こんにちは。好きなことでゆるく働き、都心ミニマルライフを楽しむもふもふです。
最近パスポートを更新したのですが、旧パスポートのスタンプを見て、こんなに旅行してきたのかと驚きました。
今回は、現在の自分と切っても切り離せない「旅」について綴ります。
これを読んだあなたに
- その時にしかできない経験がある
- 好きなことにはお金を使うべき
と感じていただきたいです。
私の旅への情熱遍歴
私の旅好きの原点は、10代後半から始まったバックパッカーの一人旅です。
10代後半〜:バックパッカー1人旅
知らない世界を見たいという強い願望を持っていた私は、多くの時間と予算を旅につぎこみました。
成人式が近づいたある日、友人たちが両親に豪華な振袖を用意してもらっている光景を見ました。
そこで私は、その予算(帰省費用と振袖で10万以上)を1人旅をあてさせてもらえないかと親に懇願しましたよ。今思うと無茶苦茶なのですが…。
結果、成人式の頃はお嬢様大学の友人たちが美しく着飾る一方で、私はボロボロのデニムと巨大なバックパックを背負って、1ヶ月間メキシコ1人旅をしていました。
メキシコではロンドン在住のポーランド人夫妻と知り合い、そのご縁でその翌年にロンドン遊学をすることになりました。ありがたいことです。
なぜバックパッカー?
なぜバックパッカーでの旅かというと、沢木耕太郎さんの「深夜特急」が大好きだったからです。(40代旅好きあるあるでしょうか?)
彼と同じような経験をしたい!と思い、20代の頃にその夢が叶いました。
今思うと危なくて見ていられなかっただろうに、何も言わなかった両親には本当に感謝しています。
会社員時代はアジアンリゾート巡り
会社員時代は社畜だったので、長期休暇のたびに海外脱出して疲れきった脳と体を癒していました。
年に2回は仲の良い同僚と2人で、バリ島を中心とするアジアンリゾートへ行っていたと思います。
これまでは基本1人旅でしたが、同僚だと休みの期間と旅の予算感覚が合致するので、これもまた気を使わず楽しかったです。
この頃はとにかく疲れていたので、新しい刺激や発見する旅というより、優雅なホテルのプールサイドで読書をしたり、お籠りエステをしたりするような「ザ・高収入アラサー独身女旅」でした。
会社退職後、無職でインド旅
会社を辞めた後は、1ヶ月インドを旅行しました。(その後はまた違う国々を放浪しましたが、ここでは割愛。)
会社員時代のなごりから無職のくせに恐ろしいほど散財していたため、バックパッカーは卒業していました。そして専属運転手さんを雇い、5つ星ホテルを渡り歩きました。
当時はそんな若いアジア人女性の1人旅が珍しかったようで、どのホテルでも「マハラニ(お姫さま)」と呼ばれ(冗談なのか英語のMiss.のような呼び方なのかはわかりません)、大変良くしていただきました。
この経験も、私にとっては人生観が変わるような素晴らしい体験となりました。
贅沢をしたということより、一流のサービスとはこういうものなのだと知ったのです。
なぜインドなのか
なぜインドにしたかというと、ちょうど女優の中谷美紀さんが「インド旅行記」という本を出版されたからです。
彼女の文才は本当にすばらしいと思います。彼女の瑞々しい文章を読んでいるうちに、その景色を実際に見てみたい、自分も全く同じルートを旅したいと思うようになりました。
そこで、現地では本に登場したコーディネーターさんを探しました(←怖い!)。
結局ご本人は見つからなかったのですが、その旅のことを知り尽くすコーディネーターさんにたどり着きました。
なぜそんな熱意があったのか謎ですが、私はその方の事務所に自作のスケジュール表と予定ルートの地図を持ってお願いしにいきました。
その方も「このルートと日程、自分で考えたの?」と若干引いていましたが、おかげで理想通りの旅が実現しました。
今思うと狂気の沙汰ですが、当時はそのくらい旅に夢中だったのです。
そのほかにも数ヶ月かけて多くの国を旅をしましたが、また機会があればご紹介します。
【追記】そのほかの旅についてはこちら。
なぜそんなに旅がしたかったのか?
それでは、なぜそんなに旅への情熱があったのでしょう?
私の場合、田舎育ちで子どもの頃から外の世界の情報がとても貴重だったことと、少し変わり者の母の影響があります。
母は旅の途中のお坊さんやヒッチハイカーを連れてきては、我が家を宿として提供していました。
食後に彼らから旅の道中の話を聞いたりすることは、子どもながらにとてもワクワクするものでした。
また、我が家は外国人留学生のホストファミリーをやっていたこともあり、自立した彼らの影響で異文化に強い憧れもありました。
当時の詳細はこちら↓
さらに、20代はお金はなくとも好奇心と時間があったので「自由に旅できるのは今だけだ」となんとなく思っていたんですよね。
そのため、国内旅行よりも体力と時間が必要となる海外へ行っていました。
40代の現在は
そして40代の現在、なぜかあんなに好きだった旅に突然興味がなくなりました。
自分で自分に驚いたよ。
理由はたぶん、このようなことだと思います。
- コロナの影響
- 体力の低下
- 旅に飽きた
- 他にやりたいことができた
20代の頃、「旅は今しかできないんだ」と謎の焦りがあったのですが、それは正しい直感でした。
今はお金があってもあの頃のような体力もなく、十分満足した感覚です。
若い頃に旅をしてよかったこと
今の状況を見ると、
- ああ、周囲とはまるで違った行動だったとしても我慢しなくてよかったな。
- やっぱりあの頃に経験しておいてよかったな。
と心から思います。
たとえば、10代後半のメキシコ旅でポーランド人夫妻と出会いがなければ、私はその後ロンドンへの遊学もしていないと思います。
そして、そこでの経験がなければ、その後大手有名企業にも就職できなかっただろうし、そうなれば今こうして好きなことで事業を立ち上げるスキルもついていませんでした。
経験とご縁というものは、本当に不思議です。
就職するまでの流れはこちら↓
まとめ
もし今あなたに少しでもやりたいことがあれば、今すぐにやったほうがいいと思います。
そして、そのことに体力や精神力が必要なことであればあるほど、時間は残されていないと思った方がよいです。
時間と健康は有限ですが、経験は自分の中に複利で蓄積されます。
私は今20代に戻ったとしても「借金してもいいから旅にいこう」と思います。
私にとって若い頃の旅の経験は、そのくらい得たものが多いです。
今後は自分の体力に見合った国内旅を、ゆるく楽しみたいなと思っています。
国内なら、その土地の地酒が楽しみ!
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