こんにちは。好きなことでゆるく働き、都心ミニマルライフを楽しむもふもふです。
私の友人、39歳バリキャリ女性のゆりちゃん(仮名)が、今とても病んでいます。
病んでいるとLINEが頻繁にくるので、私はたまに付き合ったり、距離を置いたりしています。
友情を保つため、依存は受け止めないよ。
ゆりちゃんの悩みは、「お金があっても幸せでない」ということ。
よく聞く言葉ですが、具体的にどういうことか想像しづらい面もありますよね。
今回はゆりちゃんの事例がわかりやすいと思ったので、こちらに紹介してみます。
友人ゆりちゃんの紹介
ゆりちゃんは、私の元同僚の39歳独身女性です。
前職では、社内で何度も表彰を受けるような優秀な人でした。今もバリバリ働いていて、年収も一般の会社員より遥かに高いです。
ゆりちゃんは私の中でとても興味深い友人なので、過去にこのブログでも紹介しています。
ゆりちゃんが2億円の遺産を相続
そんなゆりちゃんが、今年2億円の遺産を相続をしました。
なぜ私がこのことを知っているかというと、ゆりちゃんがお嬢様特有のピュア人間だったからです。
マンション購入の相談をしてくれた際にさらりと言っていましたが、私だけでなく他の知人にもその額を無邪気に伝えている様子だったので、慌てて止めました。
詐欺を呼び寄せちゃうからね。
ゆりちゃんは、現在都心に一人暮らし用のマンションを購入し、悠々自適な暮らしを送っています。
私からするとキラキラした自立女性に見えるのですが、ゆりちゃんにはお金では解決できない悩みがありました。
ゆりちゃんのお金で解決できない悩み
ゆりちゃんが悩んでいる理由は、以下2点。
- 子どもを持てないまま、一生を終えるのか。
- 会社員として働くだけで、人生で終えるのか。
そして、子どもや起業という希望が叶っている周りの人に激しい嫉妬をし、自己嫌悪に陥っているのでした。
自分がどんなに望んでいても手に入らないのに、それを当たり前に叶えている周囲と比べてしまう、ということが辛いのだそうです。
こういう経験、みんなはあるかな?
お金で手に入らないものはある
お金で解消できることは多くありますが、ゆりちゃんがいう通り「お金があっても手に入らないものはある」というのは真実です。
私の思う、その代表は、健康、恋愛、子ども。
我が家も夫は子どもがほしかったようですが、不妊のため諦めた経緯があります。
ゆりちゃんは健康ですが、恋愛と子どもに関しては、今のところうまくいっていないようです。
ゆりちゃんの希望① 子ども・恋愛
どうしても子どもを生みたいゆりちゃんは、39歳が年齢制限となると聞き、ギリギリで卵子凍結もしました。
一通りの検査、採卵、年間保管料だけでも、大変な労力とお金をかけています。
私は、2億円の資産があるゆりちゃんなら、独身で子ども生み育てる方法はたくさんあるのではと思うのですが、本人的にはそれは合理的すぎる考えなのだそうです。
ゆりちゃんとしては「運命の人と恋愛、結婚、周囲に祝福される出産、幸せな家庭での子育て」までがセットなのだそうで、その運命の人と出会うまで卵子を保管することにしたのだそう。
個人的にとても面白い価値観だと思ったよ。
ただ、ゆりちゃんも来年40歳。子どもどころか、恋愛の相手が現れない現実。
特に出産に関しては、確実に可能性が減っていく事実に病んでしまっている状態でした。
ゆりちゃんの希望② お店を持ちたい
ゆりちゃんは、自分で小さなパン屋さんもしくはお菓子屋さんを開きたいとずっと思い続けています。
これだけ聞くと夢物語に思えますが、ゆりちゃんの料理やお菓子作りの腕前はプロ以上で、やろうと思えばすぐにでもお店を開けると思います。
もはや才能の塊だね。
さらに、ゆりちゃんは現在の仕事で広告宣伝のプロでもあるので、マーケティング、包装デザイン、店舗インテリアまでセルフプロデュースできる稀有な人。
おまけに開業資金はすでに持っている状態で、今のところ養うべき家族もいません。
高い確率で、事業は軌道に乗るでしょう。というか、私からすると勝ち筋しか見えません。
しかし、意外なところにゆりちゃんはとらわれていました。
それは、周囲の目。
周囲の目を気にするゆりちゃん
親御さんの生前は、ゆりちゃんは親に反対されることを極度に恐れていました。
これはゆりちゃんのご家庭の教育が、厳しく保守的だったことが背景にあるようでした。
そして今は、以下のようなことが不安なのだそうです。
- 起業が失敗したら笑われる
- 有名企業ブランドの看板は、一度下ろしたら戻れない
- 結婚もせず独立して、可哀想な人と思われるかも
呪いは自分で解くしかない
私も会社を辞めるときに、同じようなことで迷う感覚はあったのでよくわかります。
ましてや、ゆりちゃんは保守的なご家庭に育ったので、その思いは私より強くなって当然。
しかしそれでも、これは他人がどうすることもできない、ゆりちゃんの課題なのです。
「お金があっても幸せでない」と悩むゆりちゃんに、私が毎回伝える言葉があります。
こういう類の呪いは、自分で解くしかないということ。
やりたいことを実現させるためには、挑戦するしかないということ。
子どもに関しては年齢制限があるのかもしれませんが、お店を開くという夢はいつだって実現可能です。
私はゆりちゃんにも、そして同じようなことで立ち止まっている方にも、この自分自身への呪いに打ち勝ってほしいなと思っています。
まとめ
以上、「お金があっても幸せでない」というゆりちゃんのエピソードでした。
お金があってもなくても、いつからでも、必ず幸せになることはできます。やっぱりその根底にあるのは、行動と挑戦なのかなと改めて思いました。
ちなみに、このブログではゆりちゃんの課題を紹介することが多いため誤解されそうですが、ゆりちゃんは魅力的な友人です。
仕事でも趣味でも手を抜かず、すごい能力の持ち主です。さらに、チグハグに見える行動とか、彼女の価値観がとてもユニークで、私からするととても魅力的な人なんですよね。
だから自己肯定感の低さや、周囲の目を気にする呪いみたいなものとは、なんとか折り合いをつけて、今後もゆりちゃんの人生を心地よく生きてほしいなと思います。
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