未経験で事業を立ち上げた主婦が見た、個人事業に向いていない人特徴5選。

ペットシッター

こんにちは。好きなことでゆるく働き、都心ミニマルライフを楽しむもふもふです。

私は30代で動物関連の小規模事業を立ち上げ、10年近く個人事業主として活動しています。

会社員だった頃と比べると、いや、比べなくても、毎日が平和でノーストレスで、なんて幸せなんだ・・と思う瞬間が多いです。

事業を立ち上げた時の経緯はこちら↓

ただ、私のように「動物の仕事が未経験でできるなんて!」と一緒に修行をした方たちの9割がいなくなるのも現実。

きっと想像していた働き方と違ったんだね。

そのようなアンマッチを生み出さないよう「個人事業に向いていない人」についても記しておこうと思います。

これを読むことで、自分が個人事業に向いているかがわかると思います。

個人事業に向いていない人の特徴5つ

私が10年近く個人事業をし、同業者や競合を見てきて思う、個人事業に向いていない方の特徴は5つです。

  • 特徴① 資金繰りの全責任がのしかかることに耐えられない
  • 特徴② モンスターカスタマーに自分で対処できない
  • 特徴③ 土日祝日は休みたい
  • 特徴④ 勤務形態に耐えられない
  • 特徴⑤ 誰も見ていないところで手を抜いてしまう

それぞれ見ていきましょう。

特徴① 資金繰りの全責任がのしかかることに耐えられない

私は事業を立ち上げる際に「経理や簿記の業務をしたことがない」というのが大きな弱点でした。

数字にも弱く、起業のための資金なども用意していなかったのです。

事務所を借りないなど固定費を下げ、なんとか事業化することができましたが、何も知識ないなか失敗しなかったのは、ただ運が良かっただけなのだと思います。

資金繰りについては

  • 数字に強いか
  • 事前に固定費削減の工夫ができるか
  • 簿記などの勉強をしているか

など、何らかの資質や対策がないと難しいかもしれません。

私も今より少しでも事業規模を広げる場合は、その前に必ず簿記の資格を取っておく予定です。

特徴② モンスターカスタマーに自分で対処できない

私はもともと営業だったので、モンスターカスタマーの対応には慣れている方だと思います。

それでも数年に1度、そういうお客様にあたった時の疲弊感は半端ないです。

なぜなら、今の時代は何かがあればSNSで拡散されるプレッシャーがありますし、何より会社と違って「誰にも対応を代わってもらえない」という苦しさがあるからです。

理不尽なクレームに巻き込まれた話

土日の副業としてアルバイトとして活動していた時のことです。

お客様が警察に、盗難被害に遭ったと相談されたことがありました。どうやらアルバイトの私が犯人だと思われているようでした。

お客様の留守中にお部屋に入る職業なので、最初に疑われる人物としては当然なのかもしれません。

でも警察で指紋を取られた時、「あんなに心をこめてお仕事をしていたのになあ」ととても悲しい気持ちになりました。

もちろん窃盗などありえませんし、当時属していた会社では貴重品管理について責任を負えない旨お客様と契約をしっかり交わしていたので、その後何事もなく終了しました。

ただ、警察に対応した時間への補償もないので、時間と労力を大きく奪われることとなりました。

その経験から学んだこと

この経験を通じ、今後ひとりで事業をするということは、こういった徒労も受け入れねばならないのだなと強く思ったのを覚えています。

会社員の時と違ってトラブルの対応をするだけでなく、その収束までを自分ひとりで管理しなければならないのです。

幸い独立してからはこのような事故に巻き込まれたことはないのですが、やはり「モンスターカスタマーかもしれない」と直感するような新規の問い合わせはいくつかあります。

その場合は大変申し訳ないと思いつつも、予約の都合ということで丁重にお断りすることにしています。

そういった事故に巻き込まれないためのリスク管理も、個人が事業をする上で命綱になると思います。

同業者で「好きな仕事で働けると思ったら、トラブル処理で心折れた」という話をよく聞くので、これはあるある話なのかもしれません。

特徴③ 土日祝日は休みたい

もし企業からの業務委託だったり、私のように世の休日に働く仕事だったりすると、土日祝日にも仕事が入るので、家族や恋人と休みが合わないというストレスがあるかもしれません。

