こんにちは。好きなことでゆるく働き、都心ミニマルライフを楽しむもふもふです。
皆さんは夫婦別姓をどう思いますか?
私は大賛成派です。というか、なぜこの制度がこんなに進まないのか、本当に不思議でなりません。
今回は個人事業主として夫婦別姓について思うことを綴ります。
結婚は30代半ば
私が結婚したのは、自分が社畜、夫が無職だった頃です。
結婚した理由は、夫の人生をかけた資格試験で不合格だったため、私がもう1年「彼を養う」覚悟をするために籍を入れたというものです。
彼は長男だったため、特に話し合いをすることもなく、私が当たり前に姓を変えました。
その時は深く考えていなかったのですが、「私だけなぜこんな思いを?」と不満に感じることが3つありました。
夫婦別姓を不満に思う点3つ
不満その① 会社での姓変更が面倒
さて、私は会社では結婚前の姓を名乗っていました。
なぜかというと「新姓で仕事をする同僚」と接する中で、多少煩わしさを感じたことがあったからです。
苗字が2回変わった同僚
彼女は新姓になったものの、離婚し、さらに再婚したので、苗字が2回変わりました。この度に周囲に姓を訂正してまわっていたので、周囲も何かと気を遣っていたような印象です。
特に離婚後は彼女を呼ぶ時に失礼があってはいけないと思ったようで、周囲は「ゆみこさん(仮名)」などと下の名前で呼ぶことにしたり、なんだか大変そうでした。
その光景を見て「私は結婚しても、今の姓のままで働こう」と強く思いました。
離婚を公表したくない人も多い
そもそもいつ離婚するかもわからないこの世の中で、姓をいちいち変えたくない人もいます(私もそのひとりです)。結婚・離婚を公表したくない人だって中にはいますよね。
もうこの時点で「夫婦別姓」を選択できるようにするべきだと思います。
不満その② 書き換え手続きが鬼面倒
姓を変えて驚いたのは、その手続の大変さ!
戸籍、住民票、運転免許証、保険証、銀行、証券会社、クレジットカード・・・
全てにおいてそれぞれに手続きが必要で、さらにほとんど本人でなくては受理されないという始末。
私は当時社畜だったため何より睡眠時間を確保したかったのですが、警察署に行ったり役所で待たされたりという時間が本当に苦痛でした。
全ての作業は平日のメイン時間に動く必要がありましたし、一気に申請できるものでもないので、全てを書き換えるのに1ヶ月近くかかったと思います。
この大変さは、姓を変えた人のみが負担します。そして万が一離婚したら、また同じ作業が必要です。
もし最初から別姓を選択できれば、こんな負担はなかったのに。とこの時に強く思いました。
せめてマイナンバーカードだけで、全ての手続きが終わればいいのにね。
不満その③ 個人事業での姓の説明が面倒
そして、私はこのことで決定的に「夫婦別姓制度は必要」と思いました。
私は自分の事業を立ち上げる際に、前職同様に前の姓を名乗っていました。前職での繋がりでお客さまからのご紹介があったたため、新姓だとお相手を混乱させると思ったからです。
ただ、書類上は新姓でのやりとり。資格取得者名も、ペットシッター協会の身分証も新姓です。
さらには、私は個人事業主のため、お客様がお支払い時に使用する振込先口座にも屋号の下に新姓が記載されています。
これが本当にややこしい!身分証や振込先の名前が、私と同一人物であることを毎回説明しなければなりません。そうしないと信用問題につながるからです。
たいていは「結婚して姓が変わりまして」というと、お客様も「ああはいはい」という感じなのですが、でもやっぱり説明は面倒です。
特にペットシッターという職業は身分がはっきりしていないと怖いと思うので、お客様との信頼関係を構築する前に無駄な労力を使いたくないというのが正直な感想です。
結論:早く夫婦別姓を選択できる時代になってほしい
男女雇用機会均等法ができた瞬間に、夫婦別姓選択制もできてほしかったです。
私にはそのくらい、別姓で仕事ができないことはデメリットだらけでした。
まとめ
特に自分で事業を始める人間にとって、名前が変わるのはかなりの負担。女性が家庭に入る時代はとうに終わったので、この声が早く届いてほしいなと思います。
そしてこれからご結婚される方は、姓を変えるという作業負担のある方には労いの言葉をかけてあげてほしいなと思います。
以上、私が夫婦別姓に関して思っていることでした♪
姓を変えるのは大変!労ってー。
【関連】個人事業って信頼関係が何より大事!という話。