こんにちは。好きなことでゆるく働き、都心ミニマルライフを楽しむもふもふです。
先日こんなツイートをしました。
暖かい家で、毎日ごはんが食べられて、動物と暮らせる。これ以上欲しいものがないから、正直これ以上働く必要がない。でも庶民の私がこの資本主義社会で生きていくためには、多少の資産運用は必要。私はただ、この穏やかで自由な暮らしを一生守りたい。それが私のサイドFIREを目指す理由です☺️
— もふもふ@好きなことでゆるく働く主婦犬|サイドFIRE (@mof_yuru) November 25, 2022
暖かい家で、毎日ごはんが食べられて、動物と暮らせる。これ以上欲しいものがないから、正直これ以上働く必要がない。でも庶民の私がこの資本主義社会で生きていくためには、多少の資産運用は必要。私はただ、この穏やかで自由な暮らしを一生守りたい。それが私のサイドFIREを目指す理由です。
このように、日常にあるあたりまえの幸せを実感するようになったのは、私が成長世界に疲れてしまったことがきっかけでした。
現状維持よりも、成長を促される社会
日本だけかもしれませんが、「成長」という言葉が過度に賞賛されていませんか?
私は「現状維持」や「安定」もあって良いと思っているのですが、それを大きな声で言うと、現代では多少ばかにされる雰囲気を感じます。
夢、成長、行動、なら推奨される雰囲気。
それって、やっぱりこの資本主義社会の歯車が回っているからこそなのかな?と思っています。
- より良い自分・より良い暮らしを求めよう
- 夢を持って自分を高めよう
- 停滞することは悪。成長こそ正義
もちろんこれらは素敵なことだと思いますし、私もよくこのブログで「理想の暮らしがあるなら行動しよう」とお伝えしています。
ただ、何の疑問もなく「成長すれば幸せになれる」という思考は危険だと思っています。
成長し続けることって本当に必要?
ビジネスにおいては競争がある以上、成長し続けないと生き残れないというのは事実です。
ただ、本屋さんに並ぶ自己啓発本の多さを見ていて、私は「個人に成長を促進しすぎなのでは?」と思ったりもするんですよね。
だって昔の時代と違って、今はご飯も毎日食べられるし、屋根のあるおうちに住めますよね?
物質的な豊かさは飽和状態です。
これ以上を望む必要のない人が「まだ足りない。まだ手に入れる必要がある」と洗脳されている可能性はないのでしょうか?
成長し続けない人材は価値がない?
私が初めて個人への過度な成長促進に疑問をもったのは、会社員時代です。
そこはまさに「成長し続けない人材は価値がない」という社風でしたが、私は成長を際限なく求められ続ける環境に途中で疲れ果ててしまいました。
私と同じように成長曲線が自分のキャパを超えた人のなかには、病んで休職する人も多かったです。
そしてその仕組みを見続けたのちに、私は
「成長やスキルアップという観点は抜きにして、ただ楽しくゆるく働くということは無理なのかな?」
と疑問に思い始めました。
それが、私が会社を辞めて事業を立ち上げるきっかけとなりましたが、この選択はあらゆる角度から振り返っても正しい決断でした。
なぜなら、今ある幸せを知ることができたから。
今ある幸せに目を向けよう
私は「好きなことでゆるく働きたい」という希望を叶えるため、一般的な価値観だったとしても自分にとっての無駄だと思うことがあれば、どんどん省いていきました。
たとえば、住まいは48平米の賃貸ワンルーム。
これ以上の広さは今のところ必要を感じません。ここに夫婦ふたり+犬と暮らしています。
こういった暮らしを通じて、本当は何に幸せを感じるかへ意識が集中するようになりました。
私が幸せに思う暮らしに、成長は必要ない
たとえば、今の私が幸せに思う暮らしは以下。
- 動物と暮らすこと
- 1日6時間以上の睡眠
- 朝に珈琲をゆっくり淹れること
- 生活費で不安にならないこと
私が思う豊かな暮らしには、実はどれも大きな成長もお金も必要ないことだったのです。
それに気づいてからは「今後の人生は、好きなことで必要なだけ働けばいい」と思うようになりました。
成長世界の歯車にはならないためには?
何かの本で読んだのですが、この資本社会は一度歯車が回り出すと、たとえ行き過ぎているとしても成長が止まらないものなのだそうです。
サブプライムローン問題がよい例です。行き過ぎていたとしても歯車は止まらず、ついにリーマンショックが起こりました。
さらに、そんなことが起こっても、株式市場は今なお成長を続けていますよね。
個人がこの成長世界を止めることはできません。
残念だけど、資本家と労働者の格差は開く一方だね。
では、この世界に搾取されたくない庶民の私にとって、どのように生きるのが最適解なのか?
サイドFIREという生き方
際限なく成長を求められる社会から抜ける選択肢には、庶民の私の場合は低予算FIREという方法もあります。
ただ、私は好きな仕事は続けたいので、多少なりともこの社会と付き合っていかねばなりません。
そのため、私が選択したのはサイドFIREという生き方。
資本主義社会と絶縁するのではなく、共存する。でも搾取される側にもならない。
私はこの成長世界からはほどよく距離を置きつつ、自分だけの豊かさを大切にして生きていきたいと思っています。
まとめ
以上、私があたりまえの幸せを実感するようになった経緯でした。
私の気づきは、以下でした。
- 今ある暮らしのなかで幸せに気づくことが大切
- サイドFIREをして、成長世界とはほどよく距離を置く
これはただの私の価値観なので、「いやいや、もっと贅沢したい!経済的に豊かになりたい!」という人がいたら、それはそれで応援しています。欲があることは素晴らしいことですしね。
それと同時に、今ある幸せを見まわしてみるのもおすすめです。きっと成長と同じくらい、自分の幸福に繋がることですよ♪
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