こんにちは。好きなことでゆるく働き、都心ミニマルライフを楽しむもふもふです。
私が夫に出会った時、彼はキラキラしたスタバ店員でした。
私は当時、地方都市のキャバ嬢として荒くれた生活を送っていたため、東京のスターバックスという謎のカフェで働くスタッフのオシャレな雰囲気に大変驚きました。
そして、なんと20年たつ今でも、スタバではそんな当時のブランド力が継続されています。
今回はブランドってどうやって作られるのだろう?という私なりの考察を紹介します。
スターバックスというカフェ
20年前もおしゃれなコーヒー屋さんだったのですが、今も全く同じ立ち位置ってすごくないですか?
個人的には、20年前の私は「今は新しいから流行っているけど、10年後はド○ールみたいな庶民派の立ち位置になっている」と勝手に思っていたんですよね。(ド○ール、大好きですよ!)
というのも、他にブームを巻き起こしたカフェの大半は、庶民派として生き残るか、経営難で潰れるかしかなかったから。
20年前、一大カフェブームがあった
私が学生だった20年前、東京では一大カフェブームがありました。
下北沢や表参道、吉祥寺などでは、隠れ家みたいなカフェや、尖ったコンセプトのカフェがどんどんできて、街にはカフェ特集の雑誌を片手にカフェのはしごをする若者達で溢れていました。
今の韓国と似ているかも?
そして、その中でもスタバはすでに絶対王者。
当時のスタッフを見ていても「スタバでは、女子も男子も選ばれしキラキラ人しかスタッフになれないのでは?」という印象だったんですよね。
とにかく文化のど真ん中にいるオシャレな人たちが働いているイメージ。
その証拠に、私の知るスタバの友人男子はよく店外に連れ出され、女子に告白されていました。
スタバのエプロンをして、あのオシャレカウンターを颯爽と動く様子だけで、なぜかかっこよく見えるというマジックです。
スタバの魔法、すごくない?
そして何よりすごいのは、カフェブームが去った後。
他の個人経営カフェが廃れても、スタバだけはそのままのコンセプトと評判でした。
それどころか、いまだ唯一無二の存在として第一線を走るブランドとなっていますよね。
どうしてこのブランドが維持されたのか?
他のカフェとスタバの戦略は何が違ったのか?みたいなことは、きっと何冊も本に出ているはず。
素人の私がマーケティング戦略について語れることはありません。
ただ、私が肌で感じたスタバの魅力は、こちらでした。
サードプレイスというコンセプトを守りきる覚悟
コンセプトを守りきる覚悟が明暗を分けた
家でも職場でもない、サードプレイス。だから、スタバは居心地が良い。
このコンセプトが、たしか一度崩れかけた時があったんですよね。
日本経済が不況だったのか、円高だったからか、単純にスタバが経営難だったからかは覚えていません。
とにかく、ソファ席がギチギチに詰められて、ゆったりできないお店が増えていったのです。
隣の席と近い違和感
私が違和感を感じたのは、いつものように着席した時。
狭いファーストフード店と同じくらい、隣の人との距離が近かったので「あれ?なんだか落ち着かないな」と思ったのです。
だったらマクドナルドのコーヒーでいいかなと思って、しばらくスタバから足が遠のいてしまった時期がありました。
あの感覚は、きっと私だけじゃなかったはず。
しかし、違和感を感じた半年以内にまた変化があり、席の配置が再度落ち着くものになっていました。
多分、ここらへんで日本支社にテコ入れがあったんじゃないかな?となんとなく思います。
コンセプトを守るのは舵取りのひとつ
自分たちは、「サードプレイス」というコンセプトを死守する。
私はその半年の間に、初めてスターバックスという経営に明確な意志を感じました。
そして実際にその意志のおかげで、競合との差別化が明確になり、20年経った今でもスタバは生き残ることができました。
そして生き残り以上にすごいのは、やはりそのブランド力を今も守りきっているということ。
これが、スタバ最大の底力なんですね。本当に偉業だと思います。
やっぱりブランド力のある事業には、守るべき軸があると私が学んだことでした。
まとめ
以上、今回はブランドってどうやって作られるのだろう?という私なりの考察を紹介しました。
結論は、コンセプトを守りきる覚悟でした。
私も自分の事業を10年近くやっていますが、同じように絶対に譲れない軸がいくつかあります。
やはり常に利益を優先してしまうと、どこかで必ず綻びがでて廃れる瞬間が来ると思うんですよね。
私は迷った時は当時のスタバを思い出し、自分の大切にする軸はこの先も守りきろうと改めて思います。
あなたが副業などのスモールビジネスを始める際に、利益関係なく大切にしたいことはありますか?
新しいことを始める時は、頭の片隅でこの話を思い出してみてくださいね。それでは♪