妻が稼いで、夫が主夫。結婚相手は大変な時に支え合えるかが大事。

ミニマルライフ

こんにちは。好きなことでゆるく働き、都心ミニマルライフを楽しむもふもふです。

あなたは、結婚に何を求めていますか?

私は結婚という制度に関しては、かなりドライな考えです。

会社の高収入既婚男性陣がかなりの確率で不倫していたり、華々しく結婚式を挙げた女友達が次々に離婚するのを見てきたからかしれません。

そのため、自分が結婚する時は「この人なら幸せになれる」と思う相手より、

この人なら不幸な時も支えたい

と思える相手と結婚しようと思いました。

そして、私が結婚したのは、まさにその瞬間でした。

今回は「大変な時に支えたい相手を選んだら、結婚がうまくいった話」をご紹介します。

結婚で相手に求める条件について、あなたの中のハードルがぐっと下がるかもしれませんよ。

社畜女が無職男と結婚を決めた瞬間

私は、30代前半まで大手企業で猛烈に働いていた、社畜女でした。

一方、学生時代からつきあっていた彼は資格取得のために勉強する、いわば無職男でした。

社会人になって都心で働いていると、最前線で活躍する素敵な男性にたくさん出会いました。

そして、同僚からも

  • 無職の彼ということはヒモではないか
  • 会社にもっと条件の良い男性がたくさんいるよ

と心配されたりもしました。

しかし、私は彼以外の人と付き合うことが想像ができませんでした。

一途な恋愛をしているつもりはなく、周囲を見ても単純に彼以上に素敵だと思う男性がいなかったのです。

そして、彼の人生を賭けた試験の不合格結果がきたその夜、私からプロポーズしました。

なぜ無職男と結婚をしたのか

両親含め、周囲は本当に驚いたと思います。

合格したら結婚だと思っていたのに、どうして不合格の瞬間に結婚したのか。

これは、私の中では簡単な答えでした。

今後の彼の経済的な負担を覚悟するために、籍を入れることにしたのです。

人をひとり養う覚悟のため

この頃すでに同棲していたので、彼の奨学金以外、家計はほぼ私が出していました。

具体的な数字は覚えていませんが、人を1人養う大変さを、私はこの時に知りました。

そしてこの先も彼が試験に挑戦するならば、私はあと数年はこの働き方で踏ん張らなければなりません。

恋人という関係では、私にはその覚悟ができませんでした。

そのため、籍を入れて彼を養う覚悟を決めようと思ったのです。

当時の決断は正しかった

振り返ってみると、その時の私の決断は正しかったと思います。

もしお互いの人生が順風満帆の時に結婚していたら、その後の苦難に「想像した暮らしと違った」と思っていたかもしれません。

しかし私たちは大変な数年を支え合うという目的で結婚したので、その後の荒波を柔軟に乗り越えることができました。

結婚生活その1:無職夫→高スキル主夫に

勉強を続けながら主夫業をする彼は、家事の腕をどんどん磨いていきました。

彼も、私を支えようと頑張っていたのだと思います。

私は社畜だったのでとにかく睡眠時間がほしい毎日だったのですが、彼がお弁当を持たせてくれたり、家を綺麗に整えていてくれたりしたので本当に助かりました。

毎日彼が家にいてくれることで、私の大きな心の支えとなる愛犬との暮らしも実現しました。

朝に私を起こしにくる、もふもふ犬

仕事で疲労困憊した夜

ある日、仕事のトラブルが重なり、疲労困憊で深夜に帰宅したことがありました。

彼は私の状態を察して、深夜にもかかわらず温かい料理を用意してくれました。

その思いやりに、本当に心が解きほぐされました。

彼がいなかったら、私はやりたいことを見つける前に、確実に心も体も壊していたと思います。

結婚生活その2:社畜妻→ゆる主婦に

そして現在は、ひょんなことからその立場が逆転し、夫が外でバリバリ働き私が好きなことでゆるく働きながら主婦業を担当しています。

実はその間にどちらも無職になるという恐ろしい期間もあったのですが、その頃にはふたりとも柔軟に生きていける自信がついていたので、この先もどうにかなると思うことができました。

私が会社を辞めた経緯はこちら。

役割を交代してわかったこと

会社員と主夫(婦)という、お互いが逆の立場になって良かったと思うことが一つあります。

それは、お互いの大変さを知ることができたという点でした。

つまり、役割が変わって初めて、彼は外で稼ぐ大変さを、私は家事をする大変さを知ったのでした。

たとえば、私は夕食を用意したのに彼が連絡なく飲んで帰宅したら、とても悲しい気持ちになりました。

それは、過去の彼が同じように感じたことでした。

たとえば、彼は外で働くと数字のプレッシャーが毎日重くのしかかることを知りました。

それは、過去の私が同じように感じていたことでした。

お互いの状況が良く理解できるので、役割が逆転した時によりお互いに尊敬するようになり、さらにサポートしてほしいことやそのタイミングも明確に理解できました。

結婚での「良い条件」とは?

この経験から私が学んだことは、

結婚は自分が楽をしたり、周囲を納得させるためにするものではない

ということです。

かつての同僚には「いい条件の男性に出会わない」という女性が多くいます。

もちろん結婚の有無は本人が決めることですし、私自身も必要に迫られなければ結婚しなかったと思います。

ただ「いい条件の男性に出会わないから結婚しない」のであれば、私が結婚した時は彼は少なくとも収入面で、いい条件の男性ではありませんでした。

私が強く思うのは、

結婚相手は年収などの条件ではなく、チームとして支え合えるかの方がよほど重要

だということです。

どんなに高収入でも支えあえなければ意味がありませんし、お金がなくとも支え合う関係でいられれば、たいていの不幸は乗り越えられます。

そして結婚とは、そういう伴侶と生涯を共にする契約なのです。

まとめ

以上、結婚する相手は「チームとして支え合えるか」が大事!という私の体験談でした。

結論は、こちら。

  • 結婚は自分が楽をしたり、周囲を納得させるためにするものではない
  • 結婚相手はスペックではなく、チームとして支え合えるかの方がよほど重要

なんだか偉そうに書いてしまいましたが、結婚について振り返ると、私が周囲の価値観に流されなくてよかったと心から思うことだったので綴ってみました。

自分から支えたいと思える相手に出会ったら、きっと結婚うんぬんより、そのこと自体が幸せなことだと思います。

自分の周りに支えたいと思う人がいませんか?もしいたら、その人が結婚相手として最強かもしれませんよ。

恋人でも友人でも、自分から支えたい人がいるって幸せだよね。

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