【分断思考からの脱却】低収入で豊かに暮らす私が大切にする考え方。

ミニマルライフ

こんにちは。好きなことでゆるく働き、都心ミニマルライフを楽しむもふもふです。

  • 出産育児一時金の財源、75歳以上の高齢者も負担へ
  • 国民年金を5万円台維持へ。厚労省、厚生年金で穴埋め

というニュースが話題になっているようですね。

それと同時に「なぜ高齢者が子育て世代を助けるのか」「なぜ会社員が自営業を助けるのか」という声も度々目にします。

私の考えはというと、少なくとも自分はこういった論争のような分断思考はしたくないと思っています。

今回は、この世界での錯覚「分断思考」について記します。

この世界の分断思考について

「なぜ高齢者が子育て世代を助けるのか」「なぜ会社員が自営業者を助けなければいけないのか」と思う方が増えるのは、全体的に生活が苦しいという背景があるから。

自らが苦しいのに、誰かの皺寄せをさらに被るなんて到底納得できない!というわけですよね。

私も低収入で暮らしているので理解できないこともないのですが、ただ、この怒りの矛先が

  • 高齢者→子育て世代
  • 会社員→自営業

となることが問題です。

経済が苦しい要因は、政府にあって、国民同士のせいではないのです。

言葉にすると簡単なことですよね。では、なぜ人は簡単に他者を敵と思い込んでしまうのでしょう?

思い込みを捨て、世界を正しく見る習慣

ファクトフルネス」という書籍をご存知でしょうか。

私は小説以外はあまり読まないのですが、数年前に夫が買ってきたので偶然読んだ書籍です。これが思いのほか、非常に面白い内容でした。

ベストセラーになっただけあって、読みやすかったよ。

意思決定における10のバイアス

意思決定には主に10のバイアスがかかっているため、世界を正しく見るためにはそれを知っておくべきということがわかりやすく解説されていました。

具体的な10のバイアスは以下の通り。

  1. 分断本能 「世界は分断されている」という思い込み
  2. ネガティブ本能 「世界がどんどん悪くなっている」という思い込み
  3. 直線本能 「世界の人口はひたすら増える」という思い込み
  4. 恐怖本能 「実は危険でないことを恐ろしい」と考えてしまう思い込み
  5. 過大視本能 「目の前の数字がいちばん重要」という思い込み
  6. パターン化本能 「ひとつの例にすべてがあてはまる」という思い込み
  7. 宿命本能 「すべてはあらかじめ決まっている」という思い込み
  8. 単純化本能 「世界はひとつの切り口で理解できる」という思い込み
  9. 犯人捜し本能 「だれかを責めれば物事は解決する」という思い込み
  10. 焦り本能 「いますぐ手を打たないと大変なことになる」という思い込み

今回は、この中の1つ「分断本能」を説明しますね。

分断思考とは

分断思考とは「世界は分断されている」という思い込みです。

人は本能的に世界を二つに分断し「その間には埋まることのない溝がある」と思う方が、脳には楽なのです。

だからこそ、脳が錯覚し「富裕層|貧困層」などと世界を二分して、場合によってはお互いを敵視する流れとなるわけですね。

私はこの本でこの分断バイアスについて学んでからというもの、自分がその錯覚に陥っていないかを、強く意識するようになりました。

つまり、冒頭の

  • 高齢者|子育て世代
  • 会社員|自営業

という二分された構造は、完全なる脳の錯覚

この世にはいろんな人で成り立っていることを、認識していなければいけません。

ドラマ「逃げ恥」の50代ゆりちゃんの台詞

今思い出したのですが、ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」の石田ゆり子さん(ゆりちゃん・50代)を、20代女子が「おばさん」と口撃する場面でも、わかりやすい分断思考がありました。

その子もまさに「若い女性(価値アリ)|おばさん(価値ナシ)」という思考でした。

そこでゆりちゃんは、「今あなたが価値がないと切り捨てたものは、この先あなたが向かって行く未来でもあるのよ」と諭しました。

この20代の子のように、分断思考って自分の未来を狭めるだけなんですよね。

この世界は混沌こそが面白い

私はこの世界の混沌が大好きです。自分もその一人だと思うと、なおさら面白い!

たとえば、私の友人たちには性自認がさまざまだったり、年齢関係なく斬新な価値観を持っていたり、双極性障害で感情の波が激しかったり、とにかくいろんな人がいます。

そして、それぞれがとても魅力的なんですよね。

だから自分と相手を分断したりパターン化したりすることは、私にとっても本当にもったいないこと。

自分もそのグラデーションの中に含まれているし、いろんな人がいるおかげで、この世界が彩り豊かに成り立っているなと感じます。

何度も言いますが、こんなに混沌として面白い世界で、分断思考でいることは自分の未来を狭めるだけ。

自分もグラデーションの中の一人なので、他者を敵と錯覚しないよう生きていきたいなと思っています。

まとめ

以上、この世界でのバイアス「分断思考」について私が思うことでした。

結論としては「自分の未来を豊かにするために、分断思考に惑わされないようにしよう」ということです。

ところで、私のお客さまには富裕層の方々が多いのですが、実際に接してみてわかったことがあります。それは、自分たちにゆとりがあれば、多くの方が「再分配の思考」になるのだということ。

なので、政府にはやっぱり国民同士がいがみ合うような世界ではなく、国民全体が豊かになるような政治をしてほしいと心から願っています。

まずはNISA恒久化を実現してもらいたい!

ファクトフルネスは良書なので、興味のある方はぜひ読んでみてくださいね。それでは♪

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