こんにちは。好きなことでゆるく働き、都心ミニマルライフを楽しむもふもふです。
私たち夫婦は30代前半で結婚したのですが、結婚式は挙げていません。
今回は「結婚式を挙げなかった理由」について、綴ってみたいと思います。
これから結婚される方にはもちろん、今後結婚式に出席される方にとっても、結婚式の価値を考えるきっかけになると思いますよ。
私たちは結婚式を挙げませんでした
当時は華々しい結婚式がまだ流行していた頃。彼は長男、私は一人娘だったこともあり、お互いの両親は「当然やるんでしょ?」といった雰囲気でした。
私たちはどうしても式を挙げたくなかったので、ふたり揃って両親を説得しました。
ドラマ「逃げ恥」のみくりさんたちと同じことをしたよ。
幸い(?)その頃の彼は無職だったので、それどころではないという理由で、身内だけの食事会で終わりました。
我々が結婚した理由はこちら↓
結婚式を挙げなかった理由
両親には納得してもらいましたが、私が式を挙げたくない正直な理由は以下でした。
理由1: 後輩からご祝儀をいただくのが申し訳ない
これをいうとケチだと思われるかもしれませんが、ずっと思っていたことを言います。
・・・ご祝儀3万円って普通にきつくないですか?!
バブル時代ならまだしも、今の給与基準で3万円ってかなり大きい額だと思います。
契約や派遣で働く方や後輩には、毎日の生活だって厳しい人もいます。お子さんのいる同僚も、3万円は家計にかなりの痛手なのではないでしょうか。
北海道のように会費制ならまだしも、このご祝儀文化があるかぎり私には「式をするから来てね」とは個人的にはかなり勇気のいることでした。
理由2 : 出席用ドレスアップにも費用がかかる
ご祝儀と同じで、式に出席するためにはそのためのドレスアップが必要となります。
中国文化のように普段着で出席できるなら気軽でよいのですが、日本はかっちりした独特の形式がありますよね。今はレンタルなどもあるようですが、やっぱり準備する時間や費用はかかります。
ご祝儀とあわせると、出席者は大体5万円近くの出費にはなるのではないでしょうか?
結婚式貧乏になっちゃうね。
理由3 : 同僚の貴重な休日を奪う
私の場合は、これが最も同僚に申し訳ないと思ったことです。
当時は私と同僚は会社で猛烈に働く、いわば社畜でした。そのため、心身を癒すための休日は非常に貴重なものでした。
式を挙げるということは、いわばその休日を犠牲にして私を祝えと言っているようなものでした。
そのことを考えた時に、私は「心の中で祝ってもらえるだけで十分だから、戦友たちにはとにかく休んでもらいたい」と思いました。
理由4 : 離婚率の高さ
私は結婚が友人たちより遅めだったので、それまでたくさん結婚式を挙げた友人を見てきました。
しかし、その後の離婚率の高さといったら!
たまに、あまりのスピード離婚に「あんなに盛大に祝ったのになあ」と、友人に対しちょっとモヤモヤすることもありました。
もちろん式を挙げた時点で離婚するとは誰も思わないので、これは完全に仕方のないことです。誰も悪くありません。ただ、いざ自分となると、その可能性自体を持ちたくないなと思いました。
結婚式の意味
以上のような理由から、私にとって結婚式を挙げる意味ってなんだろう?と改めて考えました。
幸せのお裾分け?両親に感謝を伝えるため?周囲のご縁をつなぐため?
理由はいろいろあると思いますし、価値観は人それぞれなので、もちろん式を挙げる方を否定するつもりはありません。
ただ、私の場合は「ご祝儀分の価値をみなさんにお返しできる自信がない」ため、式を挙げないことにしました。
また、あたりまえの行事であっても、周囲から当然と思われても、自分たちがやりたいと思わないことに大きな資金を投入するのはおかしいと思いました。
結婚式は両親のためという意見もありますが、やはり費用を用意するのは自分たちだし、何よりこれは自分たちの人生なのです。
まとめ
まとめると、以下が私が結婚式を挙げたくなかった理由でした。
- 後輩からご祝儀をいただくのが申し訳ない
- 式出席用ドレスアップにも費用がかかる
- 同僚の貴重な休日を奪う
- 離婚率の高さ
ただ、ここで大切なのは「自分たちの希望」です。
私たちが「どうしてもやりたくない」と希望を叶えたように、あなたがもし「ウエディングドレスが着て家族と友人に祝ってもらうのが夢」でしたら、それは叶えるべきだと思います。
お金は自分のやりたいことに使うべきだと思いますし、本人が心から叶えたい夢であれば多少わがままを通したって周囲も快く祝ってくれるはずです。
問題なのは、風習や当たり前の文化による思考停止で、自分の本心に気づかないこと。
結婚式だけでなく、何事もその価値観について自分の頭で考えることが大切ですね。
自分が楽しいことだけして生きていこう!