こんにちは。好きなことでゆるく働き、都心ミニマルライフを楽しむもふもふです。
私には、社会に出て初めて理解した、決定的な弱点があります。
それは、他人の繊細な部分に、共感できないということ。
今回は、「他人の弱さに寄り添える人は、深みがある」という私の憧れについて、お伝えします。
他人の痛みに鈍感な私
これはいまだに私の弱みではあると思うのですが、私は他人の痛みに鈍感です。
なぜこのことに気づいたかというと、社会に出て管理職になった時に、びっくりするほどメンバーの悩みに寄り添えず、アドバイスなどもできなかったからです。
メンバーの悩みとは、例えばこういうこと。
- 他の同期が優秀すぎて、能力のない自分は萎縮してしまい、うまくいかない
- 今のチームのメンバーが優秀すぎて、どうしても嫉妬してしまう
- プライベートで辛いことがあり、仕事が手につかない
さすがに今ならば「そんなこともあるよね。」となりますが、当時はこういった自分ではどうしようもないモヤモヤや嫉妬心を持つ人の気持ちが、イマイチわからなかったんですよね。
上記の例でいくと、
- 自分は人と比べて萎縮したことがないし、
- 嫉妬という感情も経験がないし、
- プライベートと仕事が混ざることもない。
そのため、悩みを相談されても、自分が経験していない事柄なので全くアドバイスできない…。
自分はなんて人生の深みを知らないまま来てしまったのだろう、と愕然としました。
友達の本棚を見て、世の中とのズレを自覚した
さらには、私はじぶんの自己肯定感が社会とかけ離れていることを、自覚した一件があります。
友人の家に遊びに行った時に、本棚に「自分を好きになる方法」みたいな自己啓発本がずらりと並んでいたのを見て、「自分のことを好きじゃないの?!」と心底驚いたんですよ。
この世の全ての人が、自分好きだと思っていた。
友人から自分に自信が持てないという悩みを聞いたときに、この世はもっと繊細なものなのだと知り、のほほんと生きてきた自分が恥ずかしくなりました。
そのような経験もあり、自分が管理者になったときに、
自分は、人の痛みに寄り添うことができない人間なのだな
とちょっと落ち込みましたよ。
なぜ人の痛みに鈍感なのか?
では、私はなぜ、周囲が自然と持っている共感力がなかったのでしょうか?
これは、それまでの環境によるものかもしれませんし、自分の楽観的な性質によるものかもしれません。
ただ環境に恵まれていただけかも
大学では周囲がお嬢様ばかりだったのですが、私はそのことで嫉妬したり自己嫌悪に陥ったりすることが一切ありませんでした。
その要因は二つ。
- 友人が自分の力で獲得した経済力でないこと
- 友人が心優しい、いい子たちだったこと
私は、とにかく自分で何かを獲得したい欲の強い人間でした。
なので、今思えば、もしクラスに有能な学生起業家がいて「自分の力で資金調達した」みたいな人がいたら、嫉妬していたのかも?
また、友人たちはまっすぐで優秀で、性格の良い子達でした。
彼女たちから、学ぶ点が多かったよ。
もし、私がお嬢様たちから意地悪されたりしたら、また違った感情が芽生えたのかもしれませんね。
そう考えると、結局私はただ単に環境に恵まれていただけだったんだな、と思います。
妊活で「どうにもならないことがある」と少しは理解した
そんな私が、人の痛みに寄り添うという感覚を身につけたのは、実は妊活を経験したときでした。
不妊治療をしたことのある方なら想像いただけるかもしれませんが、思い通りに事が進まないと追い詰められますよね。
その経験を通じて、私は不妊治療中の友人が「どうして当たり前に授かっている人がいるのに、私はできないのか」と泣き崩れる気持ちが、理解できるようになりました。
自分は何もできないけれど、少しは彼女の心の痛みに寄り添うことができるようになったのです。
そうすることで、自分の人生にもほんの少しだけですが、深みが生まれた気がしました。
この話は、こちらにまとめています。
結論:他人の痛みを知る人は、深みがある
私がこの記事で何を言いたいのかというと、
嫉妬や自己嫌悪、モヤモヤがあるからこそ、人生に深みが生まれる
ということです。
負の感情をもつことは決して気持ちのよいことではないと思いますが、
他人の痛みを理解でき、他人に寄り添うことのできる
ようになるということなので、生きづらいぶん、人生に深みが生まれるのではないかな?と思います。
もし生きにくさで悩んでいる方がいたら、どうか自信をもってくださいね。
あなたの繊細さは、とても素敵な性質の一部なんですよ!
まとめ
以上、「他人の弱さに寄り添える人は、深みがある」という私の憧れについて、お伝えしました。
私の周りには繊細さんもたくさんいますが、みなさん心優しく寛大な人ばかりです。
他人にそっと寄り添える人って、素敵ですよね。
私は超絶鈍感人間ですが、今後も諦めることなく、色々な出会いを通じて少しでも深みある人間になりたいなと思っています♪
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