【報酬の値上げ】弱小個人事業主が、料金改定に踏み切った理由。

ペットシッター

こんにちは。好きなことでゆるく働き、都心ミニマルライフを楽しむもふもふです。

いやあ、物価上昇がすごいですね。全てが20%程度上がっている感覚なのですが、皆さんはいかがでしょう?

さて、私もペットシッター事業を立ち上げて以来、今回はじめての料金値上げをすることにしました。

この記事では、弱小個人事業主の私が料金の値上げに踏み切った理由について、ご紹介します。

事業立ち上げ以来、初めての値上げ

私の場合、10年近く前の事業立ち上げ以来、今まで一度も値上げしていませんでした。

今の料金は、「自分が気持ちよく働ける料金かどうか」という基準で決めました。詳細はこちらにまとめています。

もともと値上げについては、事業の先輩から「最初の10年はその料金でできるように設定した方がいいよ」とアドバイスをいただいていました。

そのこともあり、相場より高めに設定した記憶があります。

しかし!10年近くたった今となっては、なんと後発の競合会社さんより安くなっていたのです。いつのまにかこの世の相場から置いて行かれていたんですね。

ぎゃーインフレこわいー!

自分の気持ちを大切にする料金改定へ

私がこのことに気づいたのは、先日新しい定期契約を結んだ時でした。

お客さまもとても良い方で、動物もとても心優しい子たち。

かつての自分なら大喜びでお受けするはずなのに、今回はなぜか気が乗らなくて断りたいなと思ってしまったのです。

自分でもなぜそう思うのかしばらく気づかなかったのですが、その要因はこの物価上昇との乖離でした。

つまり「この料金でこの依頼を受けるのは、ちょっと割に合わないな」と心のどこかで思ってしまっていたのでした。

どんなに好きな仕事だったとしても、こういうモヤモヤを放置すれば、かならず今後社会から搾取されている気分になってしまいます。

私は好きな仕事を好きでい続けるために、値上げをすることにしました。

お客さまの反応

値上げにより離れていくお客さまがいても仕方ないなと思っていたのですが、予想に反し、皆さん本当に温かく受け入れてくださいました。

最近ちょっと気持ちが弱っていたこともあり、皆さんの温かさになんだか涙が出てきました。

今まで自分が誠実に働いてきたことは間違っていなかったのだと思いましたし、やはり自分はお客さまに恵まれているのだなと実感しました。

なかでも面白いなと思ったのは、かつてニューヨークに住んでいたお客さまからのお言葉。

「インフレの状況下、後ろめたさを感じながら値上げをしないといけないのは、日本だけです。謝らず、堂々と値上げしてくださいね。」

値上げひとつとっても、文化によって考え方が違うのだなと感じたことでした。

日本の給与が上がらないのは、こういう姿勢があるからなのかもしれません。私も後ろめたさなんて感じず、今後も堂々としていないといけませんね。

まとめ

以上、弱小個人事業主の私が、料金の値上げに踏み切った理由について、ご紹介しました。

私は好きなことだからこそ、それを守るために環境を整えることはとても大切なことだと思っています。

好きなことだからといって報酬を我慢していたら、それは搾取されているのと同じですもんね。

自分の大切にする事業や自分の心は、自分の手で守りたいなと思っています。弱小個人事業主の決断でした。それでは♪

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