【兵庫県知事選】大衆心理が動くのは、どんな時?

ミニマルライフ

こんにちは。好きなことでゆるく働き、都心ミニマルライフを楽しむもふもふです。

兵庫県知事選、全く関係のない私も静観していました。

私は政治のことは語りませんので、この件についての意見はありません。(というか、そこまでは詳しく理解していない。)

私が注目したのは、やっぱり大衆心理の動き方です。

今回は、「大衆心理が動くのは、どんな時?」について、私の見解をお伝えします。

メディア×大衆心理の動かし方に興味津々

私はなぜか人の心理コントロールについて興味がありまして、大学時代の卒業論文が「メディアリテラシー」でした。

要は、マスコミュニケーションについて、このようなことを知りたかったんですよね。

  • 情報の正誤を、大衆はどのように見極めているのか?
  • 大衆心理を動かす、最も効率的な方法は?

民意を味方につけて歴史を動かした人物について調べるのは、けっこう面白かったです。(立花氏みたいな人も、どの時代にもなぜか登場する。)

その後は広告の世界にどっぷりいたので、マーケティング手法や公取協(公正取引協議会)のガイドラインについても、体に叩き込まれました。

なるほど商業的・公共的に人の心を動かすには、細やかなルールに則ったうえでの表現で勝負しなければならないのだ、と学びました。

たとえば広告では、最上級表現(最高峰、類まれなる等)は使用禁止とか、厳しいルールが無数に存在するよ。

しかし、当たり前ですが、SNSではそういったガイドラインが一切ありません。

個人的には、玉石混交の情報で、大衆心理が反転していくのが面白かったです。

興味深いのは、SNSなどを眺めていると、「答えは一つだ」「これこそが正解だ」と熱量高く言い切っている人が多かったことです。

大衆心理が大きく動くときの共通点

私が一番お伝えしたいのは、こちら。

大衆心理が大きく動く時は、話がわかりやすいとき。

特に善vs悪は、もう何百年も前から続くわかりやすい情報構造です。

20年以上前の卒論でも同じことを書いた記憶がありますが、今でもこの法則が通じるんだなと感じました。

これが最も機能するのは、大衆にある程度のストレスがかかっている時だったりするんですよ。(過去の卒論の記憶なので、出典はうろ覚え…すみません。)

なので、今回は「大衆の心理誘導か?それとも県民が自ら情報選択をした結果なのか?」みたいな、SNS論争自体を興味深く見ていました。

何度も言いますが、ここについての私の意見はありません。

それよりも、私があなたにお伝えしたいことは、こちら。

受け取る情報がわかりやすいと感じた時に、いったん立ち止まることの重要性です。

善玉vs悪玉が一番わかりやすい

私は会社員の時に、広告制作のプロである先輩から、

受け取る情報がわかりやすいと感じた時ほど、自分は注意深くあれ。

と教えられました。

情報がわかりやすい構図の時は、広告ならば説明すべき重要事項を省略されていたり、広告代理店が戦略をもって誘導していたり、自分が勝手にデマを事実だと思っている可能性もあります。

たとえば今回の選挙を例にとると、もしあなたにとって、

絶対、善玉はこっち!!

絶対、悪玉はこっち!!

とわかりやすい結論となり、自分がそれに絶対的な自信があるときほど、

  • 心理をコントロールされている可能性がある
  • 何か必要な情報を見落としている可能性がある

と疑ってみることをおすすめします。

改めて、「これは自分で選んだ意見だ」と思ったならそれでいい。一度立ち止まる、ということが大事なのです。

結論:世間の熱量の高い時ほど、冷静に見極めよう

私が情報の海を眺めて怖いと思うのは、常にこの点です。

大衆心理は常に、両極端に振れる可能性をはらんでいる

そのため、私は主張するのを控え、静かに沈黙し見極めるのも、選択の一つにあっていいと思っているんですね。

何度も言いますが、今回の県知事にまつわる論争や選挙についての意見ではありません。

私は全ての事象について、常に「自分で確度高い情報を精査し判断した」のか、「心理を操作されているのか」について、さまざまな可能性を考えて判断したいと思っています。難しいけど。

私が大切にしているのは、大きな流れが一つになり始めた時は、まず自分が立ち止まるということ。

自分が何かを決める当事者になった時は、世間の熱量とは距離を置いて、自分なりに複数の視点から考えたい。

今回の一連の流れを眺め、改めてそう思ったのでした。

まとめ

以上、「大衆心理が動くのは、どんな時?」について、私の見解をお伝えしました。

あくまで私の見解ですが、結論はこちらでした。

大衆心理が大きく動く時は、話がわかりやすいとき。

広告のコピーはまさにこの戦いで、消費者の心理を動かすために四苦八苦していました。

その点、現代ではデマも真実も含め「何でもありな自由な場」が多いので、眺めていて面白いです。

もし自分が中国に住んでいたらこの自由な場自体がないであろうので、日本というだけで幸運なことだと思っています。

ただ、だからこそオールドメディア・SNS含め、自分は心理誘導されていないか?という点については、今後も気をつけようと思います。

少なくとも、詐欺誘導にだけは引っかかりたくない。

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