こんにちは。好きなことでゆるく働き、都心ミニマルライフを楽しむもふもふです。
私がこの世の悪だと思っているのは、わかりやすい悪ではなく、こういう人・現象です。
- 自分の正義だけが正しいと信じる人
- 自分の感覚だけを信じて他人を攻撃する現象

陰謀論を熱心に布教してくる人、怖いです。
今回は、「自分の正義を押し付けないために、公のガイドラインを判断軸にしよう。」についてお伝えします。
自分の正義を押し付けたくない

私が最も恐れているのは、自分の正義感の押し付けで、人を傷つけることです。
だから情報リテラシーを高めようと努力するし、このブログでもマイクロアグレッションにはけっこう注意して綴っているつもりです。
それでも時に見落としている点もあったり、失敗して反省することもあります。
それくらい、自分が正しいと思うことが、無意識に害をなす可能性ってあるんですよね。
ガイドラインは重視している
自分の仕事であるペットシッターでは、
自分の正義をお客さまに押し付ける事態
は最も回避したいところです。
なぜなら、動物との暮らし方には、家族のぶんだけ正解があるからです。
たとえば、猫ちゃんをお留守番させて友人宅に泊まるのを「普通」ととる人もいれば「虐待」と思う人もいます。
あなたはどうですか?「1晩くらいならOK」だとしたら、丸1日の外出は?2泊旅行は?3日家を空けるのは?
動物愛護の歴史は日本はまだまだ浅いので、この線引きでさえ、実は人によって全然違うんですよ。

自動フィーダーの有無や猫さんの性格によっても、判断が変わるかもね。
一週間、猫ちゃん独りのお留守番
会社員時代、同僚が話していた内容に、心から驚いたことがあります。
一週間の旅行でも、愛猫をひとりでお留守番させている。
フードや飲み水は腐らないのか?トイレはどうしているのか?猫さんの精神状態は?などなど、私が心配に思うポイントはたくさんありました。

大丈夫なの?と聞いたら、うちの子は独りが好きだから、平気なの♪と誇らしげだった。
その時は「都会では、それが普通なのか?」と迷って、結局それ以上何も言えなかったんですよね。
正直、今でも思い出すたびに、チクチク後悔していることです。
今ならもう少しヒアリングして、実は動物虐待にあたる可能性を、それとなく伝えたと思います。
私が当時何も言えなかったのは、公の基準かわからなかったからでした。
感覚に頼ると、独善的になること
このエピソードは、私がペットシッターを職業とした時や動物保護活動をする時の原点となりました。
- どこまでを飼い主さんを尊重し、どこからプロとして主張すべきか?
- どこからが動物虐待となり、どこから保護対象として動くべきか?
この線引きは個人の感覚に頼ると、自分の正義を押し付ける危険があるんですね。
では、ペットシッターとして、独善的にならないためにどうしたらよいのか?
私の回答は、行政のガイドラインに頼るです。
公のガイドラインを判断軸とする
お客さまに物申す必要があるとき、私が頼るのは自分の感覚ではありません。
常に福祉保健局や環境省など、日本の行政がつくったガイドラインです。
たとえば「虐待にあたるか」レベルを判断する時には、これが基準となる例の一部。
出典:「動物の適正な飼養管理方法等について(参考資料)」環境省 自然環境局 総務課 動物愛護管理室
- 動物に必要な量の飲水を常に与えること
- 飲水の容器は常に清潔に保ち、定期的に交換・洗浄すること
つまり、お皿の飲み水が何日も交換されないならば、虐待にあたります。

そんな飼い主さんは見たことないですがね。
結論:正義の押し付けにならぬよう、公式情報を大切にしよう
今回は動物の話を例にだしましたが、これは全てにいえること。
自分の感覚だけを盲信し、他人を攻撃する現象は、現代にはとても多いように感じます。
普段直感で動いている私でさえ、プロとしてお客さまに何かを伝える時は、公的機関のガイドラインを確認しています。
それもこれも、感情にのまれて正義の押し付けをしたくないから。
また、他人の間違いや無知を感情的に責めたてる人がいますが(特に動物好き界隈はすごい気がする)、それだとただヘイトが生まれるだけ。
私は責めるのではなく寄り添い、ときに気づきを促すプロでいたい。
そして、自分にも間違いがあったら、柔軟に軌道修正する人でありたいです。
この考え方は、どんな人の日常にも当てはまることではないでしょうか?
まとめ
以上、「自分の正義を押し付けないために、公のガイドラインを判断軸にしよう。」についてお伝えしました。
私の結論は、こちらでした。
- 自分の正義を人に押し付けたら損するよ
- 人に何かを伝える時は、行政などのガイドラインを頼ろう
- 自分の感覚のみで他人を攻撃するのはやめようね
動物に関しては、本当にまだまだ発展途上というか、「当たり前のルール」が時代によってどんどん変わっている印象です。
そんななかで私も正義の押し付け人間にならぬよう、発信の仕方や知識は常にアップデートしていきたいと思います。
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