こんにちは。好きなことでゆるく働き、都心ミニマルライフを楽しむもふもふです。
会社員時代、周りの人を観察して、戦うって損だなと思ったことがあります。
評価されていない先輩達を眺めていると、その共通点が「戦う人」だったんですよね。
今回は、私が「戦うよりかわす方が合理的」と思った話をします。
会社で戦っている人たち
あまり評価されていない先輩たちは、常に誰かと戦っていました。
- 接待はセクハラの一種じゃないか?と上司に主張する
- 面談時にパワハラ防止だとレコーダーを見せつける
- 給与査定や人事評価に納得がいかない、と上層部にかみつく
行動としては、正しい場面もあるかもしれません。
たとえば、とある女性の先輩は「飲み会でのお酌は女性蔑視だから、私は一切やらない」と主張していました。
その主張は、本人の意思として正しいよね?
これも正しいはずなのに、もしその方が普段から戦う人であれば、残念ながらこういう場面でも「尊重」ではなく「面倒」として扱われてしまいがちです。
そのため、私は常に真正面から戦う人々を見て、組織にいるかぎり「損してるなあ」と感じていました。
なぜなら、常に仲間内で戦うことにパワーを使うより、周囲を信頼して仕事を進めた方がずっと楽に結果がだせるからです。
常に戦う人たちの根底にある思い
彼らにとって組織とは、根底に不信感があるものなのか、常に警戒した様子でした。
私が違和感を持ったのは、彼らのこんな戦う姿勢です。
- 自分は一ミリも間違っていない
- 自分は一ミリも損したくない
- 自分を取り巻く環境は、常に自分を大事に公平に扱うべき
この世はフェアであるべき、自分は大切にされて当たり前、全ての正義は主張すべき、という概念が根底にあるんだろうな、と眺めていて思います。
ただの面倒な人と認識されてしまう
その手の方々は、自分がないがしろにされる場面が少しでもあれば、我慢ならない!ということにパワーを使うので、組織では総じて評価が低かったように思います。
たとえば、「A課長を言い負かしてきたよ☆」とドヤ顔をしていた先輩たちは、上からも下からも敬遠されている方ばかりでした。
つまり、組織で働く以上、毎度戦う人だとただの面倒なやつと思われてしまうのです。
皆、自分にとって面倒でない人と働きたいからね。
評価されている人は「かわす」技術のある人
そして、その真逆で評価されている先輩たちがいました。
彼らの共通点は、かわす技術のある方々だということ。
多少相手に嫌なコミュニケーションをとられたとしても、論争を仕掛けられたとしても、ひょいっと軽やかにかわすのです。
かわす人|たたかう人の具体例
たとえば「そのやり方だと売り上げが上がらないぞ」という指摘をされたとしたら、
上手い人のかわし方は、こんな感じです。
なるほど!アドバイスありがとうございます、一度やってみて修正しますね。
こういう時に、もし戦う人だったら
なぜですか?!根拠を教えてください。私はこのやり方でやるべきだと思います!
みたいな問答に発展します。
実は次の行動はどちらも同じ
この時点で、普段から「かわす」側の方ならわかりますかね?
- かわす人→「なるほど!アドバイスありがとうございます、一度やってみて修正しますね。」
- 戦う人→「なぜですか?!根拠を教えてください。私はこのやり方でやるべきだと思います!」
実は、彼らが次に取るのは、全く同じ行動なんですよ。
どちらも、じぶんの計画通りやるだけ。
だったら、かわす方が無駄な時間も過ごさないし、相手に良い印象も持ってもらえますよね。
もし戦う術しか知らないと、いちいち無駄な時間を過ごす上に、相手に負の印象を抱かせてしまいます。
というわけで、それぞれの先輩を見て、新人の私は「戦うのは損だな。自分もかわす技術を身につけよう」と思ったのでした。
SNSでも無駄に戦う人がけっこういる
Twitterを眺めていても、この手の「戦う人」は多いなぁと感じます。
議論したいのか、誰かの発信を見て自分が否定されたと感じるのか、
「は?それ違うんじゃない?」
みたいに、わざわざコメントで戦いにいく謎の戦士がけっこういませんか?
反論バズを狙う発信者が喜びそうだけど。
これがもし自分に来た場合、私は謎戦士と議論したいことなど一切ないので、
あなたはそうなのですね。(私はこうです。)
という返信に留めます。さらに面倒な雰囲気を感じたらブロックします。
問題提起ではない発信で議論をしても無駄だし、言い負かしたいという誰かの欲求に付き合うほど暇ではありません。
そういうのはパワーある方にお任せし、私は自分が楽しいことだけしていたいと思います。
かわす技術、SNSでも使わせてもらう。
まとめ
以上、私が「戦うよりかわす方が合理的」と思った話でした。
戦うことや議論するのが全て無駄といいたいわけではなく、バランス感覚が大事ということですね。
あなたには、かわす技術はありますか?
もしなければ、これが今後の世界を心地よく生き抜く力になりますよ。気軽に実践してみてくださいね。
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