こんにちは。好きなことでゆるく働き、都心ミニマルライフを楽しむもふもふです。
新年度となり、新しい生活が始まりますね。
私は個人事業主なので会社組織には属していないのですが、わんちゃんとのお散歩中に初々しいスーツを着た方たちとすれ違うようになりました。
彼らにのびのび成長できる機会が、この先たくさんあるといいなと思います。
というのも、人の成長を妨げる上司や先輩って会社に必ず数人はいますからね。
今回は、「人の成長を妨げる先輩に出会ったら、どうするのが正解?」をお伝えします。
人の成長を妨げる先輩
断言しますが、組織で働く場合、あなたにとって最も悪となるのは
じぶんの成長を妨げる人
です。
私が働いていた会社では、ストッパーと呼ばれていました。
成長を妨げる、「ストッパー」とは?
前職で管理職になった時、私はまずしたことは、
ストッパーがどこにいるかを見極め、配置し直す
ということでした。
この見極めは、組織づくりで何より重要。
ストッパーには、人の足をひっぱるというわかりやすいものだけでなく、熱心に教育する人が該当する場合もあるので注意が必要です。
一番やっかいなのは、相手を萎縮させる指導法しか知らない人。
なぜなら本人にはその自覚がないか、あってもそれが当然の指導法だと思い込んでいるからです。
今からお話しするタイプの人は、どこにでも1人くらい存在します。
あなたがもし出会ってしまったら、適度に受け流すか、ひどければ全力で逃げましょう。
新人時代、教育係がガチのストッパーだった話
私が新卒で入社した時に教育係となった女性が、まさに相手を萎縮させるタイプのストッパーでした。
もちろん教わったことの多くは、とても勉強になることばかりでした。
たとえば、私は営業だったので、
- 接待時のマナー
- クロージングの仕方
- タクシーの乗り方
- 電話の取り方
- エレベーターボタンの押し方(←!?)
まで、その先輩にはありとあらゆる細やかな礼儀作法を教わりました。
これらについては、心から感謝しています。
しかし、先輩のただ一つの良くない点は、常に人を萎縮させる点でした。
人を萎縮させる先輩
たとえば、その先輩は私を指導する際に必ず、
「そんなことも知らないの?」
と前置きがありました。
今振り返ると、新人なら知らなくて当然なことがほとんどだった。
感情の起伏もあり、ため息や舌打ちなども多かったように記憶しています。
多分それらは、彼女の性質や口癖のようなものだったのでしょう。
もしかしたら、彼女も先輩からそのように指導されてきたのかもしれません。
ただ、毎回「そんなことも知らないの?」と言われ続けると、自分はなんて無知なまま社会に出てきてしまったのだと感じ、自信をなくすようになりました。
そして、何か間違ったことをしていないかと常にビクビクするようになりました。
今振り返ると、自分を恥じ入る必要は全くありませんでした。
知らないことはその時に知ればいいだけです。
正しい指導法とは、第一に萎縮させないこと
当時は自分が悪いと思ってしまったのですが、今ならはっきりとその指導法は間違っているとわかります。
どんなに正しい情報を教えたとしても相手を萎縮させるならば、指導者としてのスキルは低いのです。
その証拠に、私は違う先輩の下についたときに、自分でもわかるほどのびのび成長しました。
すばらしい指導力の先輩や上司から学ぶことで、
萎縮させることほど、成長の妨げになることはない
と気づくことができました。
この経験から学んだこと
この経験から、私は自分が先輩の立場になった時には、絶対に
「そんなことも知らないの?」は、表情や言葉に出さない
と決めました。
時には私がびっくりするくらい常識を知らない新人もいましたが、その常識の基準は私が勝手に作ったものであって、彼らに非があるわけではありません。
何度もいいますが、知らないことは恥ずかしいことではないのです。
4月から先輩の立場になる方へ
この経験は、私がのちに先輩になった時も管理職になった時も、常に気をつけていたことです。
- 他人の成長を妨げるストッパーにならないこと
- 後輩・部下を萎縮させないこと
プレイヤーとして優秀だった人こそ、要注意。
人を教える立場になった時点で、一度心をリセットし、新しい指導法を謙虚に学ばなければなりません。
自分の正義や正しい言葉より、何を言わないか、どう見守るか、の方がずっと重要。
本人にどんな素晴らしい経験値があろうと、人材の成長を妨げる時点で、組織からは不必要と判断されてしまいますからね。
まとめ
以上、「人の成長を妨げる先輩に出会ったら、どうするのが正解?」でした。
結論は、こちらでした。
- 新人さんへ:自分の成長を妨げる先輩から逃げよう
- 先輩さんへ:後輩の成長を妨げていないか、振り返ろう
結論① 新人さんへ
もし新しい会社、新しい部署、新しいアルバイト先、新しい事業・・・など、新天地でがんばろうとしている方がいたら、ぜひ自分の気持ちを観察しておきましょう。
特に、嫌な思いや理不尽な思いをした時の感覚は、今後の反面教師として貴重な経験となります。
そして、指導スキルの低いストッパーに、わざわざ病む必要はありません。
もし出会ってしまったら、必ず受け流すか逃げるかして、心の距離を置きましょう。
結論② 先輩さんへ
先輩さんは、自分がストッパーの方向に進んでしまっていないか、あらためて振り返ってみましょう。
単純な話ですが、人は自分に経験値がついてくると、自分にスキルがなかった時の気持ちを忘れていきます。
つまり、自然に生きているだけで、謙虚さを失い、横柄になっていく生きものなのです。
それをときどき振り返り、より良い人間でいようとする姿勢が重要ですよね。
新人さんも先輩さんも、4月から応援しているよ。
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