こんにちは。好きなことでゆるく働き、都心ミニマルライフを楽しむもふもふです。
ペットシッターとして、1年で最も気持ちの良い季節がやってきました。
新芽の美しさ、たくさんの生き物の匂い、頬を撫でる風、穏やかな太陽の光。
好きな仕事をすると日々どのような喜びがあるか、私の場合を綴ってみたいと思います。
今回は、「好きなことで働くということ。ペットシッター業歴10年強の私の場合。」についてお伝えします。
人と動物との間にある深い川が、消える瞬間

私は人間ですが、親友でもある犬たちと外を歩く時、彼らの世界におじゃまする不思議な感覚があります。
彼らの目、耳、鼻を通じて眺めると、この世界は驚くほど美しく、善なるもので満ちているのです。
私がこの仕事をしていて最も心震える瞬間は、人間である自分と、動物との間にある深い川が消えるとき。
人間社会のフィルターを外して彼らと接すると、
なんて優しく、なんてたくましく、なんてシンプルに生きているのだろう
と、心が揺さぶられるんですよね。
動物から見た、この世界の美しさ
この感覚が少しでも伝わるよう、いつものお散歩風景を綴ってみます。
誰もいない公園では、私はいつも犬さんのリードを長めにします。
彼女はふかふかの草の上を転がり、次の瞬間にはジャンプし、ぐるぐる走り回ります。
楽しくてたまらない!という感情がカラダ全体から溢れていて、私も思わず笑ってしまいます。
思いきり遊んだ後は、ふたりで切り株や落ち葉のうえに腰掛けます。
目を閉じて風を感じたり、遠くから流れてきた匂いを嗅いだりしながら、ふたりでしばらくぼーっとします。
ふと目が合うと、「幸せだね。楽しいね。」と笑って、美しい時間を静かに分けあいます。
私がおもむろに立ち上がると、おうちに帰る合図です。
道ゆく人に話しかけられたり撫でてもらったりしながら、彼女は動物の世界へ、私は人間としての世界に帰っていきます。
私が最も幸福な瞬間
私には動物と完璧に通じ合うような、不思議な瞬間があります。
うまくいえないのですが、時間や空間や種族を超えて、
お互いの感情や思考を、完璧に共有できる瞬間
があるんですよね。
そういう時は、お互い人間か動物かということは曖昧になり、ただただ深くて美しい時間が流れます。
私の文章力のなさゆえにうまくお伝えできないのですが、私が彼らの世界におじゃまして彼らの思考に溶け込むと、本当にいろいろなものが美しく見えます。
これが、私にとっては小さな頃から、自分たちだけの奇跡のような瞬間でした。
私がこの仕事を天職だと思えるのは、大人になってからも変わらず、彼らとこういう奇跡をわけあえたからでした。
心から好きなことを仕事にするって、こういうこと。
収入や休みなどの労働条件も大事だけど、私はそれ以外の自分の直感を優先して、本当によかったなと思っています。
あなたにもしやってみたい仕事があるなら、私は背中を押しますよ。
やってみて「なんか違う」と思ったら、後戻りすればよいだけです。
まとめ
以上、「好きなことで働くということ。ペットシッター業歴10年強の私の場合。」についてお伝えしました。
私の結論は、こちらでした。
- 好きな仕事とは、私にとって奇跡のような瞬間が続くこと
- 動物と一緒にいると、この世界はどこまでも美しいものになる
この仕事をして10年以上になりますが、飽きることなどなく、今なおその奥深さに胸を打たれることばかりです。
私が動物に魅せられる理由は、ペットとしてかわいいからではなく、私が彼らの生きる姿勢に強く憧れるから。
今後もできるかぎり好きなことで働き、彼らと幸せな時間を過ごしたいなと思います。
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