40代夫婦、小さな賃貸マンションが豊かだと思う理由。

ミニマルライフ

こんにちは。好きなことでゆるく働き、都心ミニマルライフを楽しむもふもふです。

私はペットシッターという職業柄、今までに富裕層といわれるお宅を200軒以上訪問してきました。

次々と現れる豪邸にさぞ憧れが募るかと思いきや、実際には「こんな暮らしがしたい」と思ったことが一度もありません。

自分でも不思議なのですが、私は今の48㎡ワンルームの我が家が最も心地よいと感じるのです。

負け惜しみじゃなくて、本気で言っているよ。

今回は、この世の相場ではなく、自分にとって適正かどうかで選ぼうという私の持論をご紹介します。

我が家は都心の48㎡ワンルーム

48平米のダイニング兼リビングです。

私たち夫婦+犬は、東京都心の小さな賃貸マンションで暮らしています。

東京で最も家賃が高いと言われているエリアのため、毎月の支払いはけっこうな額です…。

都心の家賃、おそるべし。

しかし、このおかげで夫婦ともに徒歩圏で働くことができているので、私たちにはその価値はあったと思っています。

通勤ストレスのない日々

まず、日常で電車に乗る必要がないということ。

私たちにはそれだけで、家賃+5万円の価値がありました。

さらに私の事業で節税にもなり、夫の会社から近距離手当も出るため、この住まいを選びました。

つまり、一般的な価値観からは高めの家賃なのですが、我々にはこの価値があったというわけです。

このように、

この世の相場ではなく、自分にとって適正かどうか

という視点は、私は人生の豊かさを決める上でかなり重要だと思っています。

【関連】リアルな支払い額はこちら▶︎【40代都心夫婦の生活費】毎月の家計簿公開

高級マンションを見てきて思うこと

冒頭の通り、私はペットシッターという仕事を通じ、多くの高級マンション・邸宅を見てきました。

さらに、前職を通じて、都心のマンション事情には詳しい方だと思います。

そこで私が明確に理解したことは、

高級な住まいは、自分には必要ない

ということでした。

高級マンションを欲しいと思わない理由

自分には広く美しい高級マンションは必要ない、と思う理由はこちらの4つです。

理由① 家が広いと、インテリアのセンスが必要

まず、家が広いとインテリアのセンスがかなり求められます。

70㎡の家ならば、それなりの家具を置けば整うところ、200㎡では素敵に整える難易度が数倍になると思います。

私が見てきておしゃれだなあと思ったのは、やはりアート系のお仕事をされている方のお住まい。

空間の余白を美しく使ったり、調度品の組み合わせが洗練されていたり、まるで美術館のようでした。 

これは美術館だけど、ここに家具を配置するイメージ

しかし自分にはそのセンスが全くないので、コンパクトマンションくらいが整えやすいかなと思っています。

理由② 光熱費問題

これは、昨今の光熱費高騰に直結する問題です。

もし部屋がたくさんあったり、天井が高かったりすると、庶民の私ならば光熱費に対するストレスが半端なかっただろうな、としみじみ感じます。

今はワンルーム(Studioタイプ)なので、光熱費に対する工夫といってもたかが知れています。

せいぜいバスルームのドアを閉めるくらいかな。

理由③ 移動が大変

当たり前なのですが、家が広いと移動が大変なので、いちいち億劫になります。

特に海外の方が住むような広いおうちだと、ちょっとした移動距離が長い!

たとえば、キッチンで猫ちゃんにごはんをあげて、リビングと寝室にある飲み水を替える、という作業だけでけっこう歩くし、時間もかかります。

これが、庶民の私は「この距離、自宅だったら辛い…。」となります。

一方、今の48㎡の住まいは、常に愛犬が足元にいるし、トイレもお風呂も気軽な距離。

ぐうたら人間の私には、これが最高の環境なんですよね。

できれば、ベッド上で暮らしたいくらいなので。

理由④ 家賃の価値が合わない

最後に、私が高級マンションを不要と思う最大の理由は、こちらです。

不動産価格が、自分にとっての価値に見合わないのです。

たとえば、お客さまの高級マンションが100㎡の2億7千円だったとします。

相場ではそれが適正価格(というか、東京ではもはやお手頃)なのかもしれませんが、その暮らし方を知る私にとっては、大体4000万円の価値です。

2億3千万円の価値はどこにいっちゃったの?

私が高級マンションに価値を感じない理由

私が、自分にとって価値を感じない理由は以下。

  • 自分の家と快適さはそこまで変わらない(むしろ広さが不便)
  • 日本の耐震構造はある程度のところまできたら同じレベル
  • 建具などが2億円分の高級感・耐久性があるかと言われるとそうでもない
  • コンシェルジュなどのサービスが必要ない

賃貸も同じで、「今の10倍のお金を出して、10倍いい家に暮らせるかというと、そうでもない」という感覚です。

結論:価値を決めるのはいつだって自分

この世の相場ではなく、自分にとって適正かどうか。

人生を豊かに生きる上で最も重要なことは、この点に集約されると私は思っています。

せっかくの与信があるならば、不動産を投資として見るほうが賢い選択かもしれません。

ただ私は、どんなモノやサービスにも「自分だったらいくらで買うか?」という価値基準を大切にしています。

たとえば、先ほどの2億7千万円のマンションだとしたら、私なら「4千万円なら買う」という回答になります。

このように考えてみると、実際の価値と自分の価値観に大きな乖離があったりして、自分を知ることに繋がります。

倹約・蓄財も大切ですが、自分にとってのモノやサービスの価値を知ることも、人生を豊かにするコツですよ。

まとめ

以上、「この世の相場ではなく、自分にとって適正かどうかで選ぼう。」という私の持論をご紹介しました。

結論はこちら。

どんなモノやサービスにも、「自分だったらいくらで買うか?」を考えよう。

誤解しないでいただきたいのですが、私は決して小さな住まい=豊かと紹介しているわけではありません。

私が強くお伝えしたいのは、自分の価値基準は自分にしかわからない、ということなんですね。

たとえば、私の今の高い家賃もその一つ。

今の私にはこの価値があるので、心が満たされ、他での無駄遣いがなくなり、貯蓄もできるようになりました。

そのため、自分軸で心から欲しいものだけを選択すると、資産形成でも良い結果につながるのかなと思っています。

あなたが、自分だけの軸で欲しいもの・必要なものはなんですか?

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