こんにちは。好きなことでゆるく働き、都心ミニマルライフを楽しむもふもふです。
先日、SNSで「イベントで販売されていたオーガニックマフィンが腐っていた」という騒動が流れてきました。
大前提ですが、私は実被害を被っていないため、私が当事者を批判することはありません。
その上で、好きなことで働きたい方がいたら、この件から大きな学びがあるなと思ったので、私の持論をお伝えしようと思います。
今回は、「好きなことで働くためには、致命傷を負わないリスク管理が必須。」についてお伝えします。
好きなことで働く、が誰でも可能になったけど
私が過去に「好きなことで働きたい」という相談を受けた際、慎重すぎてビジネスチャンスを逃しまくっている人をよく見ました。
その一方で、リスク管理が甘々で失敗する人も、けっこういます。
私の知る限り、30代以降は前者、若者に後者が多い気がする。
誰でも個人で自由に働ける時代になったぶん、今は全てが自己責任となる世界。
そのため、今後個人で自由に働きたいと思っている方には、
熱量✖️致命傷を負わないリスク管理
のバランス感覚が、かなり重要になるということを知っていただきたいです。
どちらが欠けてもうまくいかないものだよ。
最悪な事態とは?の想像は必須
人生には、勢いが必要な場面も多々あります。
ただ、そんな時でもあなたに外してほしくないのは、こちらの観点。
致命的な事態を回避するリスク管理
行動→失敗→調整の経験があまりないと、このへんのバランス感覚が乏しくなり、勢いだけだととんでもない致命傷を負うことになるんですよね。
マフィン騒動がまさにその致命傷
冒頭でも触れましたが、先日、SNSで「イベントで販売されていたオーガニックマフィンが腐っていた」という騒動が流れてきました。
詳細は現在調査中とのことですが、起こったことを知る限り、
ああ、これぞまさに致命的な事態
だと思いました。
食品を扱う業者が最も起こしてはいけないことが、食中毒などでの加害者になること。
これだけは、何にかえても絶対に起こしてはいけないことなんですね。
好きを仕事にできる時代だからこそ、リスク管理は自己責任
こういうことがあるたび、私はあなたに他人事と思わない癖をつけてほしいなと思います。
他人の無知を笑うのは簡単ですが、自分には絶対ないと言いきれますか?
自分には、ありまくる。
この想像力が、将来のあなたの事業を守る砦となります。
自分の仕事での致命傷はどんな場面?
私は「自分の仕事での致命傷は?」を想定しておくことは、非常に重要だと思っています。
たとえば、
- もし運転手なら、居眠り運転事故
- もし編集者なら、白紙原稿を出版する事故
- もし看護師なら、重要薬剤を取り違えるミス
といったような、取り返しがつかないことや、自分が加害者になること。
私の場合に置き換えると、ペットシッターが最も起こしていけないのは、動物が被害にあう事故です。(例:交通事故、誤飲窒息など)
これだけは、なんとしてでも(もっというと、私の命をかけてでも)、避けなければいけません。
そして、そのためには気合や熱意ではなく、やはり知見と仕組みが必要なんですね。
現役ペットシッターのリスク管理例
これはほんの一例ですが、私の場合はこういったリスク管理をしてきました。
- ペットシッター会社で下積みをし、リスク管理のノウハウを教えこんでもらった
- トラブルが起きた時に対応できるよう、スケジュール間隔をあけてゆるく働く
- 繁忙期は致命的ミス回避のためのチェックリスト使用・指差し確認ルール発動
私がペットシッター会社で下積みをしたのは、まさに致命傷を避けるための「負の部分の知見」がほしかったから。
どんな職業でも、最低限の下積みはやっぱり必要だと思う。
また、繁忙期は自分で作ったチェックリストを利用し、アナログに指差し確認することで致命的なミスを回避します。(退室時の玄関施錠、ヨシ!とかね。)
自分がリスク管理をやりきったかどうかが大事
そのほかにも色々対策をしていますが、ここまでしても多少のトラブル・事故は起こりえます。
ただ、その時に、
自分がリスク管理をやりきってのことなのか?
と自問して「自分のできることはやりきった。」と、自信を持って思えることが重要なんですよね。
その積み重ねが、致命的事故を回避するだけでなく、自分の仕事へ誇りを持ち続けることに直結します。
他人事だと思った業者から足元をすくわれる
私は、同業者が致命的なミスをして廃業する場面を、今までに何度か見てきました。
そのたびに、「自分に当てはまることはないか?」と振り返るようにしています。
マフィンの件に関して、私も完全に同じ意見だった、こちらを引用させていただきますね。
イベントで発売されていたマフィンを家に帰って触ったら糸が引いていたということで話題になった件で、パティシエの方のポストが的を射ていると思うので見て欲しい。
— じんげん(本垢) (@Shing_keng) November 14, 2023
「好きを仕事にできる時代に好きのレベルが甘いと事故が起きる」というのはどの業界でも言えそうな気がするな。 pic.twitter.com/Yo2KCbojux
ほんとこれに尽きるなあと。
自ら知見やノウハウを拾いにいこう
私も10年個人で仕事をしていますが、
組織に属さないということは、知見やノウハウがアップデートしない
ということ。
そのことを忘れず、常に謙虚にこれらのことを考え続けたいと思います。
- 何か見落としている安全基準はないか?
- 時代とともに変化しているルールはないか?
- 今の仕事で、最も致命的な事態はどんな場面?
あなたももし今後独立する時は、ここだけは明確なリスク管理をしましょう。
逆をいうと、そこさえ対策をしていれば、多少の失敗はどんどん改善していけば良いのです。
一撃で詰むリスクは回避しつつ、熱量をもって突き進みましょうね。
致命傷さえ避ければ、失敗しても調整すればいいだけだよ♪
まとめ
以上、「好きなことで働くためには、致命傷を負わないリスク管理が必須。」についてお伝えしました。
結論は、致命的な事態を回避するリスク管理は、適正な仕組みと知見のアップデートで守りきろう!ということでした。
それにしても、マフィンの制作者の方は、今後の対応も全ておひとりでやらなければいけないということですよね。
こういう時は誹謗中傷もすごいと思うので、とにかくどうか心を病まないでほしい、と強く思います。
致命傷だったとしても、生きてさえいればなんとかなりますからね。
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