こんにちは。好きなことでゆるく働き、都心ミニマルライフを楽しむもふもふです。
父からある日突然、高級神戸牛が届きました。
木箱にビビりながら、オープンしてみると…
まごうことなき、高級肉でした。
な、なにごと?!
今回は、「健康と天職を手にしている人は、何歳になっても人生を楽しめる勝者」ということについてお伝えします。
父は、現役の漁師
昔の記事でご紹介したことがありますが、私の父は漁師です。
体が頑丈なのか、これといった病気はなく、75歳を過ぎてもまだ働いています。
遠洋船のため普段はどこにいるのかわからないのですが、今は神戸の方の港にいると連絡が来ました。
「おう、コーベニク送った!受けとってけろ!」(注:父は訛りがすごい)
どうやら神戸牛の存在を知り、お世話になっている人や家族に送りまくっているようでした。
思いつきの贈答は、父の性分
この突然の贈答自体はいつものことで、母が「また手当たり次第送っているらしいよ」と呆れています。
今回はたまたま牛肉ということで大変嬉しいのですが、父は自分が贈りたいものを贈るため、その多くは謎の木彫りの置物やら民芸品などが届きます。
自由すぎるセレクト!
贈る相手がいる幸せ
娘の私にも、父の思考回路はイマイチわかりません。
ただ、自分が何かを贈りたいと思った時に贈る相手がいるというのは、きっと幸せなことなのでしょう。
さらに、父のことだから、きっと何の見返りも求めず、ただ相手に喜んでもらいたいんだろうなぁ。
そう思うと、父の人生はとにかくシンプルだと思います。
謎の木彫り民芸品は、正直要らないけど…。
そして、何よりすごいのはやはり、思い立った時にそういうことができる財力ですよね。
貧乏だと思っていたら、めちゃ稼いでいた父
父は、現在76歳。
本来は引退し、年金生活者となる歳だと思いますが、彼の状況は異なります。
- 現役で働いている
- 他の人がやりたがらない長期業務
- 希少な免許を持っている
- 年金ももらっている
つまり、彼はたまたま業界でレア人材のようで、驚くほどの高年収になっているようでした。
私は長い間、勝手に父は貧乏だと思いこんでいたのですが、昨年父のふるさと納税を代行する中で、この事実が発覚しました。
いやあ、人は見かけによらないものですね。
いつも鞄代わりのビニール袋を下げて、東京では最安のカプセルホテルに泊まっているのに。
何よりすごいのは、父は海の仕事が心から好きだということです。
お金の使い方が面白い
年金でも十分暮らしていける父にとっては、仕事はもはやライフワーク。
そして、こういう贈答イベントも、彼にとってはエンターテインメントなのだと思います。
自分で稼いだお金を、人を喜ばせるために、自由に使う。
やっぱり健康と天職を手にしている人って、人生が圧倒的に楽しそうなんですよね。
木箱に入った輝かしいお肉を眺め、私も一生父みたいな働き方をしたいなあ、と思ったのでした。
まとめ
以上、「健康と天職を手にしている人は、何歳になっても人生を楽しめる勝者」についてお伝えしました。
もちろん、父がお金持ち♪などと自慢する気持ちは一切ありません。
私が強く言いたいのは、父がお金があってもなくても楽しく生きていける人だということです。
先日は、駅前に落ちていた広告のうちわ(?)を拾って、「こりゃ便利だべ!」と当たり前のように使っていました。
この人は貧乏でもお金持ちでも、きっと何も変わらず生きていけるだろうな、と思います。(母は呆れていますが。)
私はそういう父の背中を見て育ったので、自分もそこに近づけるよう精進します。
【関連】父を育てたおばあちゃんもかっこよかった!という話。