【休眠口座を放置するな】2億円を相続した友人からの忠告。

資産形成

こんにちは。好きなことでゆるく働き、都心ミニマルライフを楽しむもふもふです。

先日このようなツイートをしたところ、多くの方に興味を持っていただいたようでした。

お父様が突然亡くなり、2億円を相続した友人からの忠告。

銀行・証券口座は4つ以内に
休眠口座は放置せず解約しろ
パスワードをまとめておけ

1円でも入っている口座があると、残される人の手続きが膨大になるらしい。銀行口座を整理しようと改めて思いました。

自分や家族の相続問題のリアルは、実際に体験した人から聞くのが一番ですよね。

今回は、実際に私が聞いた「2億円を相続した友人からのアドバイス」をお伝えします。

2億円を相続した友人

ある日、友人からお父様が突然倒れられ、そのまま亡くなられたという話を聞きました。

お父様は商社を勤め上げ、長年日本の個別株で資産運用してきたとのこと。

娘である友人は資産運用に興味がなかったのですが、仕事中にお父様から電話がかかってきて

「あの株を今日100株買いなさい」

みたいな指令(?)がきたりしていたそうです。(注:インサイダーではない)

そのため、今では友人の資産も順調に育っているそうです。

富裕層は家族ぐるみで投資するのがあたりまえ

この手の話を聞くたび、私は「庶民と富裕層の間で、格差が広がるはずだ」と思っています。

富裕層は家族ぐるみで資産形成するので、子どもに知識がなくとも一家のお金が無限に増えていくんですよね。

とはいえ、ここ数年は富裕層の特権のような存在だった資産運用がぐっと身近になり、一般家庭でも「親が子名義のつみたてNISAを育てる」なんて話もよく聞くようになりました。

これはいい流れ!

弱小個人事業主の私でさえ資産が増えているのだから、資産形成に株式運用を取り入れる流れがどんどん広まればいいなと思います。

さて、その友人から相続の手続きについて「具体的に大変だったこと」の話がでました。

相続で具体的に大変だったこと3つ

相続に関しては、家族やきょうだいで揉めることは一切なく、スムーズに配分されたそうです。

なぜなら、家族全員お金に困っていないから。

懇意の税理士さんに入ってもらったので、細かな手続きもまるっとお任せしたとのこと。

では大変なことなどないだろう、と思ったら大間違いだそうです。

友人が遭遇した「大変だったこと」は3つあります。

  1. 銀行・証券口座が多すぎる
  2. 休眠口座の移行手続きがとにかく大変
  3. パスワードがわからない口座がある

忠告① 銀行・証券口座は4つ以内に

お父様の口座の数は、銀行・証券口座合わせて18口座が存在していたとのことでした。

相続するためには、同じ銀行・証券会社で自分名義の口座を新たに作らねばなりません。

相続の場合は、同一銀行・同一証券会社で親と子の名義をそれぞれ作り、そこで資金移行するのが基本なんですね。

つまり、細々した資金をひとつにまとめたいなら、まずはその手続きをしなければいけません。

友人は18ある口座のうち、1口座しか自分名義口座を持っていませんでした。

つまり、いくつかの口座が親ときょうだいに譲渡されたとしても、友人だけでなんと新たに9口座を作成することになったそうです。

証券会社の口座一つ作るだけで面倒なのに、9とは!

対面型の証券口座があるともっと大変

また、お父様は若い頃から積極運用をされていたということで、昔ながらの対面型・店舗型の証券口座もいくつかあったそうです。

今ではインターネット系証券会社が主流ですが、対面型だと直接出向いて手続きせねばなりません。

友人は忙しく働く合間に有給を使ったりして、半年がかりで対応しました。

そのため、友人からの心からの忠告としては

口座は、銀行・証券会社のメインとサブで2つずつまでに絞りなさい

とのことでした。

実際に友人はこのことがあってから自分の口座も整理し、すでに4つにまとめたそうです。

忠告② 休眠口座は放置せず解約しろ

そもそもなぜ18口座もあったかというと、そのほとんどが「今は使っていないけど解約もしていない」という

休眠口座

だったから。

休眠口座、みんな一つくらいあるよね?

口座に1円でも残っていると、相続の対象となり、逆に「それはいりません」が通用しないのだそうです。

そのため、やはりその銀行に自分の名義を新たに作るという作業が発生します。

そのため、友人からの忠告としては

休眠口座は休眠させず、残高0円にするか解約するかしなさい

とのことでした。

忠告③ パスワードをまとめておけ

友人のお父様は、しっかりとパスワードを一覧にまとめていたそうです。

ただし、中には古くなっていたものや、見当たらないパスワードもあったそうです。

税理士さんが入ったということで、このことで財産を国に没収をされることはありませんが、こうなると長い長い時間がかかってしまうそうです。

そのため、友人からの忠告としては

パスワードは1年に1度見直し、見たらわかるようにまとめておきなさい(ただしセキュリティも万全に)

とのことでした。

ここがちょっとバランス難しくて、生きている間に盗まれたら詰むし、かといって死後に家族に伝わらなければ意味がないんですよね…。

ここは家族構成や資産額によっても、要検討だね。

結論:国に没収されることだけは避けよう!

友人の場合はそもそも富裕層なのでお抱えの税理士さんがいたのですが、一般家庭ではなじみないですよね?

友人は「家族が多ければ、絶対に税理士さんに入ってもらった方がいい」と言っていました。

税理士さんが司令塔となり、家族全員が司令にしたがって各々で作業するという、美しい流れですね。

私は子どものいない夫婦ですが、それでも万が一自分が両親より先に旅立つことがあれば、関わる人数は最低3〜4人となります。

友人のお父様も60代とお若かったので、自分がこの世を去るのはまだまだ先の話だと思っていたはずです。

準備が早くて困ることはありません。

私も家族に負担をかけることのないよう、今から対策をとっておこうと思いました。

まとめ

以上、「2億円を相続した友人からのアドバイス」についてお伝えしました。

結論は以下でした。

  1. 口座は、銀行・証券会社のメインとサブで2つずつまでに絞りなさい
  2. 休眠口座は休眠させず、残高0円にするか解約するかしなさい
  3. パスワードは1年に1度見直し、見たらわかるようにまとめておきなさい

そういえば、ツイートのリプで「銀行に亡くなったことを言わなければ、口座は凍結されないので家族で資金移行できる」と知ったのですが、これはバレたら罪になるのかな?

小さな額ならそんなことないのか、ちょっとその温度感がわかりません。

ただ、資産額にもよるかもしれませんが、やはり口座の洗い出し・相続税計算などを含めて、税理士さんに手伝ってもらうか、極力シンプル管理にした方が楽だなとは思いました。

とりあえず、じぶんの休眠口座は解約しようっと。

【関連】今回の友人含め、東京特有の人間関係が心地いい!という話。

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