こんにちは。好きなことでゆるく働き、都心ミニマルライフを楽しむもふもふです。
私は30代前半まで、会社員として猛烈に働く、いわば社畜でした。
今回は、そんな私が「楽しいことだけして生きていくって無理なのかな?」と思った時のことを綴ってみます。
結論から言うと、あっさり出来ましたよ。これはもう断言できます。
楽しいことだけをして生きていくことは、可能です。
あの頃の自分と同じようにキャリアや人生に悩める女性がいたら、私の場合をひとつの事例としてご紹介します。
働く女性がぶつかった30代の壁
20代は若さで乗り切れましたが、30代に突入する頃にふと立ち止まってしまいました。
これは、働く女性が何度かぶつかる壁だと思います。
「このまま猛烈に働いた先に何があるんだろう?」と立ち止まり、周囲を見回してしまったのです。
当時の職場では、徹夜はあたりまえ。
深夜に給湯室で女性社員が頭を洗っているような、なかなか壮絶な環境でした。
未来への希望が見当たらない
仕事では尊敬している方々だし、本人たちはそれが幸せな働き方なのかもしれません。
ただその光景を見た時に、
私には無理だ。ここまでこの仕事を頑張れない。
と思ったのを覚えています。
結婚している女性は少なく、上司に自分のロールモデルになりそうな人も見当たりませんでした。
ここで自分がその第一人者になろう!と思えたらよかったのですが、ぐうたらな私には無理でした。
働く女性が特にぶつかる壁だけど、きっとそれを登りきれなかったんだね。
退職を引き止める、2つの呪い
根がぐうたらなので、それから度々、
- 愛犬と毎日お昼寝したい
- とにかくダラダラしたい
という思いにとりつかれました。
そんな話を周囲にしたら、同じく疲労末期の同僚も同様の反応でした。
でも「会社を辞める」という選択は、私たちにはかなりハードルが高いことでした。
なぜなら、私たちは2つの大きな呪いにかかっていたからです。
それは「高年収」の呪い、そして「大企業」の呪いでした。
働き方を変えるということは、当時はこの魅力的な2つを捨てるということとイコールだったのです。
安定収入を手放せるか問題
当時は「起業・他社への引き抜き」もしくは「病気」以外で会社を辞める人はかなり少なかったと思います。
なぜなら、一度退職すると、これ以上の年収や福利厚生がほぼ手に入らなくなるからです。
さらに起業が失敗し、今より条件の悪い会社に転職する人もたくさんいました。
それを見て、私も含めて皆「会社に残ってよかったな」と自己正当化していました。
でも自分自身を振り返ったところで、幸せな働き方をしているわけではありませんでした。
楽しいことだけして生きる、は不可能?
ある日先輩と飲んでいる時に、自分の業務の不満を吐露するついでに
「自分が楽しいと思える仕事だけしたい」
と言ってみました。
すると、先輩は心底呆れた顔をして諭してくれました。
そんな甘えた考えが通用するわけがない。会社という組織で働く以上、楽しくない仕事も、嫌いな人と働くのもあたりまえ。
今振り返っても、先輩の言っていたことは、100%正論です。
それなのになぜかはわかりませんが、その時の私は初めて「本当にそうなのかな?」とふと疑問に思ったのです。
常識を疑うことの大切さ
私は大きな成功をつかみたいわけでもなく、人に羨ましがられたいわけでもない。
ただ、朝起きて「今日は何しよう」と思う日がたくさんほしかったし、大好きな愛犬と長く一緒にいてあげたい。目標数字や人事評価を気にせず過ごしたいし、嫌いな人とは顔を合わせずにすませたい。
それを自分が叶えることは、本当に無理なのかな?
もしかしたら、会社という組織を出たら可能になる?それとも、やはりそれも甘すぎる考え?
この疑問は、考えれば考えるほど膨らんでいきました。
そしてそんな考えが、ある転機を通じて「1回やってみよう」という明確な意志になりました。
自分のやりたいことと普段考えていたことが繋がり、ようやく「高年収、大企業」の呪いから解放されたのです。
退職して後悔しなかった?
30代半ばで、私は会社を辞めることにしました。
理由はいくつかありますが、やはり、
楽しいことだけして生きていくって、本当に無理なのかな?
と疑問に思ったことが大きいです。
絶対成功させてやる!のような強い意志ではなく、単純に、誰かがやってみてもいいのでは?失敗しても今の日本で路頭に迷うことはないだろうし。というゆるいノリでした。
そして誰の目も気にせず、誰とも比べず、自分のペースでできることから行動してみました。
現在自分の好きなことで事業を立ち上げて10年近くになりますが、当時の決断に後悔は一切ありません。
その経緯はこちらにまとめています。
結論、「楽しいことだけ」は可能
ふと疑問に思ったことから始まりましたが、今では
楽しいことだけをしてゆるく生きることは、可能
とはっきりいえます。
現在の私は自分の好きな仕事で独立し、本当に自分が楽しいと思うことだけをして生きています。
あの頃、思考停止せず、自分の生き方を考えてよかったなと思います。
まとめ
以上、「楽しいことだけして生きていくのは、無理なのか?」について綴りました。
結論、凡人社畜アラサーでも可能でした。
この経験から、私はFIREを目指す若者がいても全力で応援しますし、若くして起業する方たちのことも笑ったりしません。
一方、若いうちは苦労しろという先人達の言葉も、正しいと思っています。
大切なのは、本人が考えて行動すること。
もし今同じような状況の方がいたら、会社で頑張り続けるにしても他の方向に転換するにしても、あの時の私のように、ぼんやりと「こういう生き方って無理なのかな?」と模索し続けてほしいです。
そしてその時には「周囲が反対するかも」「親をがっかりさせるかも」「失敗したらどうしよう」というような呪いで思考停止せず、心の声に耳を傾けてみてください。
自分のしたい生き方を想像するとわくわくするし、人生の転機になるかもしれませんよ。応援しています。
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