人には自分の器がある。散財時代と幸福度の話。

資産形成

こんにちは。好きなことでゆるく働き、都心ミニマルライフを楽しむもふもふです。

私は30代前半まで有名大手企業の総合職として、猛烈に働いていました。

1日のほぼ全ての時間を労働に費やしていたかわりに、年収は相場から見てもかなり高かったと思います。

しかし、当時は全くといっていいほどお金は貯まりませんでした。

今回は「その人にはその人の器がある」という私の体験を共有したいと思います。

もし節約で無理をしている人、逆に高い年収なのになぜか貯蓄できない人がいたら、自分の器に気づくきっかけになると思います。

そして自分の器に気付いてからが、本当の意味での資産形成のスタートです。

社畜時代のお金の使い方

私の社畜時代は、とにかく時間との戦いでした。

膨大な業務量をこなすために、私は社内で有名な「効率の鬼」と化していました。

たとえば、朝はタクシー通勤し車内から打合わせしたり、メール1通につき50秒以内に送信すると決めていたりしていました。

なんか、、、怖いよね。

仕事後は深夜からクラブ

今思うと、脳内は100m走を何本もダッシュしている状態に近かったと思います。

さらに、集中して業務を終わらせたのなら早く帰ればいいのに、業務終了後は深夜から飲みに行っていました。

当時は仕事の延長で芸能人やモデルさんと関わる機会も多く、彼らのいるクラブやイベントなどにも意味なく顔を出していました。

都会にはこういったよくわからないパーティが好きな人種がたくさんいるので、遊ぶ場所には困りません。

常にアドレナリンが出ているため、当時の私に体を休めるという概念はありませんでした。

仕事のストレスを家に持ち帰りたくなかったこともあり、平日の夜はとにかく散財しまくっていたのです。

趣味はブランド靴のコレクション

休日は休日で、1日中ベッドの上にいるとどんよりした気持ちになるので、無理やり外に出て散財しました。

特にハマったのは、美しいヒール靴

当時の新宿伊勢丹百貨店には、私のような高収入アラサー女性が虜になるような仕掛けがたくさんあり、私はそれにまんまと乗って散財しました。

ただ、散財といってもクリスチャンルブタンやマノロブラニクのような美しい靴に出会ったこと自体は後悔していません。

それらの靴を履いて出かけた場所での経験が、その後の人生においても糧となるものでした。

今は8センチ以上のヒールを履く筋力がないよ。

無職の彼を養っていた

これだけでも相当散財していると思うのですが、実は当時付き合っていた彼(今の夫)は資格勉強中の無職だったため、同棲中の生活費はほぼ私が払っていました。

さらに、彼は堅実的な人で料理も上手だったのに、私の希望で週末は必ず外食でした。(今思えばなぜ外食したかったんだろう?謎です。)

というわけで、この時代は高収入にも関わらずお金は全く貯まりませんでした。

この時の私の脳内は

  • 働いた分楽しい時間を取り戻そう
  • お金はなくなってもすぐに入ってくる

という楽観的な考えしかありませんでした。

お金には困らなかったけど、心はなんだかすり減っていったよ。

散財がとまった転機

散財がとまった転機は、ふとした瞬間に

このまま猛烈に働いた先に何があるんだろう

と疑問に思ったことです。

当時のエピソードはこちら↓

まとめると、以下に気づいたことで散財が止まりました。

  • 自分の未来にやりたいことが見つかった
  • 家計管理方法を見直し、生活コストがミニマルになった
  • 実は本当に欲しているものはそんなに多くないことに気づいた

さらに、無職の彼が、30代半ばで無事就職できたことも大きかったです。

ここでようやく、精神的にほっと一息つくことができました。

現在の暮らし

今の生活には、夜の街の徘徊もブランド靴も無縁です。

私はいつも大好きなオーバーオールを着て、大好きな仕事でゆるく働いています。

収入はあの頃よりかなり少なくなりましたが、幸福満足度は散財時代の数百倍高いと思います。

暮らしをミニマルにしたら貯まるように

自分の生活コストがミニマルになって、多くを稼がなくても生きていけることに気づき、ようやく肩の荷がおりました。

また、生活費の中で、固定費を下げるインパクトがこんなにあるとは思ってもみませんでした。

具体的に行なった固定費削減方法は、過去に記しています↓

固定費を削減した後は、個人的には厳しい節約をしている感覚は全くありません。

振り返ると、お金と幸福満足度の関係って本当に不思議だなと思います。

結論:私の器に収入が見合わなかった

今までを振りかえって思ったことがあります。

もし今、私があの散財時代に戻れたとしても、また同じように散財することになると思います。

頭でわかっていても貯蓄なんてできません。

なぜなら、あの頃の私の器にはあの収入は大きすぎたからです。

そしてその収入を得るための代償である労働量と精神的重圧も、私の器を超えていました。

結局、その人にはその人の器の大きさがあるのだと思います。

以下の基準で「自分の器」を把握しないままでは、お金は浪費するためのものにしかなりません。

  • 自分が何を欲しているのか
  • 何に幸せを感じるのか
  • 何にストレスを感じるのか

私の場合は、あの頃に右往左往しながらも散財し、自分の器を知ることができたのが最大の経験だったのだと思います。

まとめ

以上、私の散財時代と幸福度についてのエピソードをご紹介しました。

結論は「人それぞれの器の大きさがあり、それを自覚すると蓄財できるようになる」ということでした。

もし節約をつらく感じる人、逆に高い年収なのになぜか貯蓄できない人がいたら、きっとどこかで無理をしています。

そんな時は、どうか自分の器について考えてみてください。

節約しすぎて日常を楽しめないならば、浪費予算をとる、働くことが辛いならば生活コストをミニマルにして週3の仕事にする、など、その人の特性によって色々な選択肢があると思います。

暮らし方を自分だけの器に合わせていくと、無理なく快適にお金が貯まりだしますよ。

あんなに散財ばかりだった私も、今の暮らしにしてから6年で1000万円貯まりました。

自分の器に気付いてからが本当の意味での資産形成のスタートです。

一緒に蓄財がんばろうね。

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