【2024年、法人化するのか?】小規模フリーランスがメリットを考えてみた。

好きなことでゆるく働く

こんにちは。好きなことでゆるく働き、都心ミニマルライフを楽しむもふもふです。

現在、私は個人で都心のペットシッターとして活動しています。

過去の記事でも書いているのですが、既存クライアントから

  • どうしても追加で依頼できないか
  • 別日でなんとか来れる日はないか

というご相談が、ここ数年頻発するようになりました。

もちろんゆるく働きたい私は、心苦しくとも全てお断りさせてもらっています。

ただ、この状況が長らく続いているため、お客様には心から申し訳なく思っているのも事実。

断り続けるというのも、心苦しいものだよ。

そこで「会社として運営すべき時期に来ているのかな。」と思い、改めてメリットとデメリットを洗い出してみることにしました。

今回は、「2024年、法人化するのか?そのメリットは?」についてお伝えします。

先に結論をお伝えしておくと、「会社化はしない」となりましたよ。

自分は、今の事業ニーズに柔軟に対応しているか?

私は、好きなことでゆるく働くという自分の軸を第一に考える一方で、

市場に柔軟に対応する

ということも重要視しています。

というのも、私は良い波がくるたび、柔軟にその波に乗ったことで、理想の暮らしを叶えているからです。

こういう時に大切なのは、凝り固まった思考ロックをいったん外して「本当に今のままでいいの?」と考えてみること。

思考ロックをいったん外してみる

思考ロックとはなんぞや?という方は、過去の記事にまとめたので見てみてください。

私の場合でいくと、今回は「個人事業だから気楽に自由に働ける」という思考について、

それ本当会社化したら、自由な働き方は無理になるの?

と考えてみました。

そこで、今の自分が法人化するメリット・デメリットを改めてまとめました。

法人化するメリット

  • 全てのお客さまの要望に応えられる
  • 収益1500-2000万円規模は確実
  • 病気・事故へのリスクヘッジができる
  • 長期休みがとりやすくなる
  • 後任を育てられる

法人化のメリットは、ズバリ経営規模を大きくできることです。

10年この市場を見てきた個人的な感覚だと、もし私+スタッフ2名で回せたら、ほぼ確実に1500-2000万円規模の事業には育つだろうなと思います。

都心富裕層界隈では、信頼できるペットシッターの争奪戦だからね。

ペットシッターはペットホテル業と違って、3名程度のチームならば事業固定費がほぼかからないのもポイント。

つまり、今の好調市場の恩恵を全て取りに行く覚悟を決めるなら、知見も信頼もある自分が経営側にまわる道が、最善なのです。

代理スタッフがいる安心感も、今後は大きい

また、基本的にチームワークとなるため、代理スタッフがいるという付加価値もつきます。

私は年々体力が低下しているため、このまま健康に働けるかという不安は常にあります。

その点、何人かで回せるなら長期休暇をとりやすくなるし、万が一誰かが怪我や病気をしても穴埋め可能という安心感があります。

何より重要なのは、お客さまのご要望に応えられる幅が広がる、ということ。

法人化するデメリット

では、デメリットはどうでしょう?

  • 人材コストの管理が必要になる
  • 動物と触れ合う現場時間が少なくなる
  • トラブル処理が増える
  • 人材の教育業務が発生する
  • ディレクション業務が発生する
  • 責任範囲の整理が面倒

法人化する一番のデメリットは、責任範囲の棲み分け整理でした。

書き出してみて初めて気づいた。

人材育成・固定費の問題はクリアできそうだけど

昔と違って、今は信念ある素敵な新人シッターさんも多く出てきているので、最初の人員選定さえうまくいけば、私としては育成には苦労しない気がします。

さらに業務委託という形式をとれば、給与固定費の重さもなくなります。(最近はこういう会社が増えていますね。)

ただ、この働き方を想定した時に、私の責任範囲が大きくなる、というのが最大のデメリットとなりました。

チーム運営での責任は重い

たとえば、チームで働く時に、スタッフ同士で動物に関する共有が漏れていたり、申し送りがなかったりすると、お客様としては不安に思われますよね。

さらに、スタッフがミスやトラブルを起こした時、業務委託という形式をとっているとはいえ、やはり矢面に立って対応するのは、経営責任者となります。

書面で責任の棲み分けを明文化したところで、結局信頼で成り立っているサービスでは、何かあった時にトップ不在というわけにはいきません。

私の経験則として、このへんでものすごく細かいディレクションが必要になり、何かあった時は責任の所在がなし崩し的に曖昧になるだろうな、と思っています。

結論、会社運営はしない

結局のところ、このデメリットを受け入れても「やりたい」と思えるかどうか?ですね。

私の場合は、シンプルに

会社化は、絶対にいやだ

となりました。

つらつら書いたけど、結局同じ結論だった。

「できる」と「やりたい」は、違う

「できるところまでやってみたら?」みたいな意見もあると思うのですが、この手の挑戦は、私は過去にやりきったと思っています。

  • 8000万円までの売上なら、安定的に動かせる
  • 人員15名までなら、安定的にチーム運営ができる

実際に今自分が経営者になったとしても、会社員時代に積み上げた経験値のおかげで、正直勝ち筋が見えます。

ただし!これはもう何度も言っていますが、

得意なことと、好きなことは、違うんですよ

自分の絶対幸福軸だと、今の働き方がベスト

私の場合は、「まわりに経営者としてみられたい」みたいな野心も、20代の頃はあった気もしますが、今となっては皆無です。

そのため、私がとにかく叶えたいのは、やはり今の、

好きなことでゆるく働く暮らし

なんですよね。(しつこくてすいません。)

これは誰とも比べられない、私だけが幸せを感じる絶対軸だと思います。

というわけで、2024年も小さく働く個人事業主として、自分のできる範囲を誠実にやっていきたいと思います♪

まとめ

以上、「2024年、法人化するのか?そのメリットは?」についてお伝えしました。

やっぱりこういうことは、一度まっさらになって書き出してみるというのが大事ですね。

結果的には同じ結論でしたが、いくつか思考が凝り固まっていたなと感じることもありました。

あなたの叶えたい暮らし・叶えたい働き方はどういうものですか?

実現可能性は置いておいて、色々な視点で、柔軟に考えてみてくださいね。それでは♪

【関連】よろしければこちらもどうぞ。

タイトルとURLをコピーしました