こんにちは。好きなことでゆるく働き、都心ミニマルライフを楽しむもふもふです。
あまり邦画を観ない私なのですが、最近Netflixで良質作品に当たることが多く、
日本映画、傑作ばかりじゃないか!
と感嘆しております。
今回は、「日本映画、傑作ばかりじゃないか!「あのこは貴族」が良かったよ」についてお伝えします。
日本映画は苦手だったわたくし
なぜ私が邦画を食わず嫌いしていたかというと、100万回観たような作品ばかりだったから。
- ツンデレ王子×平凡女子
- ヒロインが薄命
- 人気漫画の実写
- 貞子的ホラー
- カイジ系ハラハラ
予算が少なく失敗できないのもわかるけど、20年前からヒット作品の類似モノしか出てこない…。
というわけでしばらく遠ざかっていたのですが、最近いくつか観ると、上質作品ばかりでした!!
最近観た日本映画
最近私が観た日本映画は、こちらです。
梅切らぬバカは、塚地さんと加賀まりこさんの演技がとにかく素晴らしく、心が温かくなりました。
ミッシングについては、子どもが失踪した後の日常を題材にしたこと自体がすごい。
また、石原さとみさんの全てをかけた演技も、すばらしいと思いました。
おそらく今年の賞は、彼女が総なめでしょう。
が、子どものいない私でさえしんどかったので、子育て中の方は観られないかも。
このような「ちょっと観るのに勇気いる」という映画については、また後日くわしく紹介します。
あのこは貴族
今回は、私がずっと気になっていた「あのこは貴族」という邦画の話をしますね。
こちらもずっと話題になっていただけあって、やはりすばらしい作品でした。
あらすじ:
東京に生まれ、箱入り娘として何不自由なく成長し、「結婚=幸せ」と信じて疑わない華子。20代後半になり、結婚を考えていた恋人に振られ、初めて人生の岐路に立たされる。あらゆる手立てを使い、お相手探しに奔走した結果、ハンサムで良家の生まれである弁護士・幸一郎と出会う。幸一郎との結婚が決まり、順風満帆に思えたのだが…。
一方、東京で働く美紀は富山生まれ。猛勉強の末に名門大学に入学し上京したが、学費が続かず、夜の世界で働くも中退。仕事にやりがいを感じているわけでもなく、都会にしがみつく意味を見いだせずにいた。幸一郎との大学の同期生であったことで、同じ東京で暮らしながら、別世界に生きる華子と出会うことになる。
2人の人生が交錯した時、それぞれに思いもよらない世界が拓けていく―。
門脇麦さん演じる華子は、生粋のお嬢様ですが、チャーミングかつ品があり馬鹿ではありません。
私が知る限りですが、慶應義塾大学や松濤界隈のお嬢様のまあまあリアルな世界を、淡々と描写していると思いました。
ただ、もちろん私自身はそんな世界で生まれ育っていないので、もう一人の美紀(演じるのは水原希子さん)に感情移入しまくりでしたよ。
東京に住む地方出身女子の解像度がとても高く、自分が通ってきた道だと感じ、愛しく思いました。
年齢性別関係なく、静かに染み込む映画
タイトルから都会や女性の格差問題かと思わせつつ、それは完全なミスリード。
人はどんな世界にいたとしても、育った環境に縛られること。
そこから自由に自分の足で踏み出すことの尊さが、丁寧に描写されていました。
東京に住む地方出身女子ならば、共感する点も多いんじゃないかな?
最も心に残ったのは、この場面
私が最も心に残ったのは、お嬢様の華子が、庶民の美紀の自宅を訪れたときに、ゆっくり部屋を眺めた場面。
そこで華子が、つぶやいた一言がこちら。
「ここ落ち着きます」
(美紀)「狭い家の方が落ち着くよね」
「そうじゃなくて」
「ここにあるものは全部美紀さんのものだから。」
上流階級ゆえの不自由さに疲れはて、自分がなくなりそうな華子の静かな一言に、この映画の全てが詰まっていると思いました。
やっぱり自分の人生を、自分で選択できる権利があるって、本当に尊いことなんですよね。
私も今の自由な生き方を大切にしよう、と改めて思ったのでした。
「あのこは貴族」は、Netflixだと10月26日に配信終了のようなので、気になる方はぜひ観てみてください♪
まとめ
以上、「日本映画、傑作ばかりじゃないか!「あのこは貴族」が良かったよ」についてお伝えしました。
こんなに素晴らしい作品群を、月数百円のサブスクで観られてしまうなんて、よいのでしょうか?
現代は、お金をかけなくても十分日常を楽しめるのが、個人的には不思議でなりません。
我が家は時代に逆行して(?)大画面4Kテレビを導入したので、映画も心から楽しめます。
ちなみに、私が次に観たい日本映画は、こちらです。
- あんのこと
- ラストマイル
SNSや友人からの評判がすこぶるよかったので、配信を待ちたいと思います。
みなさんが最近観て面白かったドラマや映画があったら、ぜひ教えてくださいね。
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