コロナ給付金詐欺。おいしい話から身を守るための合言葉。

資産形成

こんにちは。好きなことでゆるく働き、都心ミニマルライフを楽しむもふもふです。

コロナ持続化給付金にて約10億円の詐欺をした人のことがニュースになっていますね。さらに、国税局員が2億の不正受給って・・・。よくわかりませんが、欲に目がくらんでしまった人の末路ということなのでしょうか。

私も持続化給付金を受け取った個人事業主なので、今回はこの件について私の思うところを綴ります。

私が大切にしている「詐欺から身を守るための合言葉」も紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

持続化給付金とは

持続化給付金とは、コロナの影響で仕事がなくなった個人事業主などを救済する目的の給付金でした。

当時は資金繰りの悪化で明日にも倒産する、といった業者さんも多かったため、政府はとにかくスピード優先で給付する判断をしました。

個人的にはこの判断で助かった方も多かったのでは、と思います。私も売上が8割減になった時があったので本当に助かりましたし、国と都に感謝しています。

私が給付金を申請した時

私もこの給付金は受け取っているのですが、この時ほど毎年真面目に確定申告して良かった!と思ったことはありません。

この時のエピソードはこちら↓

ただ上記にも書いたのですが、申請自体はものすごく大変でした。

なので、詐欺ではこの申請を1800件行ったと聞いて、信じられない気持ちです。あの面倒なシステムを1800回使ったのか・・!と。

でも私にはよくわからないですが、きっとなにか抜け穴があるのでしょうね。

いつの時代もカモにされるのは情報弱者

上記の記事にも書いたのですが、真面目に働いて大変な状況にある方だとしても、情報を調べる力が追いつかず、申請まで辿り着かないという方も多くいらっしゃったようです。

そしてそれと同様に、詐欺の件ではたくさんの情報弱者である若者が利用され被害に遭いました。

具体的には、詐欺セミナーに参加した若者が申請者となったとのこと。

「税理士がついているから安心」「暗号資産投資家になれば個人事業主という扱いになるため申請可能となる」という謳い文句があったようです。

もちろん悪いのは詐欺集団ですが、おいしい話にのって最終的に判断したために、若者も犯罪の一端を担ってしまったのです。

節税か詐欺かの線引きの判断は自分

この件を自分に当てはめて考えると、似たような話はたくさんあります。

例えば節税のテクニックひとつとっても「え、それが認められるの?」ということがたまにあります。素人にはなかなか判断がつかないレベルのグレーゾーンもけっこうあります。

税理士さんをきちんと雇って都度判断を仰ぐこともリスクヘッジのひとつだと思いますが、私のようなスモールビジネス個人事業主だとそれは難しいです。

私の場合は、知らないことがある度にググって税理士さんのブログを読んだり、YouTubeで勉強したりするのですが、ここでもやはり最終的に判断し責任を負うのは自分です。これって、もしかすると被害にあった彼らとそんなに変わらない状況かもしれませんね。

ただ、ここで私が大切にしているものは、直感力と危機管理力

おいしすぎる話はやっぱり危険

私の場合、自分にとっておいしいと直感したは、それだけで「判断を先送りにする」と決めています。

特に今回の給付金のように「急いで申請しないと」と焦る時は要注意

私は念のため、いったん申請データを保存して「書類に不備ない?給付条件にひっかからない?」とチェックするために1日寝かせたりしました。

実際Twitterなんかを見ても「申請に不備があったり、条件に当てはまらなければ不受理になるから大丈夫」と思っている人は多かったと思います。

でも話の通りスピーディに給付されるのであれば、それはやはり私にとっては少しおいしすぎる話でした。論理はわからないけど、直感として。

そのため、いったん申請判断を先送りにして書類や条件を見直したのです。そして、どの角度から見ても問題なかったので、後日改めて申請しました。

一度申請を止めたのは、自分で大切にしていた「おいしいと思った話は判断を先送りにする」というルールがあったからです。

自主返還騒ぎ

その後、自主返還騒ぎがありました。一度受け取ってしまってから不正受給だと知り、怖くなって返還するといったものです。

情報弱者、他力本願、他責思考。表現はさまざまですが、結局最も損をしたのは彼らです。

なぜなら受給以降は、無駄な時間と労力、さらには不安な精神状態で過ごさねばならないからです。徒労とはまさにこのことだと思います。

危機管理の大切さ

私の場合、バレないことが確実だと言われても、万が一自分が条件に当てはまっていなければ、給付金申請はやっぱり諦めたと思います。(きっと泣く泣くですが・・・。)

なぜなら、それで給付金を受け取った場合、その後数年間は犯罪者になる可能性を不安に思いながら暮らさねばならないからです。個人的には、あの給付額でその精神状態になるのは、割にあわないなと思います。

また、これが1億円だったら、それはそれで「おいしすぎる話」なので直感で乗らないでしょう。

私が大切にしている合言葉

私は、詐欺側の方が何枚も上手で自分が騙されてしまったのなら、もう仕方ないと思っています。

でもそうではなく、自分が欲に目がくらんだり、自衛の力が足りなくて騙された時は、心の底から悔しがると思います。そうならないためにはどうしたらいいのか。何か騙されないようにするルールはないか。

私が出した結論は以下です。

  • おいしすぎる話は、いったん先送り
  • 焦っている時も、いったん先送り
  • 決断する時は、いったん誰かに話す

まとめ

詐欺って、思ったよりいろんなところに転がっているものです。

私の友人でも騙された人がたくさんいるので、私も明日は我が身と思っています。自分に自信を持たず、ルールを決めることが最初にすべきことかもしれませんね。

みなさん、合言葉は「おいしすぎる話は、いったん先送り。焦っている時も、いったん先送り。そして誰かにいったん話そうですよ!

お金は増やすのも大切ですが、守るのはもっと大切!一緒に自衛しましょうね。

自分のお金を守るのは、いつだって自分!

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