こんにちは。好きなことでゆるく働き、都心ミニマルライフを楽しむもふもふです。
私は大学で異文化コミュニケーションというものを学んでいました。
卒業論文は「メディアリテラシー」についてでした。
文化によってどのように情報が扱われるのか、当時の日本人の情報選別能力はどのくらいあるのかについて論じました。
論文自体はたいしたものではないため内容は割愛しますが、今回は私が思う「情報選別能力」に必要な5つのことを綴ってみようと思います。
ドキッとしたら要注意。今のあなたに情報選別能力があるか、この記事で確認してみてくださいね。
ロシアの情報統制について
ウクライナ侵攻を開始してから、ロシアでは厳しい情報統制が行われているようですね。
一時期、私は社会主義やソ連時代のミステリー小説にハマっていたことがあったのですが、まさにその世界が現実になった無力感を感じています。(その世界でも厳しい情報統制が行われていた。)
政治のことを論じるつもりはありませんが(もちろん戦争反対です!)、私が気になるのは「このSNS世界でどれだけ統制できるのだろう?」という単純な疑問です。
ロシアの人が政府のプロパガンダを鵜呑みにしているのか、はたまた全く信じていないのかを知りたいところです。
情報の受け取り方は2種類
この世には情報の受け取り方で、主に2種類の人がいると思います。
- 情報を鵜呑みにする人
- 自分の頭で咀嚼して取り込む人
どの時代でもどの世界でも、真っ先に搾取されるのは前者です。
思考停止をする人、皆と同じ行動しかできない人は、たとえば高額の保険に加入させられたり、オプションつきまくりの携帯料金を払い続けていたり、他人にお金を貸して逃げられたり、特殊詐欺にすら遭ってしまう可能性だってあります。
私はいつも、自分がそうならないためにはどうしたらいいのかな?正しい情報を見極める力ってどうしたらつくのかな?ということを長年考え続けています。
正しい情報を見極めるための方法5つ
いま私が思う正しい情報を見極めるための方法は5つあります。
- 周囲にイエスマンを置かない
- 孤独にならない
- 新しい文化やデバイスに触れ続ける
- 本当にそうかな?と疑問を持つ
- 常に自己責任を心に留める
それぞれ見ていきましょう。
周囲にイエスマンを置かない
私は会社員時代に、管理職のポジションだったことがあります。
管理者というのはメンバーを査定する側なので、組織の中で自分の意に反することを発言する人がだんだんと減っていきます。
その中でも忖度なくはっきり発言するメンバーが数人いました。私にとっては無言のイエスマンより、彼らの方がずっとありがたい存在でした。
自分が判断を誤った時はすぐに謝って修正できるし、誰か1人の意見を現場全体の主張だと勘違いすることもなくなります。
もし周囲にイエスマンばかりだったら、私は裸の王様になっていたかもしれません。彼らには心から感謝しています。
孤独にならない
70歳すぎの母を見ていて思うのですが、他人と他愛もないおしゃべりをすることは、実は自分の身を守る上でとても大切なことだと思います。
一方向から受け取った情報が取り止めのない会話の中で訂正されるチャンスもありますし、誰かと話すことで自分の持っている情報が間違っていると気づくかもしれません。
また、何かがあったときに1人で慌てて判断を下すのではなく、誰かと話すことで自分の思考が整理されることもあります。
詐欺に遭う人の大半は、孤独なお年寄り。
今こんなことがあってね、と気軽に話せる相手がいるだけで、誰かに騙される確率はぐんと減ります。
新しい文化やデバイスに触れ続ける
これが私がブログを始めた大きな理由です。
文化やデバイスの進化に追いつけないと、その時代の情報弱者になってしまいます。
新しい文化やデバイスに触れることは、今の時代の変化を理解すること。
現代はSNS戦国時代ですが、私は新しく出たアプリはとりあえずインストールして覗いています。
具体的に何の役にも立たないのですが、「今こういうのが若者にうけるのね」と知るだけで時代の感覚がわかりますよ。
時代は進化しています。節約したいと言いながらも、いまだに理由なく高額な携帯料金を払い続けている人はいませんか?
もしそうだったら、時代に取り残されています。すぐに格安SIMにしましょう♪
時代の変化は自分で思う以上に早いよ。
本当にそうかな?と疑問を持つ
これは私の癖でもあるのですが、ふと「本当にそうかな?」と疑問を持つことで、情報を何方向からも考えることが可能になります。
たとえば、私は社畜時代に先輩から「嫌なことも含めて仕事なんだよ」と教えられ、「本当にそうかな?楽しいことだけの仕事ってこの世にないのかな?本当に?」と疑問を持ちました。
そして、その時の疑問がきっかけで、好きなことで事業を始めることになりました。
先輩のアドバイスも正しいと思います。
でももしあの時に私が「そりゃそうだよな」と全く疑問を持たなかったら、今の事業は生まれていません。
物事の本質を疑ってみることで、1つの情報から新たな視点が生まれるのだと思います。
常に自己責任を心に留める
依存心の強い友人を見ていて思ったのですが、不安の強い人、他力・他責の思考癖がついている人は最もカモにされやすいと思います。
その友人は自分に自信が持てず、他人の思考に全乗っかりするところがあります。
思考停止で誰かのアドバイス通りに行動し、失敗したら自分で振り返ることをせずに、その人のせいにするのです。
私はこの思考が一番危険だと思います。
失敗してもいいから自分の思考で決定できるようにならないと、他人に支配されやすくなります。
そのようなターゲットを見つけ出すのが上手な人たち(詐欺師やDV)は、この世にたくさんいます。
芸能人で謎の占い師やスピリチュアル案件にハマって全財産を投じたり、誰かを執拗に攻撃し始めるという話も、この手のマインドコントロールにあてはまるのではないかなと想像しています。
まとめ
以上が、私の思う「情報選別能力」に必要な5つのことでした。
- 周囲にイエスマンを置かない
- 孤独にならない
- 新しい文化やデバイスに触れ続ける
- 本当にそうかな?と疑問を持つ
- 常に自己責任を心に留める
重要なのは、今は大丈夫だと思っても、歳をとったり病気をしたりした時に上記のような正常の判断ができなくなる場合があるということ。
自分がそうならないためには、やはり孤独にならないこと、そして健康でいる努力をすることが重要になるのではないかなと思っています。
正しい情報を見極める力をつけようね。