こんにちは。好きなことでゆるく働き、都心ミニマルライフを楽しむもふもふです。
先日こんな投稿をしました。
スピリチュアル系詐欺にハマっていた友達が「ポジティブ」を連呼していたので、「おうおう、人生前向きでいなきゃいけない呪いにかかってるな!」と笑って流していた私。
— もふもふ@好きなことでゆるく働く主婦犬|サイドFIRE (@mof_yuru) October 9, 2023
数年後、彼女から「あの言葉で我に返って、課金やめられたよ。」と感謝された。言葉が人に届く瞬間って摩訶不思議だな。
スピリチュアル系詐欺にハマっていた友達が「ポジティブ」を連呼していたので、「おうおう、人生前向きでいなきゃいけない呪いにかかってるな!」と笑って流していた私。
数年後、彼女から「あの言葉で我に返って、課金やめられたよ。」と感謝された。言葉が人に届く瞬間って摩訶不思議だな。
今回は、私が「自分の言葉は気軽に伝えていこう」と思った話をお伝えします。
スピリチュアル系にハマる人の特徴
その子はマルチやスピリチュアルやら、あらゆる「自分を高める」商法に沼りやすいタイプでした。
私としては、毎度いろんなものに依存する彼女が面白くて、否定も肯定もしないまま現在に至ります。
彼女は基本的に人にも依存気質なので、私は「何を言っても、のれんに腕押しの人」という立ち位置を貫いています。
そのため、彼女は私には勧誘はしないし、何か猛烈に主張するということもありません。
課題の分離をすれば、良い距離感を保てる
ちなみに、こういう友人との付き合いで私が大切にしていることは、
課題の分離
という考え方です。
他人の課題に深く介入しすぎると、相手から見て突然エネミー化(敵視)したり、逆に教祖レベルに盲信されたりしますよ。
依存気質の高い人は、人間関係の距離感がバグりやすいからね。
こういった人間関係が億劫になる方・失敗してしまう方は、「課題の分離」という考え方を知り、距離感を保ちましょう。
スピリチュアルヒーラーの存在
さて、数年前に彼女がハマっていたのは、スピリチュアルヒーラーと呼ばれる人でした。
話を聞いてみると、スピリチュアルヒーラーとは、
- 宗教団体を手の届く個人にし、
- 占いとマルチ商法の性質をバランスよく混ぜた存在
という印象を受けました。(あくまで私の印象ですよ!)
主に対面・オンラインで悩みを聞き、ヒーリング料が収入源。さらに、お布施や物販あり、といった昔からある業態です。
もちろん、実際にシャーマン的な方もいらっしゃるのかもしれませんし、それで救われている方もいるとは思うので、この業界自体を批判しているわけではありません。
ただし、儲かるから商売として成立しているというのは、事実です。
儲かるから、商売がある
私がこの話を聞いて思ったのは、単純に、
いつの時代も儲かる商売なんだなあ
ということでした。
この手の業態ってもう数十年前からあるのですが、消費者としてハマる人の性質もなぜか全く変わらないんですよね。
- 他人に人生の正解を委ねたい
- 特定の人に固執し、盲信しがち
- 人生に孤独感・焦燥感がある
- 一発逆転思考が強い
- 「成長・前進」に対する高揚感に弱い
私が強く言いたいのは、
こういった性質が狙い撃ちされ、換金化するビジネスはこの世にたくさんある!
ということです。
ネットワークビジネス、占い、情報商材、そしてここ数年はスピリチュアル系もその本流かもしれません。
あなたは大丈夫?今一度、自分の世界を見渡してみよう。
周りの人にハマっている人がいたら、非難してはいけない
もしそこに課金しまくっている人がいる時は、心配だったとしても強く非難したり反対したりしてはいけません。
あたりまえですが、自分の信じていることを否定されたら悲しいので、心の距離が離れるだけです。
私の場合は、いつか点が線になりそうな言葉は置いておくものの、あとは静観するのみです。
というのも、彼女の課題は彼女の課題なので、私がどうにかできることではないんですね。
そのため、私は彼女が同席者へ「後ろ向きなこと言っていたら、幸せが逃げちゃうよ!とにかくポジティブに、前を見てがんばろう!私の先生もそう言っていたよ!」と永遠に語っている光景を見て、
「おうおう、人生前向きでいなきゃいけない呪いにかかってるな!」
と笑って流したんだと思います。
同席の子のために、茶化してその話題を終了させたのかも。
人生前向きでいなきゃいけない呪い
人生前向きでいなきゃいけない呪いに、かかっている人はいませんか?
私は、無理やり前向きになろうとしている人には、そんな必要ないよ、と言いたいです。
負の感情も繊細さも、その人の個性がまるごと魅力的ですし、それが生きるということですからね。
前向きすぎる人って、成功するどころか、騙されやすいと思う。
そもそも表面だけポジティブになっても、人の根底ってそうそう変わりません。
それどころか、自分自身を騙したツケは、いつか必ずやってきます。
だからこそ、彼女の「人生ポジティブでいさえすれば幸せになれる!成功する!」という思い込みについて、私はある種の危険を感じたのだと思います。
人に言葉が届く瞬間は、いつも摩訶不思議
人生が前向きでいなきゃいけない呪いにかかっている。
この冗談めいた言葉が、数年経って彼女の中で何かに繋がったようです。
何があったのかわかりませんが、ある時彼女に会うと、憑きものがすっかり落ちたように、ニュートラルな表情をしていました。
そして、「あの時の言葉が自分の中に残って、半年くらい前にふと我に返りました。」と言われました。
今は自分の依存心はどこからくるのか?など、自分を掘り下げる・向き合う方に注力しているそうです。
本人の中に沈殿するタイミングや、言葉がある
スピリチュアルヒーラーへの依存から脱却したと報告を受けた時は、「摩訶不思議だけど、こういうことって自分もあるなあ」と思いました。
他人との出会いやふと残した言葉によって、点が線になる瞬間ってあるんですよね。
なぜかはわかりませんが、私自身も数年経ってから、他人の言葉が届くことがよくあります。
そのため、他人の課題は基本的に静観しつつも、
何が人の転機になるかはわからないのだから、自分の言葉は気軽に伝えていこう
と改めて思うのでした。
まとめ
以上、私が「自分の言葉は気軽に伝えていこう」と思った話をお伝えしました。
言葉って、重みがない時の方が届いたりするのが不思議ですね。
私のこのブログも、もしかしたらもしかして、何気ない言葉が誰かに届くという奇跡があるのかもしれません。
何が人の転機になるかわからないので、今後も自分なりに誠実に言葉を綴っていきたいなと思いました。それでは♪
【関連】村上春樹氏からの言葉が、数年経って届いたときの話です。