容姿が価値ならば、使えるうちに使うべき。サイドFIREへの道。

好きなことでゆるく働く

こんにちは。好きなことでゆるく働き、都心ミニマルライフを楽しむもふもふです。

前回、セレブ地区にはなぜか美男美女家族が多い、という話をしました。

資産家一族のループに新たに参入するには「美貌」が一つの要素となる、という仮説(あくまでも私の仮説ですよ!)がありました。

この話に通じることですが、私は、もし自分の容姿が武器に使えるのならば、使えるうちに使うべきだと思っています。今回はそのことについて語りたいと思います。

世間一般の話ではなく、あくまで私の個人的見解なので「ルッキズムを増長するとはけしからん!」と怒らないでくださいね。

19歳で所属したイベント派遣事務所

皆さんは、自分の容姿が相対的に見てどのレベルにあるかと考えたことはありますか?

私は10代後半から20代前半にかけて、自分の容姿があからさまに比較される経験をしたことがあります。これは私の中で一つの強烈な体験でした。

たとえば、19歳の頃に友人が紹介してくれたイベント派遣事務所でのこと。

私が面接に行くと、その場で身長、体重を測られ、履歴書に何かマークを書き込まれていました。今思うと、それは衝撃的な評価基準でした。

評価基準とは

今の時代ではありえないと思いますが、その基準とは「年齢+容姿」でS〜Cまで女性をランクわけするものでした。

この世にはさまざまなイベントがあります。そのため、どの現場にどういった子を派遣するのかを決める時の基準が必要だったのだと思います。その事務所では、以下のような判断がありました。

  • S:モデル、レースクイーン、テレビ出演
  • A:特定ブランドイベントの専属キャンペーンガール
  • B:電気屋さんや街中イベントでのサンプル品配布
  • C:スーパーの試食イベント、街頭ティッシュ配布

Sクラスは身長170センチ以上だったり、大手企業主催のオーディションに参加したり、テレビ番組に呼ばれたりと、いわばタレントさんに近い働き方をしている方たちだったと思います。

C以外は女子大生が多かったのですが、特にSクラスの皆さんはミス○◯という肩書きを持って、将来の夢はアナウンサー、のようなキラキラした方達でした。

私の場合

私はというと面接時にうーん、と唸られ、「再来週までにあと3キロ痩せてきてもらえる?」と言われました。どうやら衣装サイズの関係で痩せたらAといったところだったようです。

とりあえず2週間、ランチは味噌汁だけになったよね・・・

個人的にとてもわかりやすいなと思ったのは、やはりランクC→Sの順に報酬が上がっていったことです。皆さん自分の報酬を他の人に言うことは控えていましたが(事務所ルールでNGだったのかも?)、なんとなく空気で格差を知る感じでした。

この経験から、私は「容姿が武器になる方々」の存在を知りました。そして、自分の容姿が相対的にどの位置になるのかも知りました。

これらは今までのほほんと生きてきた私にとっては、衝撃的な出来事でした。

容姿を磨く努力を始める

私は「痩せたら報酬が上がる」ことを知ってしまったので、できる限り自分の外見を磨く努力をすることにしました。ここで初めて自分が周囲からどうみられ、何が価値になるのかを考え始めたのだと思います。

事務所の評価には「年齢」もあったので、当時30歳をすぎたキャンギャル(←死語ですね)は存在しませんでした。そのため私も「若いうちに使える価値は使っておこう」と考えたのだと思います。

夜の街へ

そして紆余曲折あったのちに、その事務所より時給の良いキャバクラで働くことにしました。

当時はロンドンに移住しようと考えていたので、短い期間でお金を稼ぐ手段として最大効率をめざした結果がキャバクラだったのです。この話はこちらにまとめています↓

自分のなかで武器になるならば使う

私はもともと水商売への抵抗は全くありませんでした。

むしろ、女性であることで嫌な思い(痴漢とかストーカーとか)をしたことがあるので、逆に女性性という価値を使わないと割に合わないな、くらいに思っていました。

単純に自分の中で武器になるものがあるなら、それを使えるうちに使うという、一種の戦略だったと思います。

なので、もしそれを「おかしい!」という人がいても(幸い周囲にはいませんでしたが)、当時は全く気にしなかったんじゃないかなと思います。

若さという価値はいつかなくなる

結果、私はその時に唯一持っている「若さ」という価値を使って、さまざまな経験をさせてもらいました。

時給はもちろんですが、若い頃に一流のサービスや味を教えていただけた経験は、今振り返っても貴重なものだと思います。当時のお客様たちには今でも感謝しています。

ただし、重要なのはそれが生涯にわたる私自身の価値ではないということを認識できるかどうか。

若さというものは、誰にでもあり、いつかなくなるもの。

私は最初に所属した事務所で、Sクラスの先輩にそう教えてもらっていました。彼女は容姿も申し分ない方でしたが、それ以上にとても聡明な女性でした。若さは数年後に失われるという将来を認識し、他の価値をつけようと様々な努力と勉強をしていたのです。

使えるうちに自分の手持ちの武器を使いつつ、新たな価値を身につけようとしている女性たちを見て、私は感銘を受けました。「容姿で仕事をもらうとは」などと揶揄する人だっているだろうこの世の中で、彼らはなんてたくましいのだろうと思いました。

人にはいろいろな生き方があります。容姿であっても若さであっても、今ある自分の武器に価値があるならば、私は使う選択肢があってよいと思っています。

まとめ

女性はもちろん容姿だけではないけれど、容姿を磨いて損はない、と思った私の体験エピソードでした。

重要なのは、容姿が武器になるうちに新たな価値を身につけること

私は容姿に気を遣わなければキャバクラでお金を稼げなかったし、そうするとロンドン移住も、その先の大手企業就職も、さらには今の好きなことでゆるく働く日常も手に入らなかったと思います。

ルッキズム反対の意見ももちろん正しいのですが、私は市場価値を受け入れつつ、たくましくこの世を泳ぐ女性たちのことも心から尊敬しています。

以上、「自分の容姿が武器に使えるのならば、使えるうちに使うべき」という私見エピソードでした!

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