【具体的な行動だけが未来を変える】LAで税理士になった悪友の話。

好きなことでゆるく働く

こんにちは。好きなことでゆるく働き、都心ミニマルライフを楽しむもふもふです。

20代の頃に仲良しだった男の子に、20年以上経ってから

あなたに言われた手厳しい言葉が、人生の転機になったよ

と伝えられました。

久々に連絡が来て一緒に飲んだのですが、そういえばそんなこともあったね〜と笑いましたよ。

今回は、「具体的な行動だけが未来を変える。LAで税理士になった悪友の話。」についてお伝えします。

学生時代、仲良しだった悪友

彼と出会ったのは、18、19歳の頃。

なぜ仲良くなったのかは覚えていないのですが、朝まで飲んだり、深夜のファミレスで際限なくお喋りするような仲でした。

彼は車を持っていたので、思い立ってはあちこちドライブにも連れて行ってくれました。

こう書くと付き合ってるんか?という感じですが、その気配は全くなく、ただばかをやって遊ぶ、気の合う悪友という感じでした。

異性間の友情はある。全然ある。

なぜ私が彼に興味を持ったかというと、彼が変な人だったからです。

たとえば、彼は当時、会うたびに「俺は将来、FBIになる」と言っていたんですね。

私が彼に放った言葉

なぜFBIだったかも忘れてしまったのですが、おそらくドラマの影響か何かでしょう。

彼は異文化にも興味があったようなので、海外からの私の友人女子が来るたびに、彼に紹介したりもしていました。(いつもデレデレしていた。)

で、いつもしつこく「FBIに、俺はなる!」と、どこぞの海賊みたいなことを言っていました。

たぶん、私はそれをうぜぇ…と思っていたんでしょうね。

あるとき何かの拍子に口論になり(これはいつものこと)、彼に「他の奴らと同じように、おまえも俺の夢をどうせ無理だと笑うんだな。」と言われました。

そこで、それまでずっと思っていたことを彼に伝えました。

私は、あなたの夢の実現可能性について笑っているんじゃない。

そのための具体的な行動を、何一つ始めていないことを笑っているのだ。

20年後、彼は「あの言葉に、俺、まじでハッとしたんだよ。」と笑っていましたよ。

FBIにはなれなかったけど

私はというと、20年後に彼に言われるまで、その出来事をすっかり忘れていました。

それくらい、いつものちょっとした喧嘩だった。

しかし、彼はその時から英語の猛勉強を始め、FBIになるために必要なことを何から何まで調べたようです。

一方、私も私で渡英したりして忙しくなり、勉学に勤しむ彼ともいつのまにか疎遠になりました。

10年ほど経って連絡が来た時、彼はロサンゼルスで税理士になっていました。

LAの税理士として活躍している彼

私がLAに遊びに行った時、彼は英語も堪能で、たくましい青年に成長していました。

話を聞くと、大学卒業後に細いツテを頼って渡米し、知り合いの税理士事務所に雑用スタッフとして潜り込んだそうです。

謎のアジア人である彼は、最初は何も教えてもらえず、現地のスタッフ全員から不審がられ、いつクビになってもおかしくない状況でした。

そこで崖っぷちの彼は、自分のデスクの下に寝袋を敷いて寝泊まりするほど、猛烈に働いたそうな。

そのうちに「あの変なアジア人、言葉はおぼつかないけど、根性あるし意外と使えるな。」という評価になり、在籍し続けられることになりました。

その後も彼は猛勉強を続け、資格をとって正式な就労ビザを取得し、晴れて米国で税理士になったとのことでした。

この話を聞いて、私はとことん彼らしいな、と思いました。

具体的な行動だけが道を拓く

彼いわく、その原点になったのが、私のこの言葉だったようです。

私は、あなたの夢の実現可能性について笑っているんじゃない。

そのための具体的な行動を、何一つ始めていないことを笑っているのだ。

再会した彼は「ああ言われた時、俺、ほんと自分が恥ずかしくて。その通りだったから、穴があったら入りたいと思ったよ。」と笑っていました。

しかし、彼のすごいところは、そこから即座に軌道修正し、なりふりかまわず努力したこと。

そしてやはりその手前で、周囲にどんなに笑われたとしても、自分の夢を臆することなく発信していたことだと思います。

縁っておもしろい

「FBIにはなれなかったけど、昔の自分が理想としていた場所にこれたと思っている。」

と、LAのビアバーで語る彼は、めちゃくちゃかっこよかったです。

そのバー名物の巨大ビールをおごってくれた(イメージこんな↑)

3日間ほど彼のアパートメントに泊まらせてもらったのですが、その間しょうもない自慢話や笑える失敗談もたくさん聞いたりして、終始楽しかったです。

もともと面白い奴だったけど、やっぱり大人になっても面白い奴だと思いました。

今では彼は家族を持ち、今もLAで幸せに暮らしているようです。

彼の人生にほんの少しでも関われて、ありがたいことだなあ。

人生は、誰とどこで交差するかわかりません。

こういうことがあるから、今後も人との縁を大事にしたいなと思うのでした。

まとめ

以上、「具体的な行動だけが未来を変える。LAで税理士になった悪友の話。」についてお伝えしました。

今まですっかり彼のことを忘れていたのですが、ある時期毎日のように遊んだり喧嘩したりしていたな〜と思い出して、書き残してみました。

あなたも、ふとした言葉で、誰かの人生を変えていることもあるかもしれませんよ。

今あるちょっとしたご縁、ぜひ大切にしてください♪

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