こんにちは。好きなことでゆるく働き、都心ミニマルライフを楽しむもふもふです。
私が小さな頃、おばあちゃんが私のふくふした耳たぶを見て
「この子は一生お金に苦労することないね。」
と笑っていたそうです。
福耳ってやつだね。
現在40代ですが、実際どうだったかな?と振り返ると、キャベツともやしが主食の貧乏時代もあったけど、自分自身は貧困と思ったことはありません。
今回は、「学びを味方につけて、貧困ループを回避する備えをしよう。」についてお伝えします。
私の家系はまあまあ貧乏
代々わたしの家は、
- 父方がシングルマザーの海女さん
- 母方が小さな農家
という、決して裕福ではない家系です。
皆健康で、よく働く人たちだけどね。
父は漁師ですが、不漁の年や不景気による減船(リストラ)があったりして、安定とはいえない仕事でした。
母も農業の厳しさを知っているので、私にはもっと楽で安定した会社員や公務員あたりに落ち着いてほしいと思っていたようです。
そして、私自身も一時期は高校教諭を目指していたのですが…
まあ、封建的・閉鎖的な職場がとにかく合わず、その道には進みませんでした。
安定より、やりたいことを選択した私
結局、私は安定よりその時々でやりたいことを優先し、サバイバル精神が養われる暮らしに突入しました。
肉体労働といわれることもいくつか経験したのですが、なかでも以下の二つの経験を通じて、学びがありましたよ。
- キャバクラ→信念がないと散財するし、年齢によって価値が目減りするのがつらい。
- スープ屋さん→朝から晩まで働いて寝るだけの暮らしは、なかなかきつい。
スープ屋さんとは、20代の私がロンドンにいた頃の就労先のひとつです。
たしか友人に人手が足りないと言われて、紅茶葉専門店の仕事もしながら手伝っていました。
日本ならSoup Stock Tokyoみたいなお店、といえばわかりやすいでしょうか?
ウクライナ人の女の子と、フランス人の男の子と、お店に好きな音楽をかけたりして、楽しく働いていました。
スープ屋さんのアルバイトで、経済格差を知った
スープ屋さんでは、オフィス街でひたすらスープをテイクアウト用カップに注いで、セットになるパンを切る係でした。
ずっと立ち仕事をしてクタクタになるので、帰ったら寝るだけ。
休日もお金がなかったため、公園で寝転んで読書するだけでした。
それはそれで楽しかった。
若く、スキルのない私にとっては仕事があるだけでありがたかったのですが、実際のところは薄給の単純労働ですよね。
ザ・ブルーカラーの暮らしにどっぷり浸かった私は、「この、帰って寝るだけの暮らしが、もし一生続いたらしんどいかも?」とは思いました。
客である会社員が輝いて見えた
一方、お客さんでスープ店に立ち寄る会社員の方々は、
- ピシッと仕立ての良いスーツを着て
- ハンズフリーで電話会議をしながら
- 出勤前に朝食をテイクアウト
するような人たちでした。
たしか金融街で、証券会社の人が多かった。
正直、私のお給料では、スープ1杯1000円は高すぎでした。(まかないで食費が浮いて助かったけど。)
それを毎朝あたりまえにテイクアウトして、立派なオフィスに出社するロンドンワーカーたち。
私は特に、美しいハイヒールをコツコツならして歩く素敵な女性を毎日眺め、カウンターの向こう側から「かっこいいなあ」と思っていました。
そして、そんな彼らを見ているうちに、自分もそちら側に行きたいと思ったのでした。
自分の力であの経済力を獲得したいと思った
つまり、当時20代だった私がキャバクラやスープ屋さんを通じて、
体が資本のライスワークではなく、もっと自分の力を試したい
と感じたのだと思います。
もちろん、夜の世界もそんなに単純ではありませんし、どちらかというと自分の力を試せる世界ですよね。
ただ、年齢によって価値が目減りする市場なので、長く続けるのはさらなるスキルや魅力が必要です。
私には、その才能も根性もなかったというだけです。
最終的に1年遅れで大学に復学したのち、私はハードな働き方で知られる会社に就職しました。
健康+教育があれば、貧困には陥らない
私が言いたいのは、自分で考える力があり、健康ならば、貧困には陥らないということです。
たとえ貧乏であっても、夢があったり、それに向かう行動力があれば、貧困ではないんですね。
本当の貧困とは、未来を望む力すらもぎ取られること
だと私は思っています。
私の場合、まともな教育があったし、親に暴力を振るわれたこともありません。
安全な環境であたりまえに教育を受けてきたので、それだけで恵まれているというのは事実だと思います。
なので、私は「貧困は自己責任」という意見には、大きく反対です。
もちろんそういう人もいますが、そうでない人への想像ができなくなる人間にはなりたくないのです。
教育は自分自身に、いつからでも与えられる
貧困ループから抜け出すため、そして今後陥らないために、今すぐできることは、やっぱり教育です。
親や社会から与えられるほかに、教育は自分が自分自身に与えることもできるんですよ。
わかりやすいのは、書籍を読むこと。
図書館にいけば、無料読み放題!
私自身はビジネス書などはあまり読まないのですが、それでも図書館で「NISA」の解説初心者本を1冊読んで、少額ながら真似してみたことが、人生の転機となりました。
(↑記憶があやふやですが、たしか読んだのはこちらの前バージョンだったと思う。)
通帳残高380円から始めた資産形成でしたが、10年で1800万円が貯まりましたよ。
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長期投資は、貧困を防ぐ確実な武器となる
私は長期投資というものを学び、貧困を回避するためのひとつの武器を身につけた感覚があります。
このように、どんな状況からでも貧困に陥らないように備えはじめることは、誰にでもできます。
もし今まであまり環境に恵まれていなかったなと思う方がいたら、
ぜひ教育を自分自身に与えてあげてください。
SNSで学びの多そうな人をフォローするだけでもいい!
綺麗事に聞こえますが、これは事実です。
自分の未来は自分で変えられますよ。
まとめ
以上、「学びを味方につけて、貧困ループを回避する備えをしよう。」についてお伝えしました。
トー横界隈の子たちが今話題になっていますが、やはり毒親って存在しますからね。
逃げるために、その暮らしを選ぶしかなかった子たちだっています。
彼らがどうやって新たな武器を身につけることができるのか、私にも簡単には答えを出せません。
ただ、少なくともそういう事象に、「自己責任」という悲しいワードで分断するような考えは持ちたくないと思います。
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