に自分ができることを考え、実行したのです。(▼後編に続きます)