【傑作!アドレセンス】臨床心理士から学びが多かった。

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こんにちは。好きなことでゆるく働き、都心ミニマルライフを楽しむもふもふです。

しばらく話題になっていたNetflixドラマ「アドレセンス」(全4話)を、ついに観ました。

評判通り、す、すごかった…。

はっきり言って、ド傑作ですね。企画力、撮影技術、演技力、全てにおいて度肝を抜かれました。

もうすでに多くの方が感想を発信していることもあり、この作品の紹介をすることはやめます。

私が今回とりあげるのは、臨床心理士さんのお仕事の奥深さです。

今回は、「Netflixドラマのアドレセンス、第3話の臨床心理士から学びが多かった。」についてお伝えします。

※ネタバレあるので、先に観たい方は一旦こちら閉じてください。

Netflixドラマ「アドレセンス」

ドラマについては、紹介記事があったので貼っておきますね。

VODSTREAMより▶︎どこがすごい? Netflix新作「アドレセンス」に色んな意味で胸えぐられるワケ

やはり特徴的なのは、その撮影方法。

全4話なのですが、どの回も途切れなくカメラを回し続けるワンカット撮影でした。

これだけでも偉業なのですが、それについていける演技力を持つ俳優陣も、めちゃくちゃすごい。

そのなかで私が今回話題にするのは、第三話。

少年と臨床心理士の会話劇でした。

第三話、少年と臨床心理士との心理攻防がすごすぎた

第三話では、臨床心理士の女性と、ほぼ60分ぶっ通しで会話する回でした。

私はこの回は、子育て中の親はもちろん、人と接する仕事をする方にも学びがあるんじゃないか?と思いました。

というのも、この臨床心理士のふるまいが、まさにプロフェッショナルだったから。

不安定で多面的な顔を持つ人間に、どう接するのが正解か

この会話での少年は、何度となくその女性に共感を求めます。

あなたもそう思うでしょ?とか、普通の大人ならこう言うのに、あなたは違うの?とか。

相手への期待値が高く、自己肯定感は低く、でも自己愛も強い。

時には癇癪を起こしたり攻撃的な発言をしたり、相手をおとしめようと仕掛けてきたりもする。

それに対する臨床心理士が常に冷静で、終始プロフェッショナルだったんですね。

会話の主導権のとりかた、相手への委ね方、思考の引き出し方。

どれをとっても非常に難易度の高いことをされていて、臨床心理士という職業の奥深さを知りました。

会話とは、時に戦いだよね

管理職時代の私も、問題を抱えたメンバーと面談をする機会がありました。

ただ、相手が複雑かつ多面的な性質を持つ人の場合は、かなり難しかった!

少年と同じように、ときに言い負かそうとしたり、懐柔しようとしたり、癇癪を起こしたり。

その一方で、私への期待値も依存心も強いので、次の一手を間違えられない緊張感がつきまといます。

私はそのたびに会話での主導権を握り直し、背中にじっとりと汗をかきながら涼しい顔をする、みたいな場面が何度もありました。

そのため、自分の経験と結びついて、この第三話が私には最高の教材になりました。

ああいう場面では、沈黙して相手の出方を待つべきだったな、とか反省できた。

たかがドラマと思われるかもしれませんが、この作品はフィクションがノンフィクションを超えた場所にあるのかも。

Netflixオリジナル作品なので、加入されている方はぜひ観てみてくださいね。

まとめ

以上、「Netflixドラマのアドレセンス、第3話の臨床心理士から学びが多かった。」についてお伝えしました。

それにしても、SNSがいかにローティーンに悪い影響を与えているか、心から恐怖を感じました。

現代のSNSは、人によっては想像力が削られ、他人の事件や死すら笑いに変えたりするものだったりします。

一方で、マノスフィアをはじめとする男女の分断や、格差や容姿を過度に思い詰めるような繊細さもあります。

まさにいま私がSNSを眺めていても、このチグハグな空気に危機感があるのですが、やっぱり解決策は「そういう情報から距離をとる」しかないのかなと思いました。

私も気分が落ちているときは、とりあえずSNSとは距離をとります。

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