特に元会社員・公務員の方や、主婦やママの副業として始められた方は、「思っていた働き方と違う」ということで辞める方が本当に多かったです。

やはり世の中に合わせた休みがほしい、家族の休みに合わせたい、という方は、この休日問題でアンマッチが起こりやすいようでした。

特徴④ 勤務形態に耐えられない

これは業種にもよると思いますが、私の職種の場合は仕事の依頼が朝と夜に固まりがちです。

そのため、自分の都合で「今日の仕事は終わり」と決めることができません

これは業務委託などでクライアントと協働する方にも当てはまることかもしれません。

締め切りがあったり、誰かと一緒に働く場合も、働く時間帯を個人の思い通りに調整できるわけではありません。

私の場合は「忙しい時は昼間に仮眠をとり、夜にまだ出かける」という働き方は、ストレスではありませんでした。

しかし、「夜19時以降は家にいたい」など他に優先順位の高い生活スタイルがあったり、子育てなどご家族との兼ね合いがある場合は、このような職種は難しいかなと思います。

私はもし苦手な仕事でこのような勤務形態だと辛かったと思いますが、今はとにかく好きな仕事かつ、忙しいわけでもないので全く苦ではありません。

特徴⑤ 誰も見ていないところで手を抜いてしまう

私が一番重要視するのがこちらです。スタッフを採用する際には最も見る点だと思います。

他人と自分を比較しがちな人は、個人事業は向いていません。

自分の軸がしっかりしていないと、誰も見ていない場所で仕事に手を抜いてしまうからです。

そんなの当たり前と思っていても、私が見ている限り慣れてくると手を抜く人は本当にとても多いです。

会社に守られている状態であれば、それでも仕事はまわります。

ただし、個人になった瞬間にそれが致命傷になります。

なぜなら個人事業とは、誰も見ていない場所で、ひとりに任される仕事だからです。

個人事業は、自分自身が幸せでないといけない

断言しますが、個人で事業をする人は、基本的に自分自身が幸せでなければなりません。

たとえば、私が疑われた窃盗犯罪(してませんよ!)などは、多分その人自身が幸せでないことがきっかけになるのでは、と想像しています。

  • アンフェアだと思う気持ち
  • 誰も見ていない環境

が揃ってしまった時に、魔が差すのだと思います。

誰も見ていない環境でひとりで働くためには自分自身の毎日が幸せであること。

仕事に手を抜かず、報酬という対価をきちんといただくこと。

これは個人で事業をするためには、最も重要な資質だと思います。

まとめ

以上、「個人事業に向いていない人の特徴5つ」でした。

  • 特徴① 資金繰りの全責任がのしかかることに耐えられない
  • 特徴② モンスターカスタマーに自分で対処できない
  • 特徴③ 土日祝日は休みたい
  • 特徴④ 勤務形態に耐えられない
  • 特徴⑤ 誰も見ていないところで手を抜いてしまう

ここまで見て、自分は個人事業に向いていると思いましたか?

大変そうだから辞めておこうと思う方も、大丈夫そうと思う方もいらっしゃると思います。

もし、やりたいけれど自信がない、と思う方も大丈夫。

その場合は、小さく副業から初めて少しずつ学んでいけばいいですし、途中でどうしても向いていないと思ったら辞めればいいのです。

もしやってみたいことがあれば、これらの特徴5つに注意してがんばってください。応援しています!

やりたいと思ったら、副業で小さく始めてみたら良いと思うよ!

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