【明日カノ】ホストの仕組みが20年変わっていないことに衝撃を受けた話。

ミニマルライフ

こんにちは。好きなことでゆるく働き、都心ミニマルライフを楽しむもふもふです。

「明日、私は誰かのカノジョ」という漫画をご存知でしょうか?

けっこう派手に宣伝されていたので、夫ですら「バナーで見たことある」と言っていた有名作品です。

たしかドラマにもなっていたね。

今回は、「どうにかして孤独にならないように生きよう」と私が思ったエピソードをお伝えします。

主に夜の街が舞台なことが多かった。

漫画「明日、私は誰かのカノジョ」

女子がパパ活とかする、よくある浅めの話なんじゃなかろうか?

と思って敬遠していたのですが、LINE漫画アプリで読んでみたら、その取材力に驚きました。

「え、こんなリアルなこと、なんで描写できるの?」という、まさに神は細部に宿るみたいな描かれ方だったんですよね。

おもしろいやんけ!偏見もってごめん。

たとえば、画が淡々としているので、一度読むだけでは気づきにくいのですが、

  • 高校生の友達で、よく見ると経済的に豊かな家の子は歯に矯正器具をつけている
  • LINEをやりとりするなかで、「貴女」というワードを使っているため相手がおじさんとわかる
  • 夜の世界で働きながらお金を貯める堅実女子が、PCで眺めているのは楽天証券(らしき)画面

このように、細かい描写が超絶リアルです。

チーム制作なのか作者お一人なのかわからないけど、とにかくすごい!

何より、私が一番驚いたのは「夜の世界のシステムが、20年前となんら変わっていない」ということでした。

夜の世界は一生変化なきシステムなのかも

私が特に驚いたのは、ホスト営業と、そこに通う女の子たちの世界の描写。

私がキャバクラで働いていたのは20年前くらいなのですが、当時もキャストの1/3くらいはホストに貢いでいる子たちでした。

夜のお金の大半は、夜でまわるようにできているんですね。

で、ホストがラスソンを歌うのも、ボトルの値段で女の子を競わせるのも、同伴・アフターがあるのも、全て昔ながらのシステムです。

ラスソン=ラストソング。閉店前、一番売上に貢献してくれた女子の隣でホストくんが歌うこと。

貢ぎ沼からは、抜け出しにくい仕組み

貢いだ女の子が次に行く職場が、風俗という流れも全く変わらず。

さらに「出稼ぎ」という言葉は昔から聞いたことがありましたが、今もこのワードがあるんだ…と本当に驚きました。

漫画の世界ではありますが、これだけリアルな描写が続いているということは、このホストの世界もきっとかなりの取材をして描かれているのでしょう。

20年も経っているのに、このシステムが寸分違わずという事実に、アラフォーの私は衝撃を受けましたよ。

搾取システムはなくならない

人間が愛情を欲したり、お金への欲がある以上、もはやこの強固な搾取システムは変わらないんだろうなと思います。

もちろん、水商売も風俗も、本人の希望するお仕事であれば、間違いなく職業選択の自由です。

ただし、「それしか選択肢がない状況」にさせるビジネスというのも、この世に本当にたくさんあるんですよね。

ホストの色恋営業が20年なくなっていないのは、きっとそういうことなんだなあとしみじみ感じました。

破滅型の目が忘れられない

私は一緒に働いていた女の子たちがお店を辞めて、もっとハードな働き方を選ぶとき、時々仄暗い目をしていたのをよく覚えています。

自虐ネタにする子も、過度に明るい子たちも、私にはなんだか破滅に対する諦念の裏返しに見えたんですよね。

そして、私もしっかりしていたかといえばそうでもなく、流されて散財する場面も全然ありました。

ホストにはたまたま沼らなかったけど、飲みの席での豪遊はした。

そのため私には、

若い女性がこういう搾取ビジネスに絡め取られないようにするには、どうしたらいいのか?

という問題には、いまだにちゃんとした答えを出せません。

ただ言えるのは、孤独にならないことが命綱ということです。

孤独になると飢餓感が生まれる

私の周りにいた、ホストにハマった子の共通点は、孤独だったことです。

もちろん、ある一定のところで引き上げて「いやあ、けっこう使い込んだけど楽しかったよ!」とするっと昼の社会に戻る子もけっこういます。(私もその一人かも。)

一方で、破滅願望が強かったり、とにかく異性からの愛に飢えている子は、やっぱりズブズブに色恋営業にハマる子が多かった気がします。

彼らは共通して「自分を救えるのはこの人しかいない」と思い込んでいました。

一応「そこらでやめといたら?」と周囲から心配はされるし、その言葉を聞いているふうではあるのですが、実際にはそれらの言葉は一切届いていません。

おそらく彼女たちは、それくらい深い孤独にいたのだと思います。

その背景まではわかりませんが(家庭環境というと単純化しすぎる気がする)、私は彼女たちを眺めていて「自分はどうにかして孤独にならないように生きよう」と思ったのを覚えています。

ではどうしたら、孤独にならずに生きていけるのでしょう?

すみません!長くなりましたので、次回に続きます。

まとめ

以上、「どうにかして孤独にならないように生きよう」と私が思ったエピソードをお伝えしました。

私が思う、孤独にならない具体策は次回に続きます。

【追記】後半はこちらです。

【関連】夜の世界をのぞき見した時の話は、こちらにまとめてあります。

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