【義母が狙われた!ドル建貯蓄型生命保険】家族はどうするのが正解?

資産形成

こんにちは。好きなことでゆるく働き、都心ミニマルライフを楽しむもふもふです。

先日、こんな投稿をしました。

公務員を勤め上げた義母が、なんと今!ドル建ての!貯蓄型生命保険に!入ろうとしている!!全力で止めますよ。これは止めていいですね?新NISA開始直前に、保険屋さんから猛烈営業されたみたい。退職金って、やっぱりあらゆる方面から狙われるんだなあ。

今回は、「家族がぼったくりに遭いそうなとき、どうするのが正解?」について、私の場合をお伝えします。

公務員を定年退職した義母

夫のお母さん(つまり私の義母)は、3人の子を育てあげながら、フルタイムの公務員として定年まで勤め上げた人。

嫁である私にも何かと優しくしてくれて、私が心から尊敬する人の一人です。

生き方がかっこいいし、話していて楽しいのだ。

ただ、この世代に共通するのかもしれませんが、お金には疎い!

そりゃそうですよね。お金のことより、時間の捻出のほうがはるかに大変だったことでしょう。

ある日、夫あてに1本の怖い電話

そんな義母から、ある日夫あてに電話がありました。内容は、

  • ドル建て貯蓄型生命保険に入りたい。
  • 受け取り先をあなた(息子)にしたいから、必要書類に記載してほしい。

というものでした。

SNSでよく聞く話が、ついに身内にも!

なぜこのタイミング?

実は義母が定年退職したのは、数年前。

その時もたぶん各方面から営業をかけられたであろうのに、なぜ今になって?!と驚きました。

きっと退職してから、ほっと一息つく期間があり、今になって義母の脳に空き容量ができたのでしょう。

「息子にお金を残したい」と思う母の気持ちと、保険屋さんの年末〆の目標数字が合致したんだろうなぁ、と想像しております。

息子にお金を残したい母の気持ち

実はその保険屋さんは、私たち夫婦も過去に付き合いがあり(保険は解約しちゃったけど)、人柄がよいと思っていた方でした。

そのため、個人的にはその方がこのぼったくり勧誘を?と驚いてしまう内容でした。

  1. 歴史的円安なのにドル建て
  2. 70代なのに貯蓄型
  3. そもそも必要ある?の生命保険

息子にお金を残したい母の気持ちはよくわかるのですが、正直「なぜ今わざわざこの商品?」とは思います。

きっと、何か営業側の誘導理由があるのでしょうね。

新NISAにお金が流れぬよう、強化月間だったりして…。

息子に残したいならば、新NISAが最良なんだが

個人的には、子どもにお金を残したいならば、シンプルに毎年110万円ずつ非課税で生前贈与するのがベストだと思っています。

そして、運用しながら息子に残したいのならば、これまた非課税で受け取れる新NISAが最善策ではないでしょうか?

為替はコントロールできませんが、20%の課税有無はコントロールできます。

非課税は大きいよね?

ただ、資産運用などしたことのない義母からすれば、「リスク皆無(と思っている)の貯蓄型生命保険」というカードが強いのも理解できます。

というわけで、こういう時に最もやってはいけないのが、

家族側の意見のゴリ押し

ですよ!

人の気持ちを変える難易度は激高

私としても、自分のもつ営業力・人身掌握スキル(はそんなにないけど)をフル活用しても、義母の気持ちを変えるのは五分五分かなあと思っています。

なぜなら、その保険屋さんは、すでに20年以上義母の職場に出入りしている、私よりずっと長い付き合いの方だからです。

こういう場合に信じるのは、遠くの家族より、近くのプロ(保険屋さん)だと思うんですよね。

そして、ここが超重要なのですが、義母のお金は義母のもの。

こういう場合は、本来息子ですら意見する立場でないことを、まずは謙虚に受け入れねばなりません。

そこで、嫁である私が考えた戦略はこちらです。

私の説得戦略はこちら

まず、義母から私に相談がくるまで、私からは何も言いません。

生命保険に関しては、受け取り先である息子が必要書類を書かなければいい話

その上で、万が一私にも相談がきたら、こうしようと思います。

  • 反対しない
  • 否定しない
  • 勧めない
  • 温度感は常に自分の方が低め

最も外したくないのは、義母の味方の存在として認識してもらうこと。

そのため、彼女からもっと良い策があるなら知りたいと思うまでは、私からは何かをアドバイスすることはしません。

これは営業の基本中の基本だと思うのですが、これをすっとばして「○○にしなよ!」と家族に自分の最適解を押し付ける人のなんと多いことか…!

何度も言いますが、ここで新NISAをゴリ押しするのだけは、絶対にやってはいけませんよ。

投資をしない人を軽視する方がやばい

SNSを眺めていると、ここらへんの見極めを間違っている方をたまにお見かけします。

「家族(友人を説得しても、投資をやろうとしない。投資の良さを理解できないバカばかりだ!」

みたいなことを言い出す人がいますが、私からするとそのご本人がバカ丸出しですよ…。

たとえ自分が最適解だと思っていても、投資に絶対はありませんからね。

リスクあるものを勧める危険性について理解しなければいけないし、そもそも投資に関して目の色を変えて説明する人って怖くないですか?

リスクあるものを説明するには、自分側の温度感をぐっと下げなければいけないのです。

本人の幸福満足度を尊重する

私は義母が全てを理解した上で「やっぱり保険がいい」というのならば、家族といえども反対する権利はないと思っています。

宗教団体に全額寄付ならば、さすがに取り返しがつかないので全力阻止しますが、貯蓄型保険ならば資産が目減りする可能性が大きい、というレベルです。

しつこく言いますが、本人のお金は本人のもの。

その場合は、本人の幸福満足度を優先すべきではないかな?

合理性よりも、本人が幸せであることの方が重要ですからね。

まとめ

以上、「家族がぼったくりに遭いそうなとき、どうするのが正解?」についてお伝えしました。

私の結論としては、こちらでした。

  • 本人のお金は本人のもの
  • ゴリ押しせず否定せず、まずは味方となる

さて、この結末はどうなるでしょう?

またいつかお知らせしますね♪

【関連】母は義母と対照的、私以上のリスクテイカーです。

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