【成功する人・残念な人の違い】犬の散歩屋が年収1400万円になった話。

好きなことで起業する

こんにちは。好きなことでゆるく働き、都心ミニマルライフを楽しむもふもふです。

先日、「世界的に、働かない人急増中」という記事を書きましたが、こちらがけっこう好評でした。

それに関連し、今回はゆるい働き方に成功する人・残念な人の違いについて触れたいと思います。

犬の散歩で年収1400万円のニュース

先日、ニュース番組で「現在のアメリカの収入事情」を報じていました。人手不足のため、人件費やサービスの値段が2〜3倍になっているのだそうです。

NY特派員の方が現地で実際に聞いた話だと、「犬の散歩屋さんが週5のお散歩で年収1400万円」とのことでした。

犬のお散歩をするだけで1400万円とは、物価上昇のアメリカであっても十分暮らしていける収入ですよね。

皆さんはこれを「楽で高収入とは、羨ましい」と思いますか?だとしたら、それは少し危険な考え方です。

犬のお散歩屋さんとは

犬のお散歩屋さんという職業をご存じでしょうか。

たまにNYなどを舞台にした海外ドラマに登場する職業なので、ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんね。

日本では、私の職業のペットシッターに近い存在ですが、「犬の散歩」に特化しているという点で少し異なります。

具体的には、一軒ずつ回って犬をピックアップしていき、一度に10頭くらいのリードを持ってお散歩するお仕事です。もちろん帰りはまた一軒ずつ寄って、犬を安全に送り届けます。

実は、私も一度、あの方式を日本でもやってみようと思ったことがあります。

東京都心での事業化を検討

アメリカのNYは、日本でいうならば東京都心

都心には高年収かつ忙しく働く動物好きの方が多かったので、私はNYと同じくお散歩屋のニーズがあると思ったんですよね。

そのため、NY出身の友人にお散歩屋さんの業態を詳しくヒアリングしたことがありますし、自分でも想定ルートを実際に犬連れでシミュレーションしたこともあります。

実際に何人かのお客様からは「そういうサービスがあるなら是非お願いしたい」と依頼されていました。

ただし、検討はしたものの、私の判断で実際に事業化するのはやめました

事業化が難しかった理由

私がやめた理由は、主に以下2点です。

  1. 日本の都心は道が狭い
  2. 動物に非寛容な人が多い

まず、NYと東京都心の圧倒的な違いは、道の広さでした。

日本は、とにかく道が狭いのです。再開発されたエリアは整備されていて道も広めではありますが、それでもやはり車道と歩道の幅は狭い場所が多いと思いました。

そして動物に寛容な方が多いかというと、まだそれほどでもない。

その中をたくさんの犬連れで歩くとなると、ただでさえ技術が必要な多頭散歩なのに、事故などのリスクが高まります。

さらに、道をふさぐことになるので、動物嫌いの方のヘイトの対象となる可能性があると思いました。

市場ニーズには合致していたものの、動物が危険にさらされる可能性がある以上、事業化することはできませんでした。

事業で成功する人・しない人の違い

この話のように、私は検討をした後にリスクが潰せないと判断して事業化を断念したことが、本当に多いです。

皆さんは、この労力を無駄だと思いますか?

しかし私の前職では、企画が成功するまでには、この数十倍の検討が必要でした。

新企画では、たくさんの検討の後に、いくつかが企画化され、さらにその内のいくつかが成功します。

私は前職でのこの経験が、自分の検討を重ねる脳を鍛えてくれたと思っています。

そして、残念な人と話していると、まさにこの点の経験や思考が薄いと感じます。

残念な人の特徴

私の周りでも、他人や同業者がうまくいったことだけに焦点を当てて、「商売が当たっていいなあ」と羨ましがる残念な人はけっこう多いです。

私がいう残念な人とは、具体的には以下のような人です。

  • トライアンドエラーを嫌う人
  • 最短ルートを目指す人
  • 無駄な労力を嫌う人

成功の周りにある労力が見えない人は、何か新しいことをしようと思っても、検討する脳が鍛えられていないために、なかなかうまくいかないんですよね。

残念な人にならないために

NYのお散歩屋さんは、今でこそ年収1400万円のお仕事かもしれませんが、その事実を「犬の散歩するだけで高収入だなんて、楽でいいな。」で思考停止してはいけません。

私は、NYのお散歩屋さんを最初に始め、現在まで定着させた人を尊敬しています。

なぜなら、彼らは「高収入、犬好き、でも忙しくて散歩の時間が取れない」というニーズにあった職業を作り出し定着させたからです。

残念な人にならないために必要なことは、こういうニーズに敏感でいること。そして、新しい価値を提供しようと検討を重ねる力です。

私はこの思考と検討を重ねる力こそが、いつの時代も生き抜ける力なのではないかなと思っています。

まとめ

以上、私が思う、ゆるく働くことに成功する人と残念な人の違いでした。

成功する人の目線は、事業だけでなく、その人の人生でも同じことです。

誰かの成功に焦点をあてて羨ましがるより、その裏の失敗や労力を読み取れる人間になりましょう。

そして、成功する人をどんどん真似して行動してみましょう!それでは♪

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