自己肯定感が低いままで大丈夫。そのままの自分で働きやすくなる方法

好きなことでゆるく働く

こんにちは。好きなことでゆるく起業し、都心ミニマルライフを楽しむもふもふです。

最近「自己肯定感を高めよう!」という風潮がありますが、私は少し疑問を持っています。自己肯定感が高くても低くても、生きやすく、働きやすくなる方法はたくさんあると思うからです。

もし会社で「自分に自信がない」と生きづらさを感じたり、「同僚と比較して落ち込む」と悩む人がいたら、そのままの自分でも十分成功するということを知ってもらいたいです。

自分が「自己肯定感が高い」ことに気づいた瞬間

まず、私は自己肯定感の高い人間です。そのことに気づいたのは大人になってからでした。

私は小さな頃から意味なく自分のことが大好きで、何の達成がなくてもなぜか常に自信をもっているイタイ奴でした。そして、長いあいだ周囲も同様だと思っていました。

ところが大人になって本屋さんで「自分を好きになる方法」「自己肯定感を高める方法」のような本が並ぶ巨大スペースを見て、はて?と思い、アドラー氏の「嫌われる勇気」を読んでみたのです。

本の内容は、私にとっては至極当たり前な事柄ばかりでした。さらに、これらの本が売れている事実にとても驚きました。ここで初めて、自分はもともと自己肯定感が高く、この世界には自分を愛することができず悩んでいる方がたくさんいるということに気づきました。

「自己肯定感が高い」理由は、母親

その話を友人にしてから、よく「どうやったらそんなに自己肯定感の高い子に育ったの?」と家庭での教育法を聞かれることが多いのですが、私の場合そういった情操教育などは特にありませんでした。

ただひとつだけ思い当たるのは、母親の自己肯定感が激高だったということです。うちの母は現在70歳を過ぎていますが、思い返してみると私以上に自分のことが大好き人間です。

例えば、テレビでアイドルのライブ映像が流れたときのこと。

私が「私も観客の中に混ざりたいな」とつぶやくと、母は「私はアイドルになって観客に見られてみたい」と言い出すのです。母の人生では常に主役が自分のようでした。

母は自分のことが大好きなので、子育てには熱心ではありませんでした。それより、友人とちょっとした事業の真似事を始めたり、ひとりで海外旅行に出かけたりして、彼女自身が楽しめる新しいことにどんどん挑戦していました。その中でも投資とは相性がよかったようで、現在はモニターが複数ある部屋を持ち、トレーダー十数年目だそうです。

今振り返ると、過干渉や教育熱心な母親でなく、本人が自由に楽しそうに暮らしていことが、子どもにとってはありがたい環境だったなと思います。

自己肯定感を高めた方がいい?

ここまで聞くと「自己肯定感ってやはり高い方がよいのかな」と思うかもしれません。でも、私が社会にでてすごい!と思った方達は、皆さん「自己肯定感の低い」方でした。

自己肯定感が低い人は「成長」しやすい

自己肯定感は、必ずしも高い方が良いわけではありません。

なぜなら自己肯定感が高いと、自己成長への意欲が生まれにくいからです。私は周囲と比較して焦りや飢餓感がなく、他人との競争にも興味がありませんでした。

そのため社会に出てみると、同期が「今の自分に自信がない」「周囲との差に焦る」といって本を読んだり勉強会に出かけたりして貪欲に学んでいたのに対し、私は「今のままお金がもらえるならいいや・・」という怠け者状態となり、数年経った時には実力に大きな差が開いていました。

私は「自信がないから」と行動し続け、結果を出していた彼らのことを、今でも尊敬しています。

何事もバランスなのかもしれませんが、他人を羨ましく思ったり自分の足りない部分に焦ったりすることは、人が成長する上で大きな原動力になるのだと思います。私の周りでは、何らかのコンプレックスや自信のなさをバネにして行動している人の方が、圧倒的に成功している場合が多かったと思います。

自己肯定感が低いままでいい。要は行動するかどうか

結局、自己肯定感が低くても高くても良いのです。それはその人の個性です。

私は「自己肯定感を高くする方法」を見つけるよりも、自己肯定感が低いまま(もしくは高いまま)今よりもっと生きやすくなる行動をとることが近道だと思っています。

たとえば、私は競争社会でどうしても頑張りきれなかったので、「自分のペースでゆるく起業する方法」に挑戦してみることにしました。

大切なのは、今の自分のまま戦える武器を探し、とにかく行動することだと思います。

まとめ

もし今「自己肯定感が低い」「他人と比較しては落ち込む」など、生きにくさに悩んでいる方がいたら、まずはそのままの自分を受け入れてください。

そして、今の自分を変えなくても心地よい暮らしはどういうものかを想像し、次に一歩行動してみてください。自己肯定感が高くても低くても、自分に合った生き方、働き方が必ずありますよ。応援しています!

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