下落相場と向き合うコツって?散歩ができるなら、あなたは長期投資に向いている。

資産形成

こんにちは。好きなことでゆるく働き、都心ミニマルライフを楽しむもふもふです。

2022年2月以降、株式市場の下落が厳しくなってきましたね。8年という短い間ですが市場を見ていて、思ったことがあります。

それは、専門家でも未来は予測できないということです。

ウクライナ侵攻がはじまる予想って、ごく少数だったような?

株式市場と長期で付き合っていくということは、このような誰も予想できない未来と付き合っていくことでもあります。

私も投資8年目とまだまだひよっこなのですが、今回はこのような下げ相場で私が軸にしている考え方をご紹介します。

投資初心者の方も、このような相場で気持ちの折れない心の持ち方が身に付くと思いますよ。ぜひ読んでみてください。

母はFXトレーダー

実は私の母は、十数年間、長くゆるくFXのトレーダーをしています。

FXの世界では「大きく勝つことよりも長く続け退場しない」ということが一つの偉業だと言われてますが、母はもう75歳をすぎているのに今でも複数のモニターでチャート監視しています。母はFXに向いているのだと思います。

母がFXをはじめたきっかけ

母がFXを始めたきっかけは、ハワイ旅行で出会った日本人の方から「FXで財を成した」と聞いたことでした。

今思うと60歳近くの専業主婦がそれを真似してみようと思ったのがすごいのですが、そこから独学で勉強したらしく現在に至ります。

よく「シニア世代は投資はせず、債券や現金で資産を持ちましょう」という話を聞きますが、母はそんなセオリーは全無視でFXを続けています。

そして、母のお金は母のものなので、家族に公表することはありません。私も母がどれだけの資産を持っているのかも知りません。

でもそれでよいのだと思います。お金は人生を楽しむための、ただのツールです。

私はだめトレーダーだった

私も母の真似をして最初にFXのデイトレをやってみたのですが、同じ家族なのに、これが全く向いていなかったです。

特にFXは自分の欲望との戦い。たとえば母ならもう少し様子見するだろうなというところを、私は我慢できずにインして失敗しました。たとえば母ならば損切りするところを、私は見送ってしまい失敗しました。

そしてもし私が何から何まで母の真似をしても、これもきっとうまくいきません。母の思惑が外れた時も、母のせいにはできないからです。投資はどこまでいっても自己責任。結局投資というものは自分で身銭を切って、自分の手法で経験を積むしかないのです。

そんなわけで、私もチャートを分析したり、政治の勉強をしたりしましたが、素人主婦には未来の値動きなんて結局わかりませんでした。

むしろ今でも母が謎だよ。

行き着いたのはお金に依存しない考え方

結局、数字に弱くトレードのセンスもない私に残った方法は、長期投資だけでした。

そこで、改めて何のために蓄財しようとしているのかをよく考えました。

考えてみると、私は家も車も子どもも特に欲しくないので、今後必要になるのは病気、老後、そして大好き動物とずっと暮らすためのお金でした。

そう思ったら大きなリスクをとる必要もないし、市場から退場さえしなければ良いだけです。そう考えると、短中期の株式市場に依存する必要はありませんでした

お散歩をしている時が幸せ

もうひとつ、私が株式市場に依存する必要のないと思うエピソードがあります。

私たち夫婦はお互いが貧乏学生だったころから、お散が大好きでした。

お金はないけれど時間はある、そんなふたりには吉祥寺の井の頭公園をぐるぐる歩いているだけで楽しかったです。私が社畜時代に突入し、一度そんな時期は途切れたのですが、好きなことでゆるく働くようになってからはまた時間ができました。

また、現在一緒に暮らすもふもふさんは、元保護犬で極度の怖がりです。彼女は私たちふたりが一緒でないと怖くてお散歩に行けません。そのため、毎朝ふたりと1匹でのんびりお散歩するのが日課になっています。

健康な体とお散歩できる時間があればいい

私にはその時間がとても幸せに感じます。もふもふさんが嬉しそうにしっぽをふりふりしながら歩き、その後ろを「今日のごはんどうする?」なんて話しながら、ふたりでのんびり歩きます。

考えてみれば、私たちは昔からお散歩するだけでとても幸福だったのでした。お金はそれ以上の幸せを叶えるただのツールであって、もしそのお金がなかったとしても、私には幸せなものが身の回りにあります

今では「お金がたとえぜんぶ溶けても、健康な体があって夫と散歩ができれば人生は十分だ」と思っています。

下落相場で考えるべきこと

私が母や自分のエピソードを通じてここでお伝えしたいことは、以下の2つです。

  • 自分の身銭を切ったことでしか、経験は蓄積されない
  • 自分がすでに持っている幸せに目を向ける

これは「下落相場でこそ身につけられること」だと思っています。

今のハラハラした気持ちや、リスクをとりすぎて失敗したという気持ち、誰かの意見を丸呑みして後悔、といったような経験は全て、あなたが身銭を切った、あなただけの経験です。それは今後の大きな蓄積になるので、これらは必要なことだったと自信をもって覚えておきましょう。

さらに、生活防衛資金があるならば、下落相場に振り回され市場から退場することだけは避けたいところです。そのためには、お金以外で自分がすでに持っている幸せに目を向けましょう

何もなければスマホを家に置いて散歩しよう!

たとえ市場のお金が溶けても、自分だけの幸せがあるなら大丈夫。さらにいえば、生きているなら、それだけで良いのです。

まとめ

暴落だけでなく、たとえば災害や戦争が起きても、最低限の食べ物と散歩できる自由があるならば、私の場合はなんとか生きていけます。

楽観的かもしれませんが、こう考えると相場やお金との距離感が適度になるので、これが私の相場と長く付き合う術なのでしょう。

自分だけの幸福を知っている人には、お金に振り回されずに生き抜く力が生まれます。

下落相場で自分の資産の減りが気になって何度も証券会社アプリを開いてしまう方がいたら、きっと今が相場と長くつきあう術を身につけるチャンスだと思いますよ。

自分と向き合いつつ、一緒にゆるくがんばろうね。

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