こんにちは。好きなことでゆるく働き、都心ミニマルライフを楽しむもふもふです。
ツイッターで「FIRE卒業」というワードが話題のようです。
そのなかで「低予算でFIREした人たちが、FIRE卒業といって就職している。これってただのFIRE失敗ってことでしょ(笑)」というツイートを目にしました。
コメントもけっこうついていて、要は「見通しが甘いんだよ!ざまあ」という雰囲気でした。
FIRE失敗について、なぜこんなに盛り上がるのか?と私なりに考えてみました。
FIRE失敗とは
NHK番組で「ねほりんぱほりん」という、顔出しナシの人形劇トークショーをご存知でしょうか?
そこでも「ギリギリFIRE」というのがテーマに取り上げられていて、いよいよFIREという言葉が社会に浸透したんだなと思いました。
ツイッターで揶揄されていたのは、こういうギリギリの予算(1000万円など)でFIREしたものの、やっぱり生活が立ち行かなくなったり精神的に苦痛を感じたりして、労働に戻った人たちのことでした。
私としては、自分なりの幸福追求に挑戦した彼らをかっこいいなと思うのですが、全く関係ない人たちから批判されるとは不思議だなと思います。
一度FIREしたら詰みという思い込み
批判する人たちの意見をまとめると
- 見通しが甘い
- 再就職するにしてもブランクが大変だろう
- FIRE卒業って必死に繕ったワードが笑える
といった感じでした。
つまり皆さん、どうやら一度FIREしたら後戻りできないと思っているようなのです。
私からすると「FIREが絶対的幸福」と思い込むのと同じくらい、それまた固定観念にとらわれているのでは?と感じます。
私は、声高に誰かを批判したり揶揄する人たちは、実は「自分の思考が正しい」と承認されたいということなのかなと思っています。
FIREは人生を幸福にする選択肢のひとつ
私は、FIREは人生の目的ではなく、自分を幸せにするための選択肢のひとつだと思います。
だからこそ、FIREしてみて自分の幸せが他で得られると感じたら、その人が違う方向に進むのは全く問題ないと思っています。
「後戻りできない」は、ただの幻想
新しいことを始める時に、私がよく聞く言葉があります。
- 一度FIREしたら後戻りできない
- 一度新卒入社したら後戻りできない
- 一度結婚したら後戻りできない
- 一度起業したら後戻りできない
私も同じで、会社を辞める時には「一度辞めたら同じ条件(年収・企業ブランド)で働くことはもうできないよ」と同僚から心配されました。私自身もそう思った時期もありました。
しかし、実は同じ会社に通勤し続ける期間も、同じように後戻りできないものなんですよね。
そして、別の道を模索する前進は、いつでも誰にでもできます。
FIRE、就職、結婚、起業。
全てに言えることですが、失敗したとしてもそこから新たな道に進むことができるんですよ。
結論:FIREに失敗したっていい
一度FIREしたとしても、その後の方向転換はいくらでもできます。
どうしても同じような暮らしに戻りたいと思うなら、FIREに向けた情熱と同じ情熱で、そこに向けて新たな挑戦をすればいいだけの話です。
私が人生で最も恐ろしく感じることは、やらなかったことを後悔すること。
そして、他人の失敗を「ほら見たことか」と嘲笑する側ではなく、挑戦したこと自体を称賛する側でいたいと思います。
何より、私も誰に笑われたとしても、自分が幸せになれる道を右往左往してでも探す人間でありたいなと思っています。
まとめ
以上、FIRE失敗について、なぜこんなに盛り上がるのか?と私なりに考えてみたことでした。
もしあなたが誰かを批判したくなる時は、それは「自分の思考を周囲に認めてもらいたい」という、自分の問題です。
特にSNSでは要注意。正義中毒にならず「相手は相手。自分は自分」と一呼吸おきましょう。
【関連】私が大切にしているSNS運用ルールはこちらです